大和町宮床地区南部、集落の集会所に車を置いて、南側の山を目指して集落道を
下って行くと、電気柵に行く手を阻まれました。イノシシ避けのものでしょう。
川近くの民家ではフェンスと電気柵の二重防御にしていますから、イノシシには困り
果てているのでしょうね。
電気柵をまたいでから少し下ると、南川の支流を小さな橋で渡ります。
橋を渡ったところが二股になっていて、今日は右の林道を上がっていく予定なのですが、
左の道の少し先に、鮮やかに黄葉した木が見えるので、ちょっと寄り道してみました。
二枚とも2017.11.7撮影
初めはコシアブラの黄葉かと思いましたが、複葉の枚数が違います。
コシアブラの場合は掌状複葉と記述されるように、小葉が5枚ありますが、私の写真の葉は
3小葉ですから別物ということになります。葉をよく見ると、葉質が厚くやや光沢がありますね。
たぶん、同じウコギ科の別の樹種でしょう。
樹木図鑑で「3小葉のウコギ科」を調べると、タカノツメという樹種と判りました。
葉に光沢があること、秋に黄葉することなども合致しますから、間違いないでしょう。
2017.11.7撮影
ウコギ科タカノツメ属の落葉広葉樹で、樹高15mになる高木。
北海道〜九州に分布し、山地の林中や林縁に自生する。宮床地区では、沢沿いに生える印象。
樹皮は灰白色。丸い皮目が多数あり、しばしば地衣類が着生する。枝は短枝が発達する。
葉は互生し、ふつう短枝の先に集まって付く。3出複葉だが、ときに単葉のものもある。
葉柄は4〜15cm、無毛または短毛がまばらに生える。小葉は卵状楕円形で長さ5〜15cm。
両端は鋭く尖り、縁には短い芒状の鋸歯がある。両面とも光沢があるが、裏面はより光沢が強い。
表面は無毛、裏面の脈腋には毛叢がある。雌雄異株。
花期は5〜6月、短枝の先に散形花序を出し、小さな黄緑色の花を多数付ける。花柄は長さ2〜5cm、
小花柄は長さ7〜10mm。花弁は4個で、長さ2mmほどの狭卵形。雄花には雄しべ4本と小さな花柱
1個がある。雌花に雄しべはなく、花柱は2裂する。
果実は液果。広楕円体で長さ5〜6mm、9〜10月に黒紫色に熟す。中には種子が2〜3個入っている。
種子は長楕円体で長さ4〜5mm、表面は赤褐色で、両端は短く尖る。
下って行くと、電気柵に行く手を阻まれました。イノシシ避けのものでしょう。
川近くの民家ではフェンスと電気柵の二重防御にしていますから、イノシシには困り
果てているのでしょうね。
電気柵をまたいでから少し下ると、南川の支流を小さな橋で渡ります。
橋を渡ったところが二股になっていて、今日は右の林道を上がっていく予定なのですが、
左の道の少し先に、鮮やかに黄葉した木が見えるので、ちょっと寄り道してみました。
二枚とも2017.11.7撮影
初めはコシアブラの黄葉かと思いましたが、複葉の枚数が違います。
コシアブラの場合は掌状複葉と記述されるように、小葉が5枚ありますが、私の写真の葉は
3小葉ですから別物ということになります。葉をよく見ると、葉質が厚くやや光沢がありますね。
たぶん、同じウコギ科の別の樹種でしょう。
樹木図鑑で「3小葉のウコギ科」を調べると、タカノツメという樹種と判りました。
葉に光沢があること、秋に黄葉することなども合致しますから、間違いないでしょう。
2017.11.7撮影
ウコギ科タカノツメ属の落葉広葉樹で、樹高15mになる高木。
北海道〜九州に分布し、山地の林中や林縁に自生する。宮床地区では、沢沿いに生える印象。
樹皮は灰白色。丸い皮目が多数あり、しばしば地衣類が着生する。枝は短枝が発達する。
葉は互生し、ふつう短枝の先に集まって付く。3出複葉だが、ときに単葉のものもある。
葉柄は4〜15cm、無毛または短毛がまばらに生える。小葉は卵状楕円形で長さ5〜15cm。
両端は鋭く尖り、縁には短い芒状の鋸歯がある。両面とも光沢があるが、裏面はより光沢が強い。
表面は無毛、裏面の脈腋には毛叢がある。雌雄異株。
花期は5〜6月、短枝の先に散形花序を出し、小さな黄緑色の花を多数付ける。花柄は長さ2〜5cm、
小花柄は長さ7〜10mm。花弁は4個で、長さ2mmほどの狭卵形。雄花には雄しべ4本と小さな花柱
1個がある。雌花に雄しべはなく、花柱は2裂する。
果実は液果。広楕円体で長さ5〜6mm、9〜10月に黒紫色に熟す。中には種子が2〜3個入っている。
種子は長楕円体で長さ4〜5mm、表面は赤褐色で、両端は短く尖る。
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