銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

三の輪湯(東京・中井)

2022-02-26 06:16:00 | 銭湯
#三の輪湯






都営地下鉄大江戸線
#中井駅

▲都営地下鉄大江戸線の中井駅


▲路線図でみると、都庁前から四つ目にあたる


▲皇居からみて左上あたりだ




▲エスカレーターでのぼり


▲さらに奥のエスカレーターをのぼる。ここはとにかく深い


▲ようやくあがって


▲みぎに改札口


▲地図をみると現在地から下の道を川沿いに歩く


▲みなか児童遊園の下あたりだ


▲A1の出口をめざす




▲右に進んで




▲エスカレーターであがり


▲さらにあがって


▲ようやく地上に到着


▲出てすぐ右の道に進む


▲林芙美子記念館の看板が目印


▲あとはただ真っ直ぐ進むだけ








▲右に公園がみえてくるが


▲これがみなか児童遊園


▲あとちょっと進めば到着する




▲オレンジのレンガ造りがそれだ






▲到着

下足箱に靴をあずけて、左の扉を開けると、小さな空間ではあるがロビーになっており、左手前には液晶テレビがある。その隣に漫画本がこれまたささやかながら本棚に収まり、椅子が奥に並ぶ。
右側にフロント。座るのは60代後半から70代ぐらいの女性だ。
「こんにちは」と挨拶したあとに、「貸しタオルありますか?」と聞くと「お風呂用の?」と聞き返されて(お風呂以外にあるのだろうか…)と思ったけど、おそらくサウナのことを意味していたのかもしれない。
「はい」とこたえてフェイスタオルを出され、「使ったらこちらに戻してください」と言われる。
「中にシャンプーとかありますか?」と聞くと、「ありますよ。使ってください」と言ってくれた。
左が女湯で、右が男湯だった。


のれんをくぐって中に入ると、入り口と脱衣場の遮蔽壁がステンドグラス風になっていて、全体的にやや古さは感じるものの清潔にしてる感じがすごく伝わってくる。
右手前と奥にロッカーがあり、真ん中に座るテーブル。左奥に洗面台。
ドライヤーはやはり10円玉で使用する有料タイプだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉を開けて中に入ると、まず目に飛び込んでくるのは壁絵だ。
チップタイルで描かれたもので、花畑に木々が生い茂り、奥にさりげなく桜なのか花が咲いている。
全面を使っているので迫力がある。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲男湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯


設備を見ていくと、真ん中に島カラン。
左の間仕切り壁にも並び、左手前に立ちシャワーが一つある。間仕切りのカランも左手前が一つだけハンドシャワーだったので、実質立ちシャワーは2つ。
カランはすべて勢いがあり、使いやすさは満点。それと再三言うことになるが、とにかく綺麗だ。
通常の古い銭湯だとどうしても鏡に水アカがこびりついて白く濁ってしまうが、ここは全部しっかりと輝いていて驚いた。相当な手間暇を掛けないとここまで綺麗に出来ないだろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は右から奥に掛けて並ぶ。
一番最初の手前にあるのがサウナで、6人ぐらいは入れそうな広さだった。
その奥隣が水風呂で、一般の銭湯にしてはかなり大きめだ。5~6人は入れそうなスペースだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


さらに隣が森林浴ミスト。
こちらは全面アクリル板で覆われた小屋仕様で、扉を開けると横の壁からミストが噴出しており、左側に浴槽がある。
湯船は2人ほどが入れる大きさで、ハッカ(ミント)のような匂いが漂っている。森林浴というだけあって、森林にいるような演出なのだろう。
なによりも印象深いのは、森林浴の中でBGMが流れていることだ。
どうやら懐メロ限定らしく、昔の歌謡曲がずっと流れていた。
秋元康は音楽を「心のしおりだ」と言っていたが、まさにその通りでその歌を聞くとその時の感情を瞬時に思い出させてくれる。流れていた歌謡曲は小さい時の記憶にもないものだけど、昭和な感覚に包まれ、まるでタイムスリップしたような気分に浸れた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


森林浴からでると、奥に並ぶのが一連の主浴槽。右側が広めに確保された湯船で、右にショルダージェットとバイブラがある。
左が電気風呂で刺激強め。さらに左が寝湯、座湯と続く。水まくらもあってちゃんと冷たい。
このように設備は古いけれどもみんな精度が高く、しっかり機能してて使い勝手は素晴らしかった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層はやはり高齢者がメインながら、若い人はポツポツ目立った。
男湯はほとんど静かでちょっと挨拶をかわす程度だったが、女湯のほうはひっきりなしに声が響いていた。 


建物自体はかなり老朽化していたが、とにかく隅からスミまで綺麗で、設備もみんなしっかりしており、風呂屋としての矜持を感じさせてくれる素晴らしい銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 中井
経路 川沿い
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 昭和モダン
壁画・眺望 花畑や木々
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 水風呂、ショルダージェット、バイブラ、電気風呂、寝湯、座湯
サウナ あり
温度 42~43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 60代後半ぐらいの女性
客層 高齢者がメイン


【案内】

住所
〒161-0034
新宿区上落合3−31−2

電話番号
03-3368-2661

アクセス
西武新宿線「中井」駅下車、徒歩3分

休日
月曜

営業時間
15:30−25:00

※東京銭湯ホームページ転載