そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

小学生の頃は、「チェッ、自転車が走り難いじゃねぇか」って思ったのだけれど。

2011-08-07 23:56:07 | 足利! I Love You!!


 二日目。チェックアウトのリミットが9時という事なの
で早目の起床。街を放浪す。一源さんの観光客には
何の変哲もない通りでも、子供の時の記憶があるか
ら楽しい。一人、「あぁ、あそこは、こうなんていたの
か」と関心しながら歩く。やはり子供の時に気にもしな
かったものでじっくり味わってみたい景色もある。

 足利学校横の画材屋さん前の石畳なんて自転車で
通った時は、「ガタガタしやがる。はやく舗装しやがれ」
と思ったが、今は、「これが足利らしさの一つだな」と思
えるようになった。

 これが住むと「やっば、うざい」と思うのかもしれないが
(笑)。車もガタガタと音をたてて走る。



「いつもよりも爆心の近くへ」。足利花火大会。

2011-08-07 23:44:41 | 足利! I Love You!!


  そして、本題の花火。

  今回は、「いつもよりも爆心へ」がテーマ。人波を
掻き分けて進むと、そこはライブ会場のような拍手と
歓声の渦。子供達の「こわいよ」の声も耳に入った。
花火というと私達のお決まりの反応は「きれい」。しか
し、爆心の花火は聴覚と臭覚にすさまじい刺激を与え
る。

  身体を揺らすような爆音。鼻を突く火薬の臭い。頭
上に降ってくるのでは錯覚するような花火の燃えかす。
身の危険さえ感じる。

 前にも書いたが足利の花火には、ロックンロールと同
等のスリルがある。今、この花火を佐野の観光大使に
なったというあの人も見ているという。ダイヤモンド・ユカ
イさんは、どう感じただろう。夜7時から開始された花火。
8時30分の終了を待つかのように雨が降りはじめた。



「あんみつでも食べませんか」の誘いに甘えて。足利・あまから家。

2011-08-07 23:28:27 | 日々の泡立ち。


 で、今日は最終日という事で、ほどなく撤収作業。
竹中尚人チャーさん的に言うと、「USJ(ウルトラ・ス
ピード・ジョブ)」で作業を終える。すると、風間幸造
さんから「あんみつでも食べませんか」とお誘いをい
ただき会場の美人スタッフ達(よいしょっと。笑)と近
くの「あまから家」の打ち上げに同行。

 ここでは、2ついい話を頂戴した。

 1つは、風間幸造さんの話。「次は、100年褪せな
い藍を染めたい」とおっしゃった。相変わらず日本の
社会には使い捨ての風潮が残る。楽器の世界も、
「一生もの」なんてキーワードがよく使われが、裏を返
せば人の一生位しか持たない楽器がうやうやしく消
費されている。

 通常であれば数年で消費されかねない藍の染め物
に100年というレンジを持たせようとしている所にルー
ツ・ミュージックを愛し、スマイリーだが反骨のスピリッ
トのある彼らしい発想を見た。
 確かに「愛」が大事だよね(笑)。100年褪せないよう
な強力なのが。

 そして、もう1つは「あまから家」のスタッフの話。
 足利にはかつて置屋があり、芸者衆が100人以上い
たという発言。さらに商家の接待として花火が行われた
という事も教えてくれた。くっきりといにしえの足利がイ
メージできた。そして、子供の頃から謎だった花火会場
での企業名の連呼の意味がわかった。花火は、企業
の接待。だから、会社名を連呼したり、仕掛け花火にす
るのだ。な~るほどね。



風間幸造さんの藍絽座、初の作品展。

2011-08-07 23:20:46 | 足利! I Love You!!


花火の前に向かったのは作品展(既報のやつね)。
いつもの表現を使えば、「青柳さんが唯一先輩と呼ん
で恥ずかしくない愛すべき先輩」、ギター弾きの風間
幸造さんが今年からはじめた藍絽座の作品展。

  会場には、中学の頃からお世話になったコグレ楽
器の店長夫妻の姿も。

追記。会場には、たまたま修理から戻ってきた。
ネックが3点止め時代のフェンダー・テレキャスタ
ーのカスタムがあった。
 シンちゃん、おとしくんとコーゾー・ライブ・ヴァイ
ブをやっていた時代から使っているもの。部分的
に塗装は剥がれ、打痕も多い。しかし、エイジド加
工でなく、いくつものライブを経験してきた楽器は、
そこにあるだけで過去の戦歴を歌っているようだ。
酔った(笑)。

 風間さん? この娘で「ジャマイカ・ボンボヤージ」
も弾いたのですか?(笑)。



追記2。コグレの店長は、青柳さんの事を「やぎくん」
と呼ぶのだ。想像するに、足利南高校時代にやって
いたOTTOTO(オットット)というTOTOのコピーバン
ドの川俣薫嬢が「ヤギ」と呼ばれていた青柳を「やぎ
くん」と言い出し、コグレ楽器の茂木功さんが、それを
受け、店長もやぎくんと呼ぶようになったのだろう。
 ただ、最近、交流が復活したアンティグア・ムスタン
グの新島氏も「やぎくん」と言う。それは、どこからきた
のだろうね(笑)。


じゃあ、花火に行こうか。いざ、足利。

2011-08-07 23:15:57 | 足利! I Love You!!


夏らしい空。北に向かう毎に下がる気温。「快適」と
思ったが、足利に着いたら東京に戻ったような暑さ。
大人になった今だからわかる。この暑さは、街が盆地
のような地形だから。四方を山に囲まれているから温
められた空気が抜けにくい。京都の夏に近い。暑い、
のだ(笑)。

http://pub.ne.jp/solo_solo/



青柳文信著「路上ライブを楽しむ本」読書直前ワクワク紹介
「持つべきは、ヒッピーな友達だ。サンキュー、13号倉庫!!」

http://www.stickam.jp/video/179719778