ネットニュースというと不正確なニュースも多く、コメント欄は賛否入り乱れるものです。
しかし、昨日のあるニュースには好意的なコメントしかついていない様です。
金子勝彦さんの訃報。
享年88歳、だそうです。
サッカー実況のプロ中のプロのアナウンサー。
父が「野球は日本とアメリカ位、サッカーは世界中で」と言っていたのを聞いて、少年サッカースクールに通い始めた私。
あ、ヘッポコですが(笑)
丁度、その年から「三菱ダイヤモンドサッカー」(旧名は「ワールドサッカー」だったような・・・)が始まり、殆ど見ることが出来なかった世界のサッカーを見ることになります。
その落ち着いた口調と冷静な岡野俊一郎さんの解説で当時のサッカー少年達は「最良の教科書」の様に番組に見入ります。
主にイングランドリーグ(今でいうプレミアリーグ)やブンデスリーガ(ドイツ)を中心にワールドカップにも触れます。
私が夢中になったのはブラジルサッカーですが、印象に残っているのはマンチェスターユナイテッドのジョージベストさん。
いずれにせよ世間に多い「絶叫ばかりの中継アナ」でなく「冷静」で「よく調べた知識」はアテネオリンピックの刈屋富士雄さんの実況に通じるかもしれません。
あの落ち着きのある語りが、実は当時金子さんが33歳くらいだった時と知り驚きです。
毎年多くの方の訃報を目にします。
私の中では最も気になったニュースでした。
金子さん、ゆっくり休んでください。
樋口誠