銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

富士見湯(東京・三軒茶屋)

2017-10-08 06:46:08 | 銭湯
三軒茶屋を降りて太子堂中央街の方へ向かい、その中央街の奥まで歩くと富士見湯がある。
ビル型の銭湯で、やや古びた不思議な雰囲気をもった銭湯だった。


▲三軒茶屋駅


▲こっち方面へと歩く


▲西友があり


▲広場を横切り


▲さらに歩くと


▲太子堂中央街がみえてくる


▲中央街の中を歩く。生活に密着した八百屋や惣菜屋などが軒を連ねる




▲この写真の左奥に富士見湯がある


▲富士見湯に到着


三軒茶屋駅からだと、だいたい歩いて10分も掛からない。近いといえば近い距離だろうし、歩くといえば少し歩く距離ともいえる。
小さな下足箱のスペースを抜けて中に入ると、不思議な雰囲気のロビーとフロント。
お香のような匂いがするのと、あと暗い。照明をかなり落としているので、独特の雰囲気を醸し出している。
それと雑然としたところがある。このゴチャゴチャ感は、いかにも三軒茶屋らしいイメージと合致する。
自分が入ったときはフロントの受付に誰もおらず、ちょっとしてから50代後半ぐらいの男性がノンビリと現れた。


受付を済ませて左側ののれんをくぐると、かなり古い感じの脱衣場だ。特に天井が意匠の凝ったデザインをしている。
ロッカーは、左側の壁に並んでいて、その曲がり角に小さなテレビが置かれてある。浴室入り口横には、年季の入った体重計があった。


浴室の中に入ると、左手前にサウナ。真ん中に島カラン。あと右手前には水風呂。それと、水風呂の奥に立ちシャワーが四つも設置されてある。
立ちシャワーってこんなに必要だったっけ?と思ったが、意外とそこそこ使われていた。


それと浴槽はL字になっていて、左の壁側が白湯で、折り返し部分が薬湯。
白湯の部分は、手前がジェットバスが2基、それから白湯だけの部分、奥が赤外線とバイブラの組み合わせ。水まくらもあったが、機能していなかった。


温度は、白湯、薬湯ともに43℃前後ぐらい。薬湯のところには発泡スチロールを壁に張り付けた注意書きがあって、「最後のお客さんにも薬湯の効果があるように水であまり薄めないでください」とあったのだが(お店としてはあまり薬湯の粉を追加投入したくないのだろう)、高齢者の入浴客はそんなことはお構いなしにガンガン水で埋めていた。
正直、薬湯の濃淡は別にお湯の温度はそんなに熱くないのだから埋める必要性はないと思うのだが…。


客層は、かなり高齢者が多く、同じ三軒茶屋でも駒の湯と比べれば、あきらかに平均年齢は高い。それだけ、ここは地元客中心の銭湯といえるのかもしれない。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 三軒茶屋駅
経路 太子堂中央街へ向かう
周辺の環境 商店街や住宅
●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 おそらく白樺と思わしき林の中の写真
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント前
脱衣所 シンプル
シャワーの出 少し良くない
浴槽の種類 ジェットバス、赤外線+バイブラ、薬湯
サウナ あり
温度 43℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ 
貸しタオル 
備え付け あり
◆人
受付 50代ぐらいの男性
客層 中高年。特に超高齢者が多い


【案内】

住所
〒154-0004
世田谷区太子堂2-33-10

電話番号
03-3421-0771

アクセス
東急田園都市線「三軒茶屋」駅下車、徒歩7分

定休日
木曜営業

時間
14:00~24:00


※世田谷銭湯ガイドホームページ転載