一関市花泉町、なだらかな丘陵上の集落道を歩いていくと、耕作放棄地や道路法面などに
鮮やかに紅葉した低木が散生しています。耕作放棄地の草をかき分けて歩み寄ると、ヤマ
ウルシかヌルデの木のように見えます。複葉先端側の葉軸を見ると、軸の両側に翼があり
ますからヌルデでしょうね。紅葉する時季が早く、持ちも良いので紅葉を長く楽しめるの
ですが、樹形が整わず、人によってはウルシと同様にかぶれますから、庭などに植栽され
ることはありません。
耕作放棄地や道路法面に逸早く進出する樹木ですから、先駆樹種(パイオニアプランツ)に
分類されるでしょう。先駆樹種とは山野の裸地に逸早く侵入定着する樹木で、日当たりを
好んで成長が早く、貧栄養な土壌でも生育できるものが多いですね。
三枚とも2023.11.9撮影
ヌルデは2018年の9月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/7cb0e407d5c57a9ca11cc73b620b0499
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