銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

いやさか湯(横浜・菊名)

2021-07-13 06:09:00 | 銭湯
#いやさか湯

・陸の孤島にある銭湯
・創作メニューが豊富
・刺青天国






JR横浜線
#菊名駅
▲JR横浜線の菊名駅




▲エスカレーターでのぼり


▲のぼったところ


▲まっすぐ進むと改札口がある


▲改札口を通り過ぎてこんどは下る




▲そのまま直進すると東急の乗り換えになるので、左の道に進む




▲階段を下ると


▲バス停がある


▲鶴見駅方面にむかう




そしてバスに揺られること12~3分ほど


▲東高校入口というところに到着


▲いやさか湯はこのバス停の裏側にあるので、ぐるっと回らないといけない。
来た方面に進んでもいいし、逆に戻ってもいいが、今回は緑道経由で行くので、一度来た方向に戻る(この写真だと、いやさか湯は右裏側方面にある)


▲東高校入口というが、実際はジョナサンの目の前


▲来た方向に戻る

▲すると右側に緑道がみえてくる




▲緑道を進もう








▲緑道の切れ目がみえてきたら右に進む








▲ここでストップ


▲左にいやさか湯がみえてくる




▲到着


ここは入口から賑やかな様子で、左にはコインランドリーがあるが、その前にはベンチなどがあって休憩できるようになっている。飲食や喫煙してる人もいた。

▲中に入るとこんな感じ。ちゃんとコロナ対策をしていることをビデオを流す気合いの入れようだ


▲下足箱


▲そして右にある階段をのぼると




のぼって左側手前が受付で、奥のところに券売機があった。
左奥には飲食スペースがあり、いろんなオリジナルの食事を提供している。
とくに目を引いたのが「おろぽ」。
ポカリスエットをパウダースノー状にしたカキ氷で、写真の隣にはなぜかオロナミンCがある。おそらくオロナミンとポカリを組み合わせたものだから、おろぽという名前なのだろう。


せんべろ(千円でべろべろになれるの意味)のお店を紹介するサイトでもいやさか湯が紹介されていた。ここの奥座敷はまさに居酒屋そのものである。
ほかに日替わり弁当なども作っており、もはやここはなに屋さんなんだという感じだが、とりあえずおつまみも充実してて、銭湯だけでなく湯上がりの食事も楽しむことができる。
女性優遇サービスも旺盛で、こうした飲食の割引とともにサウナは女性だと無料だという。銭湯は基本的に男性客が多いので、ニッチである女性客を呼び込むためのものなのだろう。
券売機でチケットを購入して受付の前に立つと、対応してくれたのは若い女性…というか、ここの経営者のお子さんなのか、ちょっと年齢不詳だった。少なくとも声は子どもだった。


ここは男女の入れ替えがあるが、3年間ぐらい定期的に通っていて、一度も上階の洋風風呂にあたった試しがない。今回も和風風呂だった。
受付は二階であるが、和風風呂は券売機のわきにある階段で一階に降りなければならない。


階段を降りた先が脱衣場になっていて、右方面にむかって縦長に広がっている。
ロッカーは右壁沿いに並ぶ。
左側には洗面台。その上には綿棒が置いてあり、ドライヤーは無料。このあたりのサービスは嬉しい。

出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲下の階の脱衣場


浴室の扉をあけると、手前側の壁沿いにカランが続き、目の前には大きな浴槽が広がっている。
おおまかに見て、真ん中付近に球状の噴水があり、その奥に寝湯が2つ。右(真ん中)に座湯、さらに右端には深くなったところにハイパージェットがある。ハイパージェットの横には一人用の電気風呂があった。
最後は主浴槽の一番手前に小さいながらヒノキ風呂である。ここは縁だけではなく、すべてが檜。総檜風呂だ。なので、なかなか豪華。
温度は主浴槽、檜風呂ともに43℃ほどで、最初に足を踏み入れると結構熱く感じる。入浴客のひとりは熱くてお尻を掻きむしっていたので、もうちょっと熱めだったかもしれない。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


これだけでも十分すごいのだが、本領を発揮するのはここから。
主浴槽を右手にして正面を向くと(出入り口からしたら左側)、ここはサウナが2つある。
左がドライサウナで、右側がミストサウナ。ミストサウナは残念ながら停止中だった。自分の記憶だと、ずっと前から壊れてるような…。
露天風呂もあって、こちらも2つ備えている。
左側が一般的なよくある作りの岩風呂で、3〜4人は入れそうなスペース。温度は42℃ほどと薬湯仕様で、この日は東洋ハーブの王様と呼ばれるよもぎだった。
見た目はごくふつうの白湯だったが、香りが優しくて心地よい。
浴室に戻って右側の扉を開けると、打たせ湯と水風呂がある。
打たせ湯は保健所の指導のもとで中止らしい。コロナ対策として飛沫が危ないと判断されたのだろうか?
だとしたら、シャワーをあびることも、ジェットバス関連もすべてリスクがあると思うのだが。
水風呂は、これまた大きくてかなり広め。中規模のスーパー銭湯にも負けな規模だ。水温も18℃と標準的。


こんな感じで、フル回転してたら相当贅沢な空間だったろう。
設備が充実したところなので、当然ながらお客さんは多かった。日曜日の夕方に訪れたがカランはほぼ埋まっており、子どもたちが目立ったので、なかなか賑やかだった。
ところで個人的に今回の入浴で意外だったのは、刺青(イレズミ)を入れた人が一人も見かけなかったことだ。
というのも、ここは銭湯巡りをしてきた中で一番刺青を入れた人が多かった銭湯で、一度は自分以外が全員刺青を入れてたなんてこともあった。
とにかく鶴見や子安周辺は刺青率がかなり高く、東京下町よりも、むしろここらへんのほうが多いほどだ。
ネットでは、タトゥーフレンドリーというタトゥーがあっても入れる施設を紹介したサイトがあるのだが、そこでもいやさか湯がバッチリ紹介されていた。
施設内の写真が多数掲載されていたので、お店の積極的な協力があったのだろう。


ビル銭湯ということで、屋根はひくくて若干暗め。老朽化も相まって最近の銭湯と比べるとあまり奇麗な印象はないが、逆にそれが居心地良かったりする。
どの駅からもかなり遠く、陸の孤島といった感じの場所であるが、大人から子どもまで幅広い年齢層が押し寄せる人気の銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 菊名か大口か、鶴見。とにかくすべての駅から離れてる
周辺の環境 飲食店

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 滝のパネル写真
統一感 あり
置物 自転車
照明 やや薄暗い

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 広い
シャワーの出 使いやすい
浴槽の種類 寝湯、座湯、ハイパージェット、電気風呂、打たせ湯(停止中)、水風呂、露天風呂
サウナ あり
温度 42〜43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 可愛らしい
清潔さ 奇麗
貸しタオル あり(10円)
備え付け なし

◆人
受付 10代の女性
客層 年齢層は多彩


【案内】
住所
〒230-0076 
横浜市鶴見区馬場1-7-23

電話
045-583-5161

営業時間
平日 15:00〜25:30 
土日祝 08:00〜25:30

定休日
年中無休

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載