寒さで雪が解けないので、しばらく山へ行っていません。
仕方ないので、散歩の途中で見かけた、常緑樹を取り上げようと思います。
町の東南部、ある民家の側庭に以前から気になる常緑樹があって、冬のうちから花芽を付け
ているのですが、何の木か調べずに放置していました。ちょうど良い機会ですから、葉や
花芽を撮影し、樹種を特定したいと思います。
以前スポーツ番組で見た、勝者が頭に載せる月桂冠の葉に似ているような気がするので、先ず
はこれとの比較ですね。
二枚とも2018.12.31撮影
帰宅後にグーグルで「ゲッケイジュ 常緑」と検索すると、たくさんの記事がヒットしました。
掲載されている写真と見比べると、ゲッケイジュで間違いないようです。
黄色い花が咲くようで、クスノキ科のシロダモの花に似ています。
漢字表記すると「月桂樹」で、料理のスパイスとしてよく登場するローリエのことなんですね。
ただ料理で使う場合は、生葉だと苦味が強く香りが弱いため、乾燥させたものを使うそうです。
2018.12.31撮影
〈ガーデニングの図鑑 ゲッケイジュの育て方より〉
クスノキ科ゲッケイジュ属の常緑広葉樹で、樹高15mほどの高木。雌雄別株。
原産地はヨーロッパの地中海沿岸で、我国へは明治39年にフランスから渡来した。
古代ギリシャでは競技の勝者に月桂樹の葉で作った冠(月桂冠)を贈る習慣があった。
これが今日まで伝わり、現代でも月桂樹は勝利、栄誉を示す記念樹となっている。
樹皮は灰色で皮目が多い。新枝は緑色で、紫褐色を帯びる。
葉は互生。葉身は長楕円形〜狭楕円形で長さ7〜9cm、先端は尖り、基部はくさび形。
かたい革質で、ふちは波打つ。葉柄は1cm以下で、赤褐色を帯びる。
花期は4月、葉腋に淡黄色の小さな花が集まって咲く。花被片は4個、雄花は長さ3.5mmほ
どの楕円形、雌花はこれよりやや小さい。雄花の雄しべは8〜12個。雌花には雌しべ1個と
仮雄しべが4個ある。雄花の内側の雄しべと雌花の仮雄しべの内側に黄色の腺体が付く。
果実は楕円形の液果で長さ10mmほど。暗紫色に熟し、大きな種子が1個だけ入っている。
仕方ないので、散歩の途中で見かけた、常緑樹を取り上げようと思います。
町の東南部、ある民家の側庭に以前から気になる常緑樹があって、冬のうちから花芽を付け
ているのですが、何の木か調べずに放置していました。ちょうど良い機会ですから、葉や
花芽を撮影し、樹種を特定したいと思います。
以前スポーツ番組で見た、勝者が頭に載せる月桂冠の葉に似ているような気がするので、先ず
はこれとの比較ですね。
二枚とも2018.12.31撮影
帰宅後にグーグルで「ゲッケイジュ 常緑」と検索すると、たくさんの記事がヒットしました。
掲載されている写真と見比べると、ゲッケイジュで間違いないようです。
黄色い花が咲くようで、クスノキ科のシロダモの花に似ています。
漢字表記すると「月桂樹」で、料理のスパイスとしてよく登場するローリエのことなんですね。
ただ料理で使う場合は、生葉だと苦味が強く香りが弱いため、乾燥させたものを使うそうです。
2018.12.31撮影
〈ガーデニングの図鑑 ゲッケイジュの育て方より〉
クスノキ科ゲッケイジュ属の常緑広葉樹で、樹高15mほどの高木。雌雄別株。
原産地はヨーロッパの地中海沿岸で、我国へは明治39年にフランスから渡来した。
古代ギリシャでは競技の勝者に月桂樹の葉で作った冠(月桂冠)を贈る習慣があった。
これが今日まで伝わり、現代でも月桂樹は勝利、栄誉を示す記念樹となっている。
樹皮は灰色で皮目が多い。新枝は緑色で、紫褐色を帯びる。
葉は互生。葉身は長楕円形〜狭楕円形で長さ7〜9cm、先端は尖り、基部はくさび形。
かたい革質で、ふちは波打つ。葉柄は1cm以下で、赤褐色を帯びる。
花期は4月、葉腋に淡黄色の小さな花が集まって咲く。花被片は4個、雄花は長さ3.5mmほ
どの楕円形、雌花はこれよりやや小さい。雄花の雄しべは8〜12個。雌花には雌しべ1個と
仮雄しべが4個ある。雄花の内側の雄しべと雌花の仮雄しべの内側に黄色の腺体が付く。
果実は楕円形の液果で長さ10mmほど。暗紫色に熟し、大きな種子が1個だけ入っている。
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