諏訪湖に御神渡りが出来たというニュース。
これは見に行かねばなるまい。
ついでに甲州街道も歩いて来よう。
諏訪サービスエリアから見る諏訪湖は全面結氷していたが、御神渡りらしい筋は化すあに見えるだけ。
車で前回歩き終えたすずらんの里駅まで行った。
すずらんで有名な入笠山の最寄り駅だ。
少し離れた国道20号線。ここが甲州街道。
お世話になっている街道歩きの先人に倣ってマンホールの撮影。(面識はないけど)
入笠山には富士見パノラマスキー場があり、斜面で滑っている人の姿が小さく見えた。
両側の畑にはせきせつがあったが、道路はおおむね乾いていた。
国道から外れる場所もかなりあって、のどかな田舎の風情を醸していた。
これはいかにも昭和の、僕らが子供だった頃に見た風景。
昭和も遠くなりにけりだ。
平成ももうじき終わる。
天皇に合わせて元号を変えるのはそろそろ終わりにしてはどうかな。
天皇個人の問題にしても、たまたまそこの家系に生まれたというだけで、生涯を縛り付けられてしまうなんて変だ。
今の天皇に悪感情は持っていないし、前天皇の贖罪を立派に果たしている方だと敬意すら覚える。
もう、人類史の発展段階として、そろそろそういう制度をなくしてもいいんじゃないかな。
まあ、ともかくものんびりと歩こう。
僕の住む北信濃の地は、一応日本海気候の影響下にあることになっている。
だが、コウモリのように、時によっては太平洋気候の影響下に入る。
なにしろ、すぐ東側は志賀高原の山があり、噴火したばかりの本白根山から向こうは関東平野だ。
だけどやっぱり、この諏訪盆地に比べれば、空が暗い感じがする。
立春になり、日差しが強くなったこともあるが、乾いた空気の中で空が底抜けに明るい。
これが、その地に住む人の気性にも影響を与えるのだろう。
街道を歩いていると、民家の庭にいたおじさんが声をかけてきた。
街道歩きのテレビ取材があった時、案内役をしたという。
一里塚の大きなケヤキの木を見て来たかと問う。
それは前回見てきたところだ。
単なる田舎ではなく、甲州街道という何百年も続く街道筋に暮らしてきた人として、街道歩きをする人に声をかけずにはいられないのだろう。
右側に里山とは違うギザギザの山が見えた。
地図で確認したわけではないので確かなことは分からないが、これは多分、鋸岳ではないだろうか。
信州百名山にも数えられている。また今度登らねばなるまい。
遠くに富士山が見えた。
ここは富士見町だ。
古い宿場の風情を感じる建物が続く。
駅から駅までの行程で旅を組み立てている関係で、今日の予定は十数キロの歩き。
少し軽すぎるが、中央線は近づいたり離れたりしてうまくいかない。
甲州街道からは2.6キロほど横にそれるが、信濃境駅までと決めた。
コンビニもなく、飲食店の看板もない。
お腹も空いて来たころ、ドライブイン赤石という店があった。
味噌ラーメンと餃子でホッと一息。
道端で見つけた福寿草。春なんだなあ。
街道歩きのガイドブックを作っているわけではないので、宿についての詳細は記すつもりはないが、看板には蔦木宿とある。
この辺りが、信州の終わりなのだろう。
一応、蔦木宿本陣の写真。
少し先に道の駅蔦木宿。
ここには温泉もあったが、歩き終わった後下諏訪温泉に立ち寄ることにして、甲州街道はここまで。
この先数百メートルで信州から甲州に入るはずだ。
ここからは少し戻って信濃境駅に向かう。
南八ヶ岳の編笠山、権現岳が近くに見えた。
多分、今年は雪が少ないのではないだろうか。
かなり急な坂道を登って信濃境駅に向かう。
僕は見なかったが、青い鳥探してというドラマのロケ地になったらしい。
標高は900メートル以上あって、夏にくれば、いかにも高原の駅という感じでいいんだろう。
甲斐駒ヶ岳の雄姿が斜めになった冬の太陽光線に浮かんでいた。
2時13分発の松本行の列車がやって来た。
さあ、戻ろう、現代へ。北信濃へ。
この旅は立春の2月4日だったが、ブログにアップするのが今になってしまった。
もちろん、自分がずぼらだというのが大きな原因だが、もうひとつの言い訳がある。
僕は基本的に写真を多用したブログを書くのを潔しとしない。
だから、本当の事を言えば、写真は3枚から5枚に収めたかった。
だが、どうしても写真を選びきれなかった。
不本意ながらこのような仕儀と相成った。
自分は、、、、古い人間でございます。
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本日の走行距離 9.01km 1月の走行距離 120.42km 2月の走行距離 28.78km 本年の走行距離 149.20km
恐怖の30日チャレンジスクワット 7巡(7クール) 16日目 155回
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