里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

イノシシ被害 鹿島台の牧草地

2024-01-03 | 日記

大崎市鹿島台地区、丘陵上の集落道をゆるやかに下って行くと、牧草地なのか休耕地なの
かが続いていますが、ボコボコと盛り上がったり穴が開いたりしています。
イノシシが掘っくり返して、ミミズや根切り虫を探して食べた跡かと撮影していたら、近
くの民家からご老人が出てきて「この辺りはイノシシが家族連れで出てきて、あっちこっ
ち掘っくり返すんだよ」とおっしゃる。続けて「下手の柿の木の辺りも、実を食べ散らか
しているし、その近くの竹藪の奥に棲み処があるみたいだよ。朽ちた廃屋があるからね」
柿の木の下や集落道脇を探すと、イノシシと思しき蹄の跡がたくさんありました。

                               三枚とも2023.12.25撮影

柿の木の向かい側はなだらかな斜面になっていて、太陽光発電パネルが数十枚設置されて
います。その周囲はススキや篠竹の藪になっていますが、パネル際がきれいに刈払われて
います。そこを上がって行くと、隅にイノシシが踏みしだいた跡がトンネルのようになっ
ているので、ここが出入り口で棲み処の廃屋まで繋がっているのでしょう。
腹這って少し入ってみると先が二股に分かれていて、それぞれがその先に続いています。
ただ野生動物の通路や棲み処はノミやダニが多いので、すぐ引き返しましたけどね。

                               二枚とも2023.12.25撮影

太陽光発電パネルの南側には畑があって、たくさんのネギが植えられています。
ところがネギ畑はイノシシの被害が全く無いようで、掘り跡も蹄も残されていません。
ネギがイノシシの忌避植物なのかも知れません。
ネットで調べてみると、イノシシはきつい臭いや味の植物を避けるようで、ショウガ、
ネギ類、トウガラシなどを嫌うようです。
ネギ属の植物の多くは硫化アリルを含んでいて、ツーンとした刺激臭や辛みがあります。
これが鼻の良いイノシシは苦手なようで、それで畑に近寄らないのだそうです。

 

 



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