東松島市上下堤地区西部、山裾を廻る用水路の畦道を歩いていると、綿毛の生えた緑白色の根生葉がポツポツ生えています。初めはよく見かける、ハハコグサの根生葉に見えたので注目しなかったのですが、中には葉表側に反り返っている株があって、ハハコグサよりも葉が薄いようにも見えます。よく似た別種がありますから、それかも知れませんね。
二枚とも2 . . . 本文を読む
東松島市上下堤地区、国道45号線近くの集落道を歩いていると、道路より一段高い畑の法面にたくさんの赤い葉が見えます。歩み寄って観察するとアメリカフウロの根生葉で、寒さで葉焼けして赤くなったのでしょう。よく似たゲンノショウコの葉は、この時季には葉表に紅紫色の斑点が入っていますから、容易に識別できます。
道路端に生えているアメリカフウロは時々見かけますが、もっと小振りで貧相な感じがします。時に踏みつけ . . . 本文を読む
東松島市上下堤地区西部、丘陵地を流れる小沢沿いの田んぼの畦道を歩いていると、あちこちに黄緑色の越冬葉が生えています。日当たりの良い場所では、つる状の茎を伸ばし始めた株もあります。これはオランダミミナグサという帰化植物ですね。道路沿いとか空地、耕作地周りなどでよく見かける「雑草」ですが、緑の少ない冬場にこの明るい緑葉を見ると、春の近さを思わずにはいられません。
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松島町手樽地区東部、丘陵地中腹の細道を下っていると、山側法面の枯草にたくさんの綿毛が付いているのを見つけました。地際の葉を見るとイネ科の植物のように見えますが、茎葉の葉腋ごとに綿毛が付いているのは見たことがないので、外来種でしょうか。特徴がハッキリしていますから、イネ科の植物図鑑をめくれば素性が判るでしょう。
二枚とも2021. . . . 本文を読む
松島町手樽地区東部、海岸にほど近い耕作放棄地の畦道に、黒褐色の穂状のものがたくさん突っ立っています。枯草の間を探すとコウヤワラビの枯葉が見つかったので、たぶんその胞子葉なのでしょう。羊歯植物なのに、球状のものがたくさん付いた穂状になっていますから、何かの実か穀類のようにも見えます。この球状のものは胞子葉の小羽片が丸まったもので、中にたくさんの胞子嚢が入っています。
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