里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

シンジュ 登米の水路沿い

2017-03-26 | 日記

1ヶ月前、登米市登米町の県道を走行していると、西針田の水路沿いの大木に、
鮮やかな黄緑色の花がたくさん咲いていました。
その時は先を急いでいたので、葉の形状だけ観察・・・サワグルミに似ています。
後日、樹木図鑑をめくって「サワグルミに似た葉」を調べ、シンジュに行き着いた次第。
シンジュを漢字表記すると「神樹」ですから、大層偉そうな名前の木なんですね。

この日、1ヶ月前と同じ道を走っていると、まだ黄緑色の花が咲いています。
1ヶ月も咲き続けているはずがないので、車を止めて確認することにしました。
近くでよく見ると、花ではなく既に実になっているようです。


                                 2015.7.20撮影

今月に入ってから、水路や川沿いの道を走行する際は、シンジュの実が付いていないか、
運転しながら探すのが習慣になってしまいました。
運転中のよそ見は危ないので、チラッ、チラッとしか見られませんが、何箇所かで
見つけることができました。
登米町日根牛地区の北上河畔には10本近く自生しています。
他には東和町米谷地区の北上河畔、迫町森地区の迫河畔、遠田郡涌谷町小里地区
の水路沿いで各一本の自生を確認しています。




                             二枚とも2015.7.20撮影

ニガキ科ニワウルシ属の落葉広葉樹で、高さは25m、直径1mほどになる高木。
中国原産で雌雄異株、我国へは明治時代初期に渡来し、ニワウルシとも呼ばれる。
環境適応力が強く、最近ではで河原や土手などに野生化している。
初期の成長が非常に早く、葉には特有の不快臭がある。
幹は直立し、枝は傘状に広がって、雄大な樹形になる。
樹皮は灰色でなめらか、しわ状の皮目があり、成木になると縦に浅い割目が生じる。
葉は互生し、奇数羽状複葉で長さ40~100cm、6~16対の小葉がある。
小葉は長卵形で長さ8~10cm、幅2.5~5cm、先端は細く尖り、基部は円形または切形。
花期は6月で、枝先に数個の円錐花序を出し、黄緑色の花を多数付ける。
雄花は花弁5個、雄しべは10本で雌しべは退化している。
雌花には退化した雄しべが10本、先が5裂した柱頭がある。
果実は長楕円形の翼果。一見豆果のように見えるが、鞘のようには剥けない。
種子は風に乗って遠くまで運ばれる。



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