東急池上線の御嶽山駅に降りると、雪が谷大塚方面(蒲田と反対側)へ線路沿いを歩けば、2分足らずで「調布弁天湯」に到着する。駅からも建物を確認できる近さだ。
一見すると普通の銭湯にしかみえないのだが、中に入ってみると色々と変わった銭湯だった。

▲御嶽山駅

▲こっち方面

▲そのまま線路沿いを歩き


▲到着

▲あっという間の距離だ
入り口に入ると、「いらっしゃいませ」と機械の音声が入る。
下足箱に靴を入れて自動扉を開けると、左側がフロント、その目の前にロビーが続く。その隅っこに観葉植物。外の坪庭も素晴らしい。
受付に座るのは、二十歳前後(たぶん女子大生あたり)ぐらいの若い女性で、おっとりした感じというか、いわゆる不思議ちゃんである。特徴的な雰囲気の話し方だった。
下足箱の鍵を渡してロッカーの鍵を受け取ると、脱衣場の中へ。
脱衣場は古典的な作りで、壁の周りにはロッカーが並び、真ん中にも島ロッカーがある。広さは、ややこぶりな感じ。それと有線で音楽が流れていた。
あと着替えている途中で、かなり年配の女性が急ぎ足で横断してたので、おそらくこの銭湯は三代でやっているのかもしれない。
浴室に入ると、おおまかに台形ぽい感じの空間になっていて、男女の仕切り壁は直線だが、右側の壁は手前側が斜めになっている。
その付近にサウナがあり、サウナの隣には飲料水の蛇口。普通は脱衣場にあるものだが、浴室内は初めて見た。
それと左手前側には立ちシャワーが3つ。浴室がそんなに広くないのになんで3つも?と思っていたら、一番手前が水風呂代わりのボディーシャワーだった。
それと隣2つが、普通の立ちシャワー。あとは真ん中に島カラン。
両壁にもカランはあるが、右側は浴槽とサウナに挟まれているので、短いカランしかない。
そして入浴する前に体を洗おうと、カランの前に立ってみると、壁には「ギャラクシーウォー」の文字がみえる。
え?と思って目を凝らすと、スターウォーズを彷彿させるような戦闘機が宇宙空間を飛び交ってる絵だ。
両隣にも絵が飾られており、左が「ニューヨーク」、右が「モナコ」。
ニューヨークは、にゅうよく(入浴)にちなみ、ウォー(戦闘)は、せんとう(銭湯)にちなんでいるのだろうか?(と勝手に解釈した)
そうするとモナコは…?
しかしそもそも浴室内で、なぜこうした絵が飾られているのか謎である。
それと、浴槽は奥の壁と右側の壁にL字型で並ぶ。
奥左側の浴槽には座湯と、もう一つ「湯とん」というがある。
いろんな銭湯巡りをしてきたが、かなり久しぶりの初設備と遭遇。
そもそも「湯とん」という名前からしてどんな機能なのか、想像もできない。
解説を見ると、(先端が丸みを帯びた4つの突起に)「背中を当ててください」と書いてある。
スイッチは、昔の団地にあるようなチャイムを鳴らす物で、とりあえず「♪」マークの部分を押して背中を当てると、丸みの突起が反発するように背中をリズミカルに「とんとんとん」と押し返してくる。これは結構面白いと思った。お試し価値は十分にありだ。
それと右側の湯船が赤外線+バイブラ。そこから右側の壁にせり出しているのが、天然温泉で、ここのメインである。
温度は、白湯が43℃ほど。温泉(鉱泉)が44℃ほどだろうか。けっこう熱く感じた。
温泉の泉質は茶褐色で、大田区に見られる黒湯ではなかったが、個人的にはこうした色の方が好みである。
入浴客は非常に多いのだが、一見さんが珍しいのか、こちらをジッと見続ける年配者がいて戸惑った。
それと、頭を洗っていたら、突然照明が落ちて、真っ暗闇に。
「どうした?!」
「漏電か?」
などとザワついたが、しばらくすると元通りに。
たぶんブレーカーが落ちたのだろう。しかし暗い中の入浴もちょっとした風情があって悪くないと思った。
全体的に見ると、統一感のない空間になっていて、このへんは三世代による意見が取り入れられた結果なのかもしれない。
昔の人と若い人の感性が入り交じった空間は、なんとなく不思議な雰囲気のある銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 御嶽山
経路 線路沿いすぐ
周辺の環境
●空間演出
建物外観 ビル銭
壁画・眺望 鶴のタイル絵、ニューヨークやギャラクシーウォーの絵画、富士山をモチーフにした様々な絵が飾られていた。
統一感 なし
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 ロビー横
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 座湯、湯とん、バイブラ、温泉
サウナ あり
温度 43℃、44℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 不思議ちゃん系
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(調布弁天湯の文字があしらわれたタオルが100円で販売されている)
備え付け なし
◆人
受付 若い女性
客層 中高年がほとんど
【案内】
住所
〒145-0073
大田区北嶺町10−11
電話番号
03-3720-4434
アクセス
東急池上線「御嶽山」駅下車、徒歩1分
休日
月曜、第4火曜
祝日は翌日休
営業時間
15:30−23:30
※東京銭湯ホームページ転載
一見すると普通の銭湯にしかみえないのだが、中に入ってみると色々と変わった銭湯だった。

