白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

もうあまり漬ける人もいない

2018年12月05日 20時16分02秒 | 日記

先日のトレイルランニングの記事でひとつの思い違いがあった。

今年が10回目だと思っていたが、9回目だった。

それというのも、初参加が58歳の時だと思い込んでいたせいだ。たいして実害がないから良しとしよう。

 

今年は異常に暖かい師走であとまわしになっていた漬物作業をした。

畑で作った野沢菜、大根、共に16.1キロの重さだった。

周りの人たちを見ても、漬物を付ける人はあまりいない。

だが、信州の冬は野沢菜の漬物抜きには考えられない。

沢庵も毎年旨い。

昔ながらのシンプルな生活はとてもいい。

雪に振り込められながら、熱いお茶と漬物があれば、希望の春を待つことができる。

野沢菜は主にかみさんの担当ということになっているが、今年は僕も半分以上手を出した。

味噌と塩と煮干しと昆布、赤唐辛子を使った本格的な漬け方だ。

最近、醤油と砂糖を使った簡単な漬け方が流行っているが、これはじきに飽きる。

沢庵は僕の担当だ。

大根30本を十分に干して、ヌカ、塩、昆布、赤唐辛子、干した柿の皮、ナスの葉、ミカンの皮、大根の葉を入れた漬物だ。

水がしっかり上がるまで監視の目を光らせていなければならない。

僕らの世代でも漬物を漬ける人はずいぶんと少なくなった。ましてや若い人達はほとんど漬けないようだ。

漬物をあまり食べないのかもしれない。

食べるときは買ってくれば済むことだ。

だが、便利すぎる暮らしはどこか本物でない匂いがする。

自分でできることは自分でやってみる。そうでなければ、人生の本当の楽しみなんて味わえない。

縄文時代や弥生時代の人たちは人生を豊かに生きていたのだろうな。

実体のない書類をパソコンで作っているだけで、人生の大半が終わるなんてまっぴらだ。

しかもその文書も改竄したり、捏造したりとくれば何をかいわんや。おかしな時代になったものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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