里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

モミジガサ 山菜名シドケ

2018-05-14 | 日記
南三陸町戸倉地区の南部、山中での植物観察を終えて山道を下っていくと、沢に
出ました。山道は沢を渡ると直ぐ林道へ出るようですが、沢筋には山中と違った植物が
見られることもあるので、少し沢を遡ってみました。
細い流れの傍で見つけたのがモミジガサです。山菜として食されていて、東北地方では
「シドケ」と呼ばれ、人気があります。
ただ、写真のシドケは、山菜としての採取時季を逸しているかも知れませんね。




                             二枚とも2018.5.12撮影

冬季の積雪が少ない南部北上山地では、あまり良質なシドケにはならないようです。
全体が小ぶりですし、茎が細いですからね。何よりも大きな群落に出合いませんから。

ただ、自宅で楽しむには、このくらいで十分でしょう。おひたしにすると、シドケ特有の香りと
ほろ苦さを味わえます。それに、シドケには豊富な栄養成分が含まれていると言われています。
ビタミンCやカロテンが多く、鉄分はほうれん草の5倍ほども含まれているとか。
これらの効果として、コレステロールを抑制し、貧血予防にもなるようです。


                                 2018.5.12撮影

モミジガサは2016年の7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
杉林のモミジガサ



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