里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

スカシユリ 歌津半島部の岩壁

2018-07-24 | 日記
南三陸町歌津地区の半島部、海よりの集落道を踏査していると、小さな漁港があった
のでそこで一休み。ふと近くの岩壁を見上げると、たくさんのスカシユリが咲いています。
足掛かりのある岩壁を登っていくと、すでに散ってしまった花があったり、少し傷んだ花
もあったりしますから、花の盛りは過ぎてしまったようです。それでも、やや北向きの
岩壁では開花が遅かったようで、まだきれいな花を見ることができました。




                             二枚とも2018.7.21撮影

ユリはユリ科ユリ属に属する多年草で、花の形態によって主に4つの亜属に分類されます。
「テッポウユリ亜属」、「ヤマユリ亜属」、「カノコユリ亜属」、「スカシユリ亜属」の4つ。
スカシユリ亜属の特徴は、花は上向きに咲いて花弁と花弁の間に隙間があること、芳香はなく、
草丈が低いのだとか。

スカシユリ亜属のユリは多くの園芸種の元になっていて、一説には最も多くの園芸品種が育成され
ているとのこと。コネチカットキング(黄色)、モナ(黄色)、グランパラディソ(橙紅色)、サンシロー
(淡紅色)などの品種がよく知られています。




                             二枚とも2018.7.21撮影

スカシユリは2017年の7月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
海岸岩壁のスカシユリ


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