登米市の嵯峨立地区で、山の牧草地跡から下ってくると、車道の山側法面に白い花が
群れ咲いていました。花の形から遠目にもホタルブクロと判りますが、こんなに
たくさんのホタルブクロが群生しているのは、初めて見ました。
それに、1本の茎にこんなにもたくさんの花が付くなんて、信じられないくらいです。
この辺りは、石灰岩や石灰分を含んだ礫岩が分布する地域ですから、それが
ホタルブクロの花付きに、好影響を与えているものと推測されます。
二枚とも2016.6.27撮影
ホタルブクロの花は雄性先熟で、オスの状態で開花し、一定期間の後、メスに変化します。
これは自家受粉を避けるための、ホタルブクロの知恵ですね。
雄しべが先に成熟して花粉を出しきり、遅れてめしべの柱頭が開いて、訪問する昆虫が
他の花の花粉を運んでくるのを待つ仕組みです。
花の開き具合から、オスの状態かメスの状態かの区別ができるようです。
ツボミの状態でも既に雄しべは花粉を出し始めていて、花の先端が小さく開き始める
頃には花粉を出し終えているようです。
写真のように先端が開いたタイミングで、花柱の先端が3つに割れて柱頭が露出し、
受粉が可能になりますから、これらの花は全て雌花に変わっていると言えるでしょう。
2016.6.27撮影
キキョウ科ホタルブクロ属の多年草で、北海道~九州に分布する。
丘陵~山地の林縁や草地などの、傾斜地を好んで自生し、草丈は40~80cm。
根生葉は長い柄があり、葉身は卵心形で、花期には枯れている。
匍匐枝を横に出して増殖する。茎は分岐することなく伸び、茎葉は互生し、葉身は長卵形
で長さ5~8cm、先はしだいに尖る。基部はややくさび形で、縁に不揃いな鋸歯がある。
花期は6~7月で、茎頂と上部葉腋に白色の大型鐘状花を下向きに咲かせる。
花冠は淡紅紫色または白色で濃色の斑点があり、先は浅く5裂する。
萼片の湾入部間には反り返った付属体がある。
果実は鐘形又は逆コーン形。種子は灰褐色で、長さ1mmほどの惰円形。
群れ咲いていました。花の形から遠目にもホタルブクロと判りますが、こんなに
たくさんのホタルブクロが群生しているのは、初めて見ました。
それに、1本の茎にこんなにもたくさんの花が付くなんて、信じられないくらいです。
この辺りは、石灰岩や石灰分を含んだ礫岩が分布する地域ですから、それが
ホタルブクロの花付きに、好影響を与えているものと推測されます。
二枚とも2016.6.27撮影
ホタルブクロの花は雄性先熟で、オスの状態で開花し、一定期間の後、メスに変化します。
これは自家受粉を避けるための、ホタルブクロの知恵ですね。
雄しべが先に成熟して花粉を出しきり、遅れてめしべの柱頭が開いて、訪問する昆虫が
他の花の花粉を運んでくるのを待つ仕組みです。
花の開き具合から、オスの状態かメスの状態かの区別ができるようです。
ツボミの状態でも既に雄しべは花粉を出し始めていて、花の先端が小さく開き始める
頃には花粉を出し終えているようです。
写真のように先端が開いたタイミングで、花柱の先端が3つに割れて柱頭が露出し、
受粉が可能になりますから、これらの花は全て雌花に変わっていると言えるでしょう。
2016.6.27撮影
キキョウ科ホタルブクロ属の多年草で、北海道~九州に分布する。
丘陵~山地の林縁や草地などの、傾斜地を好んで自生し、草丈は40~80cm。
根生葉は長い柄があり、葉身は卵心形で、花期には枯れている。
匍匐枝を横に出して増殖する。茎は分岐することなく伸び、茎葉は互生し、葉身は長卵形
で長さ5~8cm、先はしだいに尖る。基部はややくさび形で、縁に不揃いな鋸歯がある。
花期は6~7月で、茎頂と上部葉腋に白色の大型鐘状花を下向きに咲かせる。
花冠は淡紅紫色または白色で濃色の斑点があり、先は浅く5裂する。
萼片の湾入部間には反り返った付属体がある。
果実は鐘形又は逆コーン形。種子は灰褐色で、長さ1mmほどの惰円形。
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