里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

シラキ 三分室の実

2019-09-01 | 日記
大郷町西部の石原地区、丘陵地の狭間の農道を上がっていくと、枝沢に沿った細い脇道が
あり、耕作放棄田が沢奥まで続いているようです。脇道を上がっていくと奥に溜池があり、
周囲の丘陵地には雑木林が広がっています。
その溜池の土手近くで見かけたのがシラキの実です。
三つ葉のクローバーのような外形ですから、見間違うことはありません。




                             二枚とも2019.8.25撮影

実の中は主に3室に分かれていて、そこに直径8mmほどの丸い種子が入っています。
ただ、小さな実では2室のこともあるようです。
シラキの種子の表面は褐色で、黒色の虎斑が入っています。
この種子は50%もの油を含んでいて、かつては塗料、灯用、髪油として用いられたそうです。


〈木々@岸和田 シラキより〉


                                 2019.8.25撮影

シラキは2015年の11月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
シラキ 深紅の紅葉



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