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ゴールテープ

 国立競技場がいよいよ改築ということで、さよならイベントみたいなものが数々行われている。
国立競技場といえば、何と言っても1964年の東京五輪のメインスタジアム、という印象が私には強いのだけれども、そこは人それぞれだろう。
 中学校の頃、わざわざ相模原(私の出身地)から国立競技場まで、陸上の日本選手権を見に行ったことを覚えている。広大な競技場と観客数に本当に驚いた。
 トラックも土のアンツーカーから全天候型に変わり、計測もストップウォッチから電子計時に変わった。
 そういえば、ストップウォッチの時代には、まだ100mなどでも白くて細いゴールテープが張られていて、それをトップで切る、というのが一種の格好良さだった。
 スポーツ選手の美学も、時代と共に変わるのだ。しかし昔の美学もなかなかいいものだった。
 新しい競技場で、こんどはどんな美学が生まれるのだろうか。
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