登米市登米町日根牛地区の、沢沿いの林道を歩いていると、あちこちにマムシグサ
が茎を伸ばして、不気味な花を咲かせていました。
茎頂の紫褐色で縦に白条が入った部分を仏焔苞(ぶつえんほう)といい、中に
肉穂花序という雄しべ・雌しべに相当する部分が収まっています。
同じテンナンショウ属のウラシマソウやムサシアブミ、ユキモチソウなども
よく似た不気味な花を付けます。
二枚とも2016.5.3撮影
マムシグサは雌雄異株で、雄花だけを付ける雄株と、雌花だけを付ける雌株があり
ますが、株の栄養状態によって雌雄が分かれる、性転換植物なのです。
成長して個体サイズが大きくなるにつれて雄→雌と変化し、環境が悪く個体サイズが
小さくなると雌→雄と変化することもあるようです。
ある大学の調査によれば、茎(正確には偽茎)の直径で15mmあたりを境にして
雌雄が分かれるようです。
今回は大きめの株を撮りましたから、雌株である可能性が高いでしょう。
2016.5.3撮影
サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、日本全土に分布する。
低山から山地の湿り気のある林内などに自生し、草丈は20~100cm。
地中に塊茎があり、直径3~5センチの扁球形で、細いひげ根を四方に伸ばす。
筒状の葉が重なって花茎を巻いていて、茎のように見える部分を偽茎という。
偽茎にマムシの銭形模様に似た紫褐色の斑紋が生じるので、マムシグサと名付けられた。
偽茎の途中からは2枚の葉が出て左右に開出、幅20~30cmほどの掌状で横に広がる。
葉は7~15枚の小葉で構成され、小葉は広楕円形~線形。
花期は4~6月で、偽茎の間から花茎を伸ばし、先端に仏炎苞に包まれた肉穂花序が付く。
仏炎苞は紫褐色~淡緑色で、縦に白い筋が入る。
雌雄異株で、雌株には棍棒のような穂軸の下に、緑色の子房のある雌花が多数付く。
果実は液果の集合果で、トウモロコシ様の果穂となり、上側から赤く熟していく。
液果中には2~6個ほどの種子が入る。
が茎を伸ばして、不気味な花を咲かせていました。
茎頂の紫褐色で縦に白条が入った部分を仏焔苞(ぶつえんほう)といい、中に
肉穂花序という雄しべ・雌しべに相当する部分が収まっています。
同じテンナンショウ属のウラシマソウやムサシアブミ、ユキモチソウなども
よく似た不気味な花を付けます。
二枚とも2016.5.3撮影
マムシグサは雌雄異株で、雄花だけを付ける雄株と、雌花だけを付ける雌株があり
ますが、株の栄養状態によって雌雄が分かれる、性転換植物なのです。
成長して個体サイズが大きくなるにつれて雄→雌と変化し、環境が悪く個体サイズが
小さくなると雌→雄と変化することもあるようです。
ある大学の調査によれば、茎(正確には偽茎)の直径で15mmあたりを境にして
雌雄が分かれるようです。
今回は大きめの株を撮りましたから、雌株である可能性が高いでしょう。
2016.5.3撮影
サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、日本全土に分布する。
低山から山地の湿り気のある林内などに自生し、草丈は20~100cm。
地中に塊茎があり、直径3~5センチの扁球形で、細いひげ根を四方に伸ばす。
筒状の葉が重なって花茎を巻いていて、茎のように見える部分を偽茎という。
偽茎にマムシの銭形模様に似た紫褐色の斑紋が生じるので、マムシグサと名付けられた。
偽茎の途中からは2枚の葉が出て左右に開出、幅20~30cmほどの掌状で横に広がる。
葉は7~15枚の小葉で構成され、小葉は広楕円形~線形。
花期は4~6月で、偽茎の間から花茎を伸ばし、先端に仏炎苞に包まれた肉穂花序が付く。
仏炎苞は紫褐色~淡緑色で、縦に白い筋が入る。
雌雄異株で、雌株には棍棒のような穂軸の下に、緑色の子房のある雌花が多数付く。
果実は液果の集合果で、トウモロコシ様の果穂となり、上側から赤く熟していく。
液果中には2~6個ほどの種子が入る。
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