里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ノハラムラサキ 帰化植物

2017-03-14 | 日記
最近よく見かけるのが写真の野草で、今では我家の庭にも咲いています。
私は散歩を日課にしていて、土手や道端の野草観察は欠かしませんから、見掛け
れば記憶に残りますし、大体は写真を撮りますからね。
たしか・・これが川の土手に咲きだしたのが、5~6年前だったと思います。
その翌年には、道端や水路沿いで時々見かけるようになり、今では至る所に
群生しています。植物図鑑でしらべるとノハラムラサキとあり、帰化植物のようです。




                             二枚とも2016.4.29撮影

ワスレナグサに似ているものの、花の直径は半分もなく、その分花数が多いですね。
どこにでも生えている、雑草のキュウリグサにも似ています。
この種は米粒の三分の一くらいの大きさで、微細な鉤状の毛が生えていますから、
靴やズボンの裾に付着して運ばれ、拡散したものと思われます。
我家の庭へ、種を運んだ犯人は私でしょうね。
何度かスニーカーに付いていたのを、玄関先で払い除けましたから。


                                 2016.4.29撮影

ムラサキ科ワスレナグサ属の越年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。
芝生の種子などに混入して我国へ移入され、現在では北海道~関東以北の本州を
中心に、河川の土手や道端に広く自生している。
全体に白色の軟毛がある。茎は分岐して広がりながら高さ50cmほどになる。
葉は互生し、長楕円形で長さ3cmほど。基部はやや細くなる。
花期は5~8月、茎頂に巻いた花序を出し、直径3mmほどで淡青色の花を次々と
咲かせる。花びらは5深裂し、中心に白い5本の放射状の膨らみがある。
萼には鉤状の毛が密生する。
果実は4分果で、長さ1.5mmほど。


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