編集者の論理で言うと「写真は色々な角度からバリ
エーションをつけて」。しかしながら、ギターの美しさを
少ない枚数で表現するためには、撮影する角度のバ
リエーションは限られてくる。結果、似た構図が増える。
この二つの写真(上下)は、そのよい例。ただ、塗装
の具合はかなり違って見える。サンバーストに仕上げ
られたギターは、光の当たる向き、質によって違った表
情を見せる。所有する人間でさえ、「こんな色合いに見
える事があるのか」とびっくりする事も。だから、この仕
上げのアコギばかりが増える。塗装の種類の多いエレ
クトリックはまた別なのだけれど。
青柳さんは、「音がとんでもなくいい」と何本かのアコ
ギを手に入れたけれど、どれもすぐに手放す事になった。
何度も言うが、サンバースト・フィニッシュのアコギじゃな
いと気持ちに火がつかないのだ。
ちなみに青柳さんのサンバーストは、よくあるアンティー
クバースでなく70年代のマーチンのシェードに近いアイス
ティーバースト。もう生産が完了したもので日本に30本も
ないらしい。面白いのを手にできたと思うのだ。神様に感
謝しなければ。
路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
http://pub.ne.jp/solo_solo/
青柳文信著「路上ライブを楽しむ本」読書直前ワクワク紹介
「持つべきは、ヒッピーな友達だ。サンキュー、13号倉庫!!」
http://www.stickam.jp/video/179719778