そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

大宮の四辻でメラメラと燃える「ギター屋魂」。ジャンキング・ギター。

2011-08-15 02:01:38 | お茶の水博士と歩く楽器街
「敗戦」の報告のために、大宮三橋の四辻に
あるジャンキング・ギターへ。

 今日、驚いた玉は、削りだしボディのテスコ
のEPシリーズらしき、fホール(くそ。モデル名
も青柳さんにはわからない。今度、調べなくち
ゃ。笑。ネットで検索すると画像はあるのだけ
れど正式名称はわからず)。

 こういう楽器は、待ちの姿勢では店頭に並べ
る事はできない。ジュンさんの「うちの店には、
こんな玉をならべなぁ」という覚悟を見た。ジュ
ンさんにとっては当たり前なのか? でも、そ
ういうギター屋さんは、なかなかいないのだ。
素晴らしい。メラメラと燃え上がる「ギター屋魂」。

路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
        http://pub.ne.jp/solo_solo/



青柳文信著「路上ライブを楽しむ本」読書直前ワクワク紹介
「持つべきは、ヒッピーな友達だ。サンキュー、13号倉庫!!」

http://www.stickam.jp/video/179719778

追記。これは青柳さんの想像なのだけれど、都心部
の大きな楽器店でも本当はこうした「面白い玉」を扱
いたいのだろう。だけれど、ベテランの店員さんをどん
どん隅に追いやって切ってしまっている。若い知識の
ない元気だけの店員にはこういう楽器は仕入れられ
ない。売る事もできない(いいですね。この楽器って
接客はないぜ。背景を語らなくちゃ)。俯瞰して見れば、
経営側が自分の首をしめている構図なのだ。

 楽器の業界だけの話ではない。どこぞの経営コンサ
ルタントが訳知りで言う「ベテランは人件費がかかる」
というもともらしい科白を真に受けてはいけない。もっと
もらしい事を言っているけれど、実際、行きたくなるよう
な大手楽器チェーンなんてほとんどなくなってしまって
いる。まず、考え方をあらためる事が大切なのだろう。
「お客様が喜ぶものを提供する」。この本質をはずした
ビジネスをして栄えるはずはないのだ。