▲御嶽山駅

▲こっち方面

▲そのまま線路沿いを歩き


▲到着

▲あっという間の距離だ
入り口に入ると、「いらっしゃいませ」と機械の音声が入る。
下足箱に靴を入れて自動扉を開けると、左側がフロント、その目の前にロビーが続く。その隅っこに観葉植物。外の坪庭も素晴らしい。
受付に座るのは、二十歳前後(たぶん女子大生あたり)ぐらいの若い女性で、おっとりした感じというか、いわゆる不思議ちゃんである。特徴的な雰囲気の話し方だった。
下足箱の鍵を渡してロッカーの鍵を受け取ると、脱衣場の中へ。
脱衣場は古典的な作りで、壁の周りにはロッカーが並び、真ん中にも島ロッカーがある。広さは、ややこぶりな感じ。それと有線で音楽が流れていた。
あと着替えている途中で、かなり年配の女性が急ぎ足で横断してたので、おそらくこの銭湯は三代でやっているのかもしれない。
浴室に入ると、おおまかに台形ぽい感じの空間になっていて、男女の仕切り壁は直線だが、右側の壁は手前側が斜めになっている。
その付近にサウナがあり、サウナの隣には飲料水の蛇口。普通は脱衣場にあるものだが、浴室内は初めて見た。
それと左手前側には立ちシャワーが3つ。浴室がそんなに広くないのになんで3つも?と思っていたら、一番手前が水風呂代わりのボディーシャワーだった。
それと隣2つが、普通の立ちシャワー。あとは真ん中に島カラン。
両壁にもカランはあるが、右側は浴槽とサウナに挟まれているので、短いカランしかない。
そして入浴する前に体を洗おうと、カランの前に立ってみると、壁には「ギャラクシーウォー」の文字がみえる。
え?と思って目を凝らすと、スターウォーズを彷彿させるような戦闘機が宇宙空間を飛び交ってる絵だ。
両隣にも絵が飾られており、左が「ニューヨーク」、右が「モナコ」。
ニューヨークは、にゅうよく(入浴)にちなみ、ウォー(戦闘)は、せんとう(銭湯)にちなんでいるのだろうか?(と勝手に解釈した)
そうするとモナコは…?
しかしそもそも浴室内で、なぜこうした絵が飾られているのか謎である。
それと、浴槽は奥の壁と右側の壁にL字型で並ぶ。
奥左側の浴槽には座湯と、もう一つ「湯とん」というがある。
いろんな銭湯巡りをしてきたが、かなり久しぶりの初設備と遭遇。
そもそも「湯とん」という名前からしてどんな機能なのか、想像もできない。
解説を見ると、(先端が丸みを帯びた4つの突起に)「背中を当ててください」と書いてある。
スイッチは、昔の団地にあるようなチャイムを鳴らす物で、とりあえず「♪」マークの部分を押して背中を当てると、丸みの突起が反発するように背中をリズミカルに「とんとんとん」と押し返してくる。これは結構面白いと思った。お試し価値は十分にありだ。
それと右側の湯船が赤外線+バイブラ。そこから右側の壁にせり出しているのが、天然温泉で、ここのメインである。
温度は、白湯が43℃ほど。温泉(鉱泉)が44℃ほどだろうか。けっこう熱く感じた。
温泉の泉質は茶褐色で、大田区に見られる黒湯ではなかったが、個人的にはこうした色の方が好みである。
入浴客は非常に多いのだが、一見さんが珍しいのか、こちらをジッと見続ける年配者がいて戸惑った。
それと、頭を洗っていたら、突然照明が落ちて、真っ暗闇に。
「どうした?!」
「漏電か?」
などとザワついたが、しばらくすると元通りに。
たぶんブレーカーが落ちたのだろう。しかし暗い中の入浴もちょっとした風情があって悪くないと思った。
全体的に見ると、統一感のない空間になっていて、このへんは三世代による意見が取り入れられた結果なのかもしれない。
昔の人と若い人の感性が入り交じった空間は、なんとなく不思議な雰囲気のある銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 御嶽山
経路 線路沿いすぐ
周辺の環境
●空間演出
建物外観 ビル銭
壁画・眺望 鶴のタイル絵、ニューヨークやギャラクシーウォーの絵画、富士山をモチーフにした様々な絵が飾られていた。
統一感 なし
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 ロビー横
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 座湯、湯とん、バイブラ、温泉
サウナ あり
温度 43℃、44℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 不思議ちゃん系
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(調布弁天湯の文字があしらわれたタオルが100円で販売されている)
備え付け なし
◆人
受付 若い女性
客層 中高年がほとんど
【案内】
住所
〒145-0073
大田区北嶺町10−11
電話番号
03-3720-4434
アクセス
東急池上線「御嶽山」駅下車、徒歩1分
休日
月曜、第4火曜
祝日は翌日休
営業時間
15:30−23:30
※東京銭湯ホームページ転載