銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

中延記念湯(東京・長原)

2017-10-23 07:18:10 | 銭湯
東急池上線の長原駅を降りると、幹線道路沿いに一旦出て、そのまま北馬込本道り商店街の方へ歩けば、少し奥まった場所に中延記念湯がある。
ここは、長原駅はもちろん、旗の台、荏原町からも歩いて行くことができる便利な場所だ。



▲長原駅に下車。なぜか駅前に長蛇の列。なにを目的としてるのか分からなかった


▲角っこを曲がり




▲幹線道路沿いにでる


▲そこを右折して


▲進んだ先に商店街の入り口


▲中に入る


▲商店街のアーチ。狭い道の商店街


▲どんどん進んでいくと




▲中延記念湯がみえてくる


▲到着


開店前に到着したが、だいたい4人ほどが並んでいた。他の銭湯と同様に、高齢者ばかり。
通常だと、人が並ぶような銭湯なら開店時間より5分ぐらい前に開けるのが通例だが、ここはどうしたわけかジャスト10時でも開店せず、その5分後にようやくシャッターが開く。


中に入ると、下足箱が並び、その入り口横にフロントがある。通路は狭く、フロント左側に休憩室があった。
男湯ののれんをくぐると、脱衣場なのだが、入って驚いたのは、脱衣場すぐ横に露天風呂があることだ。浴室は反対側の奥にある。
つまり、露天風呂に入るには、わざわざ浴室に入って体を洗い、体を拭いて再び脱衣場に戻らなければならない。なぜこんな面倒な配置にしたのか分からないが、建物の都合上、そこしかなかったのだろうか?


その露天風呂の入り口手前には大きなテレビがあり、一応露天風呂からも見られるようになっている(角度的にやや厳しいが)。
それと背の低い島ロッカーが真ん中にあって、その上に扇風機。左右の壁にもロッカーがある。
浴室への入り口横には、洗面台と体重計。それと左奥にはトイレ。


浴室に入ると、すぐ左側にスチームサウナがあって、真ん中に島カラン。右手前は、立ちシャワーが二つある。


浴槽は、L字型になっていて、左壁から奥に掛けて続く。
サウナの横が水風呂で、その隣が薬湯。この日はバスフレンドのレモン湯。ただ、レモンの感じは一切しない。
そこで奥の壁の浴槽に続いて、なぞのプラスチックの立て板で仕切られた三つの空間。一つが電気風呂でこれは稼働してたが、もう二つは、水道管が延びてるだけで、スイッチを押しても動かない。かつては打たせ湯みたいな感じだったのだろうか(だから仕切られてると思うのだが)、今は壊れてて反応なしだ。
それと、さらに隣は座湯、ハイパワージェット、バイブラである。これらは健在だった。ただスイッチはあるけど、はじめからずっと動いている。


温度は薬湯が42℃ほどで、あとは露天風呂も含めて41℃ぐらい。
建物が古い割にはぬるい方かな?と思っていたが、露天風呂に入っていると、後からきた高齢者の男性がガンガン水を埋めはじめた。これでも熱くて入れない人が居ることに驚く。


開店まもなくは、それほどの客数ではなかったが、30分過ぎになるとだいぶにぎやかになってきた。どうやら地元ではかなり人気の銭湯らしい。
店員さんの対応は正直良くないと思ったし、浴室も所々汚く、設備の老朽化や一部壊れたままだったなどかなり悪い部分が目立つのだが、昔から長年慣れ親しんだ銭湯というのは、そうしたものも含めて、愛着の一部なのかもしれないと思った。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 長原駅
経路 幹線道路沿いにでて商店街の中へ入る
周辺の環境 商店街
●空間演出
建物外観 古い銭湯
壁画・眺望 富士山と、その上になぜな擬人化された地球と子どもが手をつないでいる絵
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント横
脱衣所 やや広く、ダイレクトに露天風呂に入れる。それとドライヤーは無料
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 薬湯、電気風呂、ジェットバス、ハイパワージェット、バイブラ
サウナ あり
温度 41℃、42℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 愛想が悪い
清潔さ ふつう
貸しタオル あり
備え付け あり
◆人
受付 60代ぐらいの女性
客層 中高年


【案内】

住所
品川区旗の台4-11-2

TEL
03-3781-3095

営業時間
午後2時から午前1時

定休日
不定休

最寄駅
東急大井町・池上線「旗の台駅」より5分、「長原駅」より6分。
北馬込本道り商店街にございます。

※品川浴場組合ホームページ転載