一関市藤沢町黄海地区の南部、川沿いの林道を行くと地形が開け、10枚ほどの耕作放棄田
が続いていて、そのいずれも丈のある枯れ草に覆われています。
さらに上っていくと川の両岸から山が迫り、険しい峡谷沿いの道になります。
これをしばらく辿ると、右手から深い谷が合わさるので寄り道してみました。
谷は深いV字に侵食されているものの、谷底の沢には全く水が流れていません。
沢を数十メートル上がって行くと、左手に岩壁が連なっていて、その一部に小さなヒモ状の
ものが多数ぶら下がっています。たぶん・・ビロードシダでしょうね。
二枚とも2018.12.21撮影
岩壁直下まで登って確認すると、寒さと乾燥で縮んでしまったのか、細いビロードシダが多数
着生しています。中には緑色を残しているものもありますが、多くは半ば干物状態。
春になって一雨降れば、また元の状態に戻るのでしょう。
そういえば、ビロードシダは石灰岩を好む植物だったはず。この岩壁も石灰岩かも知れないと
改めて見直すと、やはり石灰岩からなる岩壁のようで、色や風化の様が石灰岩特有のものです。
周辺を探すと、同様に石灰岩を好むツルデンダも見つかりました。
沢に水が流れていないのも、石灰岩地帯なら納得できます。
雨水や沢水に含まれる炭酸によって石灰岩が溶食され、どこかに割目とか洞窟ができ、そこに
沢水が流れ込むため、地表の沢に水が流れなくなったものと推測されます。
二枚とも2018.12.21撮影
ビロードシダは2015年の12月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ビロードシダ 岩壁の希少種
が続いていて、そのいずれも丈のある枯れ草に覆われています。
さらに上っていくと川の両岸から山が迫り、険しい峡谷沿いの道になります。
これをしばらく辿ると、右手から深い谷が合わさるので寄り道してみました。
谷は深いV字に侵食されているものの、谷底の沢には全く水が流れていません。
沢を数十メートル上がって行くと、左手に岩壁が連なっていて、その一部に小さなヒモ状の
ものが多数ぶら下がっています。たぶん・・ビロードシダでしょうね。
二枚とも2018.12.21撮影
岩壁直下まで登って確認すると、寒さと乾燥で縮んでしまったのか、細いビロードシダが多数
着生しています。中には緑色を残しているものもありますが、多くは半ば干物状態。
春になって一雨降れば、また元の状態に戻るのでしょう。
そういえば、ビロードシダは石灰岩を好む植物だったはず。この岩壁も石灰岩かも知れないと
改めて見直すと、やはり石灰岩からなる岩壁のようで、色や風化の様が石灰岩特有のものです。
周辺を探すと、同様に石灰岩を好むツルデンダも見つかりました。
沢に水が流れていないのも、石灰岩地帯なら納得できます。
雨水や沢水に含まれる炭酸によって石灰岩が溶食され、どこかに割目とか洞窟ができ、そこに
沢水が流れ込むため、地表の沢に水が流れなくなったものと推測されます。
二枚とも2018.12.21撮影
ビロードシダは2015年の12月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ビロードシダ 岩壁の希少種
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