里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

チチコグサモドキの根生葉

2021-02-15 | 日記
東松島市上下堤地区西部、山裾を廻る用水路の畦道を歩いていると、綿毛の生えた緑白色の根生葉がポツポツ生えています。初めはよく見かける、ハハコグサの根生葉に見えたので注目しなかったのですが、中には葉表側に反り返っている株があって、ハハコグサよりも葉が薄いようにも見えます。よく似た別種がありますから、それかも知れませんね。                               二枚とも2 . . . 本文を読む

アメリカフウロの根生葉 上下堤の畑

2021-02-13 | 日記
東松島市上下堤地区、国道45号線近くの集落道を歩いていると、道路より一段高い畑の法面にたくさんの赤い葉が見えます。歩み寄って観察するとアメリカフウロの根生葉で、寒さで葉焼けして赤くなったのでしょう。よく似たゲンノショウコの葉は、この時季には葉表に紅紫色の斑点が入っていますから、容易に識別できます。 道路端に生えているアメリカフウロは時々見かけますが、もっと小振りで貧相な感じがします。時に踏みつけ . . . 本文を読む

オランダミミナグサの越冬葉

2021-02-11 | 日記
東松島市上下堤地区西部、丘陵地を流れる小沢沿いの田んぼの畦道を歩いていると、あちこちに黄緑色の越冬葉が生えています。日当たりの良い場所では、つる状の茎を伸ばし始めた株もあります。これはオランダミミナグサという帰化植物ですね。道路沿いとか空地、耕作地周りなどでよく見かける「雑草」ですが、緑の少ない冬場にこの明るい緑葉を見ると、春の近さを思わずにはいられません。                . . . 本文を読む

メリケンカルカヤ 白い綿毛

2021-02-08 | 日記
松島町手樽地区東部、丘陵地中腹の細道を下っていると、山側法面の枯草にたくさんの綿毛が付いているのを見つけました。地際の葉を見るとイネ科の植物のように見えますが、茎葉の葉腋ごとに綿毛が付いているのは見たことがないので、外来種でしょうか。特徴がハッキリしていますから、イネ科の植物図鑑をめくれば素性が判るでしょう。                               二枚とも2021. . . . 本文を読む

コウヤワラビ 黒褐色の胞子葉

2021-02-06 | 日記
松島町手樽地区東部、海岸にほど近い耕作放棄地の畦道に、黒褐色の穂状のものがたくさん突っ立っています。枯草の間を探すとコウヤワラビの枯葉が見つかったので、たぶんその胞子葉なのでしょう。羊歯植物なのに、球状のものがたくさん付いた穂状になっていますから、何かの実か穀類のようにも見えます。この球状のものは胞子葉の小羽片が丸まったもので、中にたくさんの胞子嚢が入っています。             . . . 本文を読む