
青柳さんのメインの10穴ハーモニカは、スズキの
ハモンド。しかし、色々な音色を手に入れるために、
その他の機種のものも買い揃えてある。
そんな中、最近、困るのは「リー・オスカー」という
ハーモニカの交換リードプレートのビスの質が救い
ようのない位に落ちている事。いざ、プレートを交換
してビスをドライバーでしめるのだけれど、きつくしま
る前に、ビスの穴がつぶれてしまらない。しようがな
いので、古い、同機種についていたビスをはずしてと
めている。
あらゆる部分にコスト削減の目を注ぎたいのだろ
うけれど、これでは商品自体が成り立たない。本質
は、何なのか?
今回の大震災が教えてくれたのは、1つ1つの仕
事を色々な事を想定しながら、想定外などという言
葉に逃げずに、手を抜かずにやっていく事。雑誌ジ
ャーナリズムが広告主をよいしょするために連呼す
る「日本のものづくりの素晴らしさ」なんてどれ程の
ものだろう? コスト・パフォーマンスに優れた商品
をどこよりも上手につくってきただけではないか?
しかし、ごくごく一握り、己のプライドにかけて良質
なものを提供してきた方達は確実にいらっしゃった。
そういう方達のソウルを受け継ぎたい。
社長が命令するから、上司が言うから、コスト削減
の時代だから、お客様にはわからないから・・・。そん
な仕事なら辞めてしまわれればいい。誰に見せても
恥ずかしくない仕事を1つ1つやっていきましょうぞ。
路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
http://pub.ne.jp/solo_solo/

青柳文信著「路上ライブを楽しむ本」読書直前ワクワク紹介
「持つべきは、ヒッピーな友達だ。サンキュー、13号倉庫!!」
http://www.stickam.jp/video/179719778