「3年後にガラケーが使えなくなるんだって」
先日、かみさんの友達が言っていたという。
「ふーん」
聞き流すわし。
何しろ携帯なんて持っていない。スマホだってない。
今ではかなりのお年寄りだってスマホを持つのが当たり前の時代。
天邪鬼の僕はかたくなに持たない。
「今年の3月でガラケーが使えなくなる。俺、まだ手続きしてない」
とある会議の席で七十代後半の男性が言う。
「えっ、来年の3月じゃないの?」
「どこの会社?」
みんなが反応する。
ほとんどがスマホの持ち主になっている。
早速一人が検索する。
「やっぱり、来年の3月だよ」
「そうか、良かった!」
僕は関係ないもんね、という態度を貫く。
実をいうと、ガラケーを1台かみさんに渡してある。ほとんど家に置きっぱなしだが、必要に応じて持っていく。
そんな訳で、全く無関係というわけでもない。
自分ではそんな切迫した感じを持っていないので、それらの情報が本当に正しいのか調べてみた。
その結果、5Gという電波環境が整って、3Gは二世代前の電波環境となり、3Gしか使えないガラケー来年の3月からは使えなくなる、ということが分かった。わが家のガラケーは3G,4G共用なので使えなくはならない。
ガラケーが使えなくなるという不確かな情報が独り歩きして、それに踊らされ、スマホに切り替えていかざるを得ないという人も多いのだろう。