栗原市金成普賢堂地区北部、耕作放棄田に沿った荒れた農道を上がって行くと、道下の平地
に20~30本の若木が植えられているのが見えます。法面を下って平地に立つと、かつては畑
か田んぼだったのでしょうが、耕作をやめてから何か有用樹を植林したように見えます。
二枚とも2019.12.11撮影
樹皮を見ると、菱形の皮目が浮いて見えますから、イヌエンジュでしょうか。
梢を見上げると枝付きが粗いので、イヌエンジュで間違いないでしょう。
イヌエンジュの材は辺材と心材の色合いが違っていて、辺材は黄白色、心材は暗褐色です。
材質はやや重硬で耐朽性があり、材の表面を磨くと程よい光沢が出ることから、昔から床柱、
床框(とこがまち)などによく用いられてきました。木彫でも前述の特徴を活かして、面白い物
が創作されています。下にその写真を借りてきました。
2019.12.11撮影
「匠の木彫り お地蔵さんより」
イヌエンジュは2018年の10月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/198dd354e809783475e9f4035fbe15f4
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