
今朝の朝刊1面に、SMAPの北京公演を伝える
記事が掲載されていた。見出しには、「SMAP北
京熱狂」とある。本文に目を移すと、SMAPは熱唱
し、観客も熱唱したのだそうな。
しかし、思う。この記者は、現場でどんな仕事をし
たのだろうか?マスコミの特権でチケットを入手、
苦労してチケットを入手したファンよりよい席に座り
公演の一部始終を見たはず。なのに、公演の様子
をこの程度でしか伝える事ができない。
考えていただきたい。こうした公演でSMAPは「熱
唱」するだろうし、多くの観客は「熱唱」する。そして、
主催者は「熱狂」をつくりだす。こんな事をまんま伝え
て何になるのか? もはや怒りを越えて、笑いの領域
にある。漫画みたいだ。
追記。こうした報道は、音楽関係の記事に限らない。
資本の大きいマスコミ各社の情報伝達に、「これは」
と思うものは皆無に等しい。ならば、必要のないもの
にお金を出す必要はない。消費者の行動のみが彼
らを変える。世間の評判にではなく、必要なものにお
金を出しましょうぞ。
自由に海外を行き来して、高級住宅地に住み、大
きな車に乗り、特権を有する者に庶民の欲する情報
などわかるはずもないのだ。