気仙沼市本吉町南部、田束山麓の林道を上がり、標高200mあたりからは道無き
尾根筋を上っていきます。初めは杉林でしたが、しばらくしてヒバ林となるあたり
から、林床に下草や潅木が殆ど無くなってしまいました。
歩きやすく楽になったものの、何とも味気ないものです。
前方に明るい雑木林が見えてくると、林床にトウゲシバやヒナスミレなど小型の植物
が点在するようになります。もう少し上がると暗緑色の小型の植物 . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町南部の田束山麓、薄暗い杉林の中の林道を上がっていくと、林際に
サンショウの木が生えていて、黄緑色の花が咲き始めていました。
サンショウは雌雄異株ですから、1本の木に雄花と雌花の両方が咲くことはありません。
さて、写真の花は雄花なのか、雌花なのか、帰宅後に調べるしかないでしょう。
雄花、雌花とも花びらががないと記されています。雄花には雄しべが5本あるのみで、
雌しべは退化しています。 . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区の南部、山中での植物観察を終えて山道を下りきると、整備され
た林道に出ました。そこは三叉路になっていて、東側が見張らせるのでしばし休憩。
リュックを降ろし、ビスコを食べながら漫然と道端の野草を眺めていると、白いスミレ
らしき花が咲いているのを見つけました。
歩み寄って観察すると、タチツボスミレの白花種であるオトメスミレですね。
周辺を探しまわると、4~5株だけ見つかりました。ごく . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区の南部、沢沿いの林道から分岐する作業道を上がって行くと、薄暗い杉林を抜けて、伐採跡の明るい尾根筋にでました。作業道は赤土が露出していて、そこにたくさんのタチツボスミレやアカネスミレが咲いています。タチツボスミレはどこにでも咲いているので殆ど無視、アカネスミレは最初のうちだけ撮っていましたが、ここでは次々と見つかるので、素通りすることが多くなります。そんな作業道をさらに行くと、「おや . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区の南部、沢沿いの林道を上がって行くと、林道沿いや林際にたくさんの白い花が群生しています。4弁花ですから、アブラナ科のコンロンソウですね。やや湿った沢沿いでは、草体が大ぶりで、たくさんの花を咲かせています。また、地下茎を伸ばして増えるようで、大抵は10~20本と群生していますから、藪に邪魔されない沢沿いなどでは、まるで白い帯を引いたかのように見えます。名の由来もそこにあるようで、群れ . . . 本文を読む