高知のキクちゃんが、今、東京にきています。
今日、久しぶりに、池袋で歌を聴かせてもらい
ました。色々、感じ、考えさせられる事はあるけれ
ど、痛感したのは、歌や作品に向き合う姿勢につい
てかな。
青柳は、最近、道で出会う色々なミュージシャン
とセッションするのが面白くて、ここ2年は、そうい
う曲しかつくってきませんでした。『ギターマンズ・
ブルース』、『ダイナマイトでぶっとばせ!!』『拝啓
ジミ・へンドリックス、前略・ボブ・ディラン』とか。
初対面、あるいは、楽器をはじめて間もない人でも
知っているコード進行で曲をつくり、構成は、多くて
二つとか。でも、キクちゃんの意識は、別の所に行っ
ていたようです。
もう10年以上にもなるのですが、出会った頃の彼女
は、かつて「路上の詩集売り」だったという経歴らし
く、比喩的、詩的表現の多い歌を書いていました。
ここ数年は、彼女のテーマも「わかりやすさ」にあっ
たようですが、今日、久しぶりに聴いた彼女の歌は、出
会った頃のように、詩的で、面白い表現のあるものにな
っていました。歌のテーマとする題材は、さまざまです
が、根底に、「何かを表現する」という意識を感じまし
た。
聴いていると、「何か、いいなぁ~」と思わずには、
いられなかったのです。一番、面白かったのは、『藍の
魚』という歌。青柳さんも、セッション用の曲も大分、
増えたし、「そろそろ別の音楽の喜びを探してみようか
な」と思ったのでした。
路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信
追記・のえの追悼ライブは、11月28日、高円寺『ムーン
ストンプ』。時間は、19:00~23:00。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます