#東京お台場
東京大江戸温泉物語
2021年9月5日閉店
・非日常の極地
・銭湯のテーマパーク
・設備のバリエーションは多くない
・設備のバリエーションは多くない
ゆりかもめ
#テレコムセンター駅
▲ゆりかもめのテレコムセンター駅
▲おしゃれな噴水があったり、
▲駅名通りテレコムセンターがある
▲出口を降りよう
▲改札口
▲地図を見ると
▲すぐそばに大江戸物語がみえる。ピンク色の建物がそれだ
▲左にすすみ
▲ここから大江戸物語がみえる
▲左にテレコムセンター。この建物は展望台があるのだが、コロナ渦ということで残念ながら閉鎖されている
▲エレベーターを降りて
▲降りて振り返ったところ。この右の道に進む
▲あとは真っ直行くだけ
▲大江戸物語の看板がみえてくる
▲お堀まで再現するこだわりよう
▲入り口がみえてきて
▲奥に入り口
▲到着
▲閉店のお知らせ
▲駐車場をみると、車がぎっしり
▲人ももの凄く並んでおり、受付に到達するまで15分ぐらいは掛かった
▲ようやく入ると、アルコールで手を消毒して検温を受け、マスク入れの袋を手渡される。そこから左にある下足箱に靴を入れるのだが、ほとんど空いていなかった
靴を入れると左側にあるフロントに進む(ここでも順番待ち)。ロッカーの鍵を渡されて、奥のフロントで浴衣を手渡されるように言われる。
ちなみにロッカーの鍵は財布代わりにもなり、バーコードをかざして商品やサービスなどと交換し、最後にまとめて精算する
▲ここで浴衣を受け取る。絵柄がいくつかあって、好きなものを選ぶことができる。サイズも各種あるが、勝手に判断されて手渡される
右側の脱衣場に進むと、かなり広めの脱衣場で縦長のロッカーが並ぶ。
ここで服を脱いで早速お風呂に入るのかと思ったら大間違いだ。
なんと服を脱いだら浴衣に着替えなければならない。
気分はさっさと浴室に向かいたかったので、この時点でかなりのストレスを感じることに。しかも脱衣場の通路が狭くロッカーが向かい合わせなので人とぶつかり合いながら着替えなければならなかった。
色々と不満を感じつつお店のルールに従って浴衣に着替えると、脱衣場を抜ける。
▲抜けるとこんな感じ。縁日のように非日常空間が広がっていた
▲入り口そばにはお土産屋さんとか
▲食事するスペース
▲こんな風にやぐらまである
▲屋台とか居酒屋さん
▲スイーツ関係。とにかく目まぐるしいほど食べ物屋さんが軒を連ねる。
ねらいが女性やファミリー層向けであることは明らかだ
▲こんな風にフォトジェニックな場所も用意している。若者の心を捕らえるために随所に工夫されている
▲若い女性が多くてみんな浴衣を着ていているものだから華やか。
▲こんな風にフォトジェニックな場所も用意している。若者の心を捕らえるために随所に工夫されている
▲若い女性が多くてみんな浴衣を着ていているものだから華やか。
入浴客全員が浴衣を着ることで、その非日常空間の一員として参加する(させられている)仕組みだ。
こうして体感してみると浴衣を着る時はストレスだったが、ちょっと考えを改めた
▲先ほどの食べ物屋さんのあるところに進むと、休憩所とはべつの場所があって
▲ここは宿泊もできる
▲階段をのぼって見下ろす
▲ここから先が宿泊施設
▲一番安くて2万円ほどから。露天風呂付きだと4、5万円。入館料や朝食なども込みの料金だそうだ。観光で来る際にはいいかもしれない
▲浴室とは別の場所に足湯がある。こちらもスーパー銭湯でおなじみのオマケ的な設備ではなく、かなり本格的
▲通路を通って小さな陸橋を渡ると
▲こんな風に広い足湯が広がっている
▲ここは庭の造園にも力が入っていて、なかなか素晴らしい景色だった
ようやく室内を巡ったあとは浴室へと入っていく。浴室の入り口は男湯が右側で、女湯は左側。
のれんをくぐると、やはり大規模なスーパー銭湯ということで脱衣場はとても広く、スタッフが何人も待機している。
タオルが積み重なってあり、それを自由に手にすることができる(微妙な生乾きの臭いがしたのはガッカリした)。
ここのロッカーは好きに選んでよく、適当に空いているところをみつけて浴衣を詰め込む。脱衣場はとにかく人人人で、若い人ばかりが目に付く。
みんな友人たちとのおしゃべりに夢中で、スタッフは「黙浴」と書かれた看板を手にまわっているが、守ってる人間はほぼ皆無。
浴室の扉をあけると、浴室もとても広く、また天井が思ったよりも高い。
右手前には立ちシャワーが2つある。珍しいことにボタン式で、一度押すとずっと出続けるもの。デザインからして最新式のようだ。
入り口目の前に掛け湯。
左側一帯をカランが占める。
島カランは2つ程度であるが長さがあるので総数は多いのと、仕切りで区切られていてパーソナルスペースが広く確保されているので使いやすかった。
備え付けのシャンプー類はほかのスーパー銭湯と変わらないが、一つだけフェイスタオル&ハンドソープ&シェービングと万能液体石鹸が置いてあった。見た目も高級そうだった。
桶はプラスチックながら木製を模しており、椅子も木材ぽい作り。このあたりもコンセプトにしっかり忠実だ。
真ん中から奥に掛けて浴槽が続き、浴槽は二重構造になっており、手前側が温泉で、奥側が白湯の湯船になっている。
温泉は関東だとおなじみの塩化物鉱泉で1400メートルから掘り起こしたものだそうだ。黄金の湯と命名された通り透き通った茶褐色。匂いもほかと同様に塩化物特有の微かな匂いがする。個人的には好きな匂いだ。
上段に構えた真ん中の湯船が熱めのお湯で42℃ほど。これがここ一番の目玉だろう。
屋根もつけられ風情を醸し出しつつ、十数人は入れそうな広いスペースである。
温度と泉質の案配も絶妙で、入っていてとても気持ち良かった。
その下段左右にも湯船があるが、こちらも同じ塩化物鉱泉で、温度はともに39℃ぐらい。子どもや長湯向けといったところだろうか。
出典:大江戸温泉ホームページ引用
浴室の奥にあるのが白湯で、こちらは百人湯と表記されるように大勢が入れる湯船になっている。とはいえ実際に入れるのは頑張っても30人ほどぐらい。それでもとても広くて快適だった。温度は40℃ほど。その主浴槽の左に微細泡による白濁の湯がある。通常のシルク風呂だと仕切られた湯船になるが、こちらは主浴槽と地続きだった。
出典:大江戸温泉ホームページ引用
右側に目を転じると、寝湯が並ぶ。水枕はちゃんと機能しており、足元と肩や背中部分から心地よい刺激のジェットが噴出していた。
室内の左壁際にはアカスリとオートローリュウのサウナが併設してあり、サウナはソーシャルディスタンスの一環で席が間引かれているせいか、扉の前には短い行列ができていた。
出て行く人数分だけ中に入っていく繰り返しで、しばらく順番がまわってくると中に入れば人でビッシリ埋まっている。ただ、ここだけはみんな沈黙を貫いており、やはり狭い空間だからそういう意識にさせるのかもしれない。
そのサウナの外にでて奥に隣接してあるのが水風呂。4、5人は入れる広さで、水温は16℃ほどかかなり攻めた温度だ。
白人の若い男性が試しに入っていたが、やはり厳しかったらしくすぐにきびすを返していた。
浴室の左奥には扉があり、そこを抜けると露天風呂が広がっている。
露天風呂も贅沢にスペースを使っていて、背景にある中庭もずいぶんと力を入れているのが分かる。
露天風呂自体は2つあって、手前が少し広めで、奥は小さめ。
ともに大きな石を使った岩風呂で、隙間なく人がいるものだから芋洗い状態だった。みんな十代後半から二十代半ばを中心とした若い世代ばかり。ふだんは高齢者ばかりをみているので別天地である。
出典:大江戸温泉ホームページ引用
こうして全体の設備を見渡してみると、意外とバリエーションが少ないことに気づく。これなら1000円程度のスーパー銭湯と変わらないか、むしろ少ないぐらいだろう。
一般の銭湯ですらリニューアルしたところならほぼある炭酸泉がここではなかったし、スーパー銭湯だと大抵は二種類用意されているサウナが、ここだと一つだけである。サウナの広さもそんなにあるとは思えず、テレビもなし(個人的にテレビはなくていいけど)。
なので、入館料(今回は土日料金で3098円)の割には、こんなものかと思った。入浴だけが目的なら、色々と不満を覚えるスパ銭だった。
それでも非日常空間の演出に関しては他を圧倒して突き抜けている。
こうしたことに納得するなら、入館料を払うだけの価値はあるだろう。
主な客層はデジタルネイティブ世代と呼ばれる若年層であるが、こうした世代が足を運んでアナログ体験を求めてくる。
いくらデジタル化が進もうと、アナログ体験に勝るものはなしというのが自分の考えだ。東京の強みは、こうした多彩なアナログ体験ができるところだろう。
デジタル体験なら地方も東京も変わらないはずだからだ。
お台場東京大江戸物語は、事業用定期借地権設定契約が今年12月に切れるため、18年間の営業を9月初旬に終えることが決定した。
返還するスケジュールを逆算すればこの日付が限界だったようだ。
年間には100万人が訪れるということで、公衆浴場業界におけるガリバーである。非日常空間を演出するフロンティアがこのお台場東京大江戸物語だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 テレコムセンター駅
経路 駅の目の前
周辺の環境 テレコムセンター
●空間演出
建物外観 江戸屋敷
壁画・眺望 葛飾北斎の赤富士
統一感 あり
置物 色々
照明 明るい
★設備
休憩所 縁日
脱衣所 広くてきれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 天然温泉、シルク風呂、寝湯、露天風呂
サウナ あり
温度 39~42℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(料金込み)
備え付け あり
◆人
受付 20代の女性
客層 20代の若者が中心。小さな子どもの家族連れや一部中年
【案内】
住所
〒135-0064
東京都江東区青海2丁目6番3号
最寄り駅:
ゆりかもめ線テレコムセンター駅、
りんかい線東京テレポート駅
日帰りのご利用
11:00~20:00
朝風呂のご利用
5:00~9:00
最終入館時間
日帰り 19:00
朝風呂 朝7:00
大浴場入浴時間
日帰り 11:00~19:45
朝風呂 5:00~8:00
大人(中学生以上)
昼間料金
平日2,768円
土日・祝日2,988円
特定日3,098円
大人(中学生以上)
ナイター料金 (18:00以降に入館の場合)
平日2,218円
土日・祝日2,438円
特定日2,548円
朝風呂料金 (朝5:00~7:00受付)
大人(中学生以上)1,580円
小人(4歳~小学生)1,078円
※大江戸温泉ホームページ転載
ユーユーさん 567の時期にもいかれたんですか?すごいわあ 勇気がありますねえピヨピヨ
モンモン 以前は月に一回は行っており 多分60回以上通った温泉です♨️
週末は カップルや 小さなお子様が走っておられ ぶつかりそうになって 危ないので ホテルのプール派へ方向転換したんです。
ただ 男女兼用のお休み処広くて露天風呂も広く その当時は こういった大規模な施設はほかになく 珍しかったです
ラクーアも有名ですが いつもいっぱいで入れないんですよ!
ああー思い出の場所がまた一つ消えていく
さみしいわあ!
ここ数年は 伺っていなかったんですが
自宅近くから無料のバスもあり 平日及び 週末のお楽しみだったんですがねえピヨピヨ
閉館残念ですわあ!
混んでいる銭湯には 567が怖くて 行けないです。銭湯の時って皆さんマスク外しますよね!モンモンはマスクして入浴しますよ!
あとそうなんですよ
以下引用
❤️ここで服を脱いで早速お風呂に入るのかと思ったら大間違いだ。
なんと服を脱いだら浴衣に着替えなければならない。❤️
過去に外人の方 ハダカでいこうとされていたのを 何人か モンモンが 止めました。すぐにお風呂だと思っちゃうじゃないですか?英語の説明文書も貼ってあるけど みんな読まないから はだかで出ようとしてある 何人も 止めましたわ 懐かしいわあ!
おおー。ここにはしょっちゅう行かれてたんですか。しかも60回とはすごい。
たしかに創業当時はかなり先駆的な新しいスパ銭だったと思います。コンセプトも明確で江戸時代の銭湯文化を継承しつつ現代にマッチした新しい取り組みをしており、まさに日本初の銭湯テーマパーク!
大江戸物語としても本当は閉店したくなかったでしょうけど、賃貸契約だから仕方ないですよね。
今度あたらしく大江戸物語を作るとしたらもっと東京の中心部に作ってほしいです。横浜からここまで行くのに大変でした笑
新型コロナに関しては、まあ満員電車とも変わらないかなと思ってます。コロナが騒がれ始めたときから散々銭湯巡りをしてきて、ここだけリスクが高いということはないでしょうし。銭湯の場合は、湿度が高くて塩素も使ってるのと、お湯で体温をあげるから免疫も活性化されて、そうした環境化で多少なりウイルスなりに暴露することは生ワクチン(獲得免疫や液性免疫の一番理想的な形)の効果と同じなんじゃないかと密かに思ってます。
最近は会社でPCR検査を受けましたが大丈夫でした(精度は正直低いと思いますが、とりあえず陰性となりました)。
確か品川から無料のバスが出ていて そこからいらしたら 便利かもです
横浜からだと新橋乗り換えでゆりかもめ 景色を楽しむには良いですが
結構 ゆりかもめ も りんかい線も高いですからねえピヨピヨ
無料バス 東京駅からも出ていてね
あの大江戸温泉号のバス乗ると テンション上がりましたよーーーーー
実は広報担当責任者方と仕事できやしないわご挨拶したことありますが 週末は混んでいたけど 平日苦戦気味だったようです。特に567の後 苦戦中でしたが スタッフさんは なるべく長く 勤めたいとおっしゃっていましたねえ
JALカードで払うとちょっと割引あるんですよ!
ちょっと高いけど 好きだったなあ!以前は!
思い出の大江戸温泉のこと記事にしていただき嬉しいです ありがとうございました
平日は厳しかったんですねぇ…。
たしかに学生からしたらお値段お高めで、働いてる人は平日行けないし、コロナで拍車が掛かればなかなか難しかったかもしれません。
そっか!たしかに送迎バスがあるから、それを利用すれば良かったんだ。ゆりかもめで最寄り駅まで行ってしまいました笑
ほかにも寄るところがあったので損したわけじゃないですけど、たしかに大江戸温泉物語だけ行くなら品川から送迎バスの手がありましたね(それでも横浜から遠いですけど)。
大江戸温泉物語号に乗ってみたかったです。
こちらこそ色々と詳しい情報をおしえてくれてありがとうございました。
興味本位で昔浦安の大江戸温泉には宿泊した事がありますよ。ほんと畳だけの部屋で何も無かった記憶が有ります。ビジネスホテルより少し高い程度だった記憶が有るのですが。トイレも冷蔵庫も部屋になかった記憶しかありません。
自分もちょっと迷ったのですが、最後だし、公衆浴場の超有名施設だから行かないで後悔するより行って後悔してこようと思い行ってきました。
自分が知ってる限りだと、ここほど若者ばかりのスーパー銭湯はほかになかったです。まず高齢者を1人も見かけず、率直にすごいなと思いました。
若者の銭湯離れと言われますが、若者が公衆文化から離れているのではなく、銭湯が若者の嗜好にマッチしてないんだなと改めて思った次第です。
斜陽化が叫ばれて久しい銭湯業界ですが、工夫次第では若者を呼び寄せることができると思うので(実際に成功してるところが幾つかあるので)、是非がんばってもらいたいですね。
浦安に泊まられたんですね。
畳だけは無情!
それはちょっとガッカリです。
お台場の大江戸物語だと場所が一等地ですし、有明や台場周辺を観光するならまあいいかなという感じですが、浦安でそれだと、エー!ですよね。
はい、ありがとうございます!
大した記事じゃないですけど、どうぞ自由にリンクしてください。