銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

バーデンプレイス(川崎・武蔵新城)

2019-04-20 06:46:46 | 銭湯

JRの南武線にある武蔵新城駅から歩いて7~8分歩いた住宅地の中に、バーデンプレイスがある。
独特の形状をした入り口になっており、入る前から期待感を高めてくれる面白い銭湯だった。


【バーデンプレイス】をザックリいうと
◎サウナ、水風呂あり

・平成初期の雰囲気を醸し出した銭湯
・脱衣場は新しく綺麗だが、浴室の天井はやや汚れている
・外気浴にセンスが光る
・サウナの扉が変な音を出す
・テレビのチャンネル変更OK









▲武蔵新城駅





▲南側にある駅前ターミナル


▲その右側沿いを歩く




▲エイブルを右折


▲右折したところ






▲突き当たりを


▲右


▲そして、すぐ左


▲あとは、まっすぐ行くだけ








▲個人宅にある桜


【ここで、ちょっと寄り道】


▲桜の木の前にローソンがあるが




▲その上に喫茶店がある






▲住宅地にある喫茶店としては思えないようなオシャレな喫茶店。
店名は、「カフェサリー」

立ち寄るなら、ここがオススメです。


再び、出発











▲到着




▲入り口はこんな感じ。門構えだけみると、なんの施設か分からないだろう


中に入ると、玄関の左右に下足箱があり、右側には、コインランドリーに通じる扉。
足下は、床ではなく絨毯が敷き詰められている。昭和後期か平成初期の銭湯に見られる特徴である。
奥に進むと、一般の銭湯にしては広いロビーになっており、自販機は奥側と手前にある。左にソファーとテレビが並び、右側には受付のフロント。


フロントに座るのは、40代後半ぐらいの女性。パッと見人当たりの良さそうな奥さんといった感じで、実際に丁寧な対応してくれた。
入り口はロビーの真ん中にあって、右側が男湯。のれんはなくてgentlemanと表記されてある。
店名どおり洋風に徹している。


脱衣場に入ると、けっこう新しい感じ。一度リニューアルしたに違いないだろう。ロビー同様に、横長で左に大きな鏡の洗面台。その横の体重計。デジタル式だがちょっと古い。
真ん中には、小さなテーブルとそれを挟んで2つのベンチが置かれてあった。
右側にロッカーが並ぶ。こちらのロッカーはリターン式なので事前に100円を用意しとく必要がある。


浴室に入ると、マンション銭湯にしては奥行きがある空間。
カランは島カランが真ん中にあって、左右の壁にもあるが、入り口が左寄りなので、島カランは真ん中というよりも右側、さらに右にカランがあるという感覚だ。あとは手前左右に立ちシャワーがある。


まっすぐ進むと、左側に湯船。湯船は手前が薬湯で、この日はグリーン色をしていた。しかし薬湯の解説は一切なし。4人ほどが入れる程度の広さで、温度は何℃だろうかと確認しようとすると、
「温度は何度だ?」といきなり見知らぬ初老男性に聞かれた。
「44℃になってますけど、実際は42℃ぐらいですかね」とこたえるも、たまにこんな感じで常連っぽいお客さんから声を掛けられるのだが、なぜかいつも子ども扱い。


その奥が主浴槽になっていて、その中は電気風呂、ジェットバス、ボディジェットとなっている。
温度は、薬湯、主浴槽(白湯)ともに42℃ほどなので、はじめから抵抗なく肩まで浸かることができる。


その主浴槽と通路を隔てた右側に水風呂とサウナが並ぶ。
水風呂は、18℃。ほかと比べたらぬるめだが、みんなが気持ちよく入れる最大公約数を目指した数字なのだろう。すべての湯船がそんな感じである。


その奥にあるのがサウナで、サウナの扉には手書きで書かれたラミネートがくたびれたまま張られてあった。
サウナは別料金の旨が書かれており、その扉の横にはリモコンが置かれてある。どうやらここはチャンネルを自由に変えていいらしい。


それとここは露天風呂もあって、水風呂の手前右側に入り口がある。あけて外にでると小さな露天風呂があるが、特徴はほぼないに等しく、3~4人入ったらいっぱいかなという広さだ。
しかし、その露天風呂の横に外気浴の椅子が並んでいて、その露天風呂と外気浴の間に曲線を描いた壁が半分降りている。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用

なので腰をかがめなければならないのだが、けっこうセンスあるデザインだ。


それと浴室に戻ると外壁は薄い青やピンク色を組み合わせたモザイクタイルになっており、ペンキ絵のような壁画は一切なし。
このあたりは新しい銭湯を作ろうとした草分け時代の足跡を感じさせる。


カランなどのシャワーは勢いがあって使いやすく、お客さんもちょうどいい案配で混雑はしてなかったのでストレスフリー。
ただ、浴室内にいると「フェー!」という音がしょっちゅう響くので、なんなんだこの音は!?と思っていたら、サウナの扉から発する音だった。
ちょっと設備管理が甘いかなという気もしなくもないが、細部への拘りもみせており、なかなか面白い銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 武蔵新城
経路 西に向かう
周辺の環境 住宅地

●空間演出
建物外観 マンション銭湯
壁画・眺望 
統一感 あり
置物 あり
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 ジェットバス、露天風呂、水風呂
サウナ あり
温度 42℃
棚 忘れた
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(いくらか忘れた)
備え付け なし

◆人
受付 40代後半ぐらいの女性
客層 高齢者がメイン


【案内】

住所
〒213-0014 
川崎市高津区新作6-8-16

電話
044-866-8576

営業時間
14:30〜24:00 
日祭日9:00〜24:00

定休日
毎週火曜日(第5火曜日は営業)

ジェットバスと電気風呂を配置し、その他に日替わり薬湯・水風呂・露天風呂・遠赤外線サウナ等で楽しめます。サウナの内部は全面桧張りです。また、水風呂は水温を常に20℃以下に保っています。





※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組ホームページ転載