里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

キチジョウソウ 本吉町

2024-02-20 | 日記

気仙沼市本吉町、沢に並行する林道を上がって行くと、道脇の杉林内に常緑の植物が群生
しているのが見えます。スゲの仲間かも知れませんが、一応確認してみましょう。
少し下った杉林際に生えていたのは、意外にもキチジョウソウでした。
キチジョウソウは数年前に登米市中田町で観察していますが、本吉町でも見つけられると
はビックリです。何しろ分布域が関東以西となっている植物ですからね。

この杉林周辺は山林ばかりで、耕作放棄地も集落跡もありません。人の関与なしに生えて
いるとすれば、渡り鳥などの糞にキチジョウソウの種子が混じっていて、そこから生えた
ものと推測するしかないでしょう。他にも自生していないかと周辺を探し回りましたが、
この林際の群落だけでした。来季再訪し、花の写真を撮ってみたいものです。

                                 三枚とも2024.2.15撮影

キチジョウソウは2020年の12月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。

https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/70add160f3255d6630aae51f827e92d0

 



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