横浜・桜木町
#松島館
JR京浜東北線
#桜木町駅
▲みなとみらいの中心地にある桜木町駅
▲いったん降りる
▲降りたらまっすぐ進むのが最短距離であるが、
▲今回は左側に進む
▲南改札口
▲出て右側が野毛山(松島館)方面
▲左がランドマーク側。文字通り横浜を象徴する場所だ
▲広場に出ればランドマークがみえる
ランドマークは、むかしのぼったことがあるのだが(写真は2003年頃)
けっこう高い眺めである。それもそのはずで、スカイツリーができるまでは日本一の高さをほこる展望台だった。
▲桜木町は日本で初めて鉄道ができた始発(終点)駅でもある。最初は横浜駅と名乗っていた
▲現在は駅前にロープウェイの土台を工事中
▲こんな感じになるらしい
▲先ほど出てきた場所を振り返る
▲松島館はこっち
▲西口
▲出ると
▲右側の線路沿いを歩く
▲ここはかつて東急東横線が通っていた線路の跡地。渋谷まで一直線だったが諸事情で駅を取り潰してしまった
▲左をむくと紅葉坂(もみじざか)。横浜を舞台にしたマンガ「恋は雨上がりのように」にも出てくる場所だ
▲とりあえず紅葉坂を目指そう
▲まっすぐ行けば横浜駅にたどり着く
▲階段を降りて
▲左奥に見えるのが紅葉坂
▲ここを右
▲ここでストップ
▲ひだりにむく
▲右奥にみえる道に進むので目の前の横断歩道を渡って
▲渡ったら右
▲ここの横断歩道も渡る
▲そしてすぐ左にまがる
▲このまま、まっすぐ進むのだが
▲途中でこんな神社を発見
▲どうみても自宅兼店舗なのだが…
▲中を覗くと、ふつうに自宅の敷地内。入るのに躊躇してしまう
▲入ってみるとこんな感じだった。横浜にこんな神社があることに驚いた
▲続きの道を歩く
▲セブンイレブンまで歩き
▲左折
▲すると松島館の看板がみえてくる
▲駐車場がある
▲渋い建物。みなみらいとは真逆の下町感に溢れている
▲残念なことに7月末で閉店
出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用
中に入ると、下足箱のところから男女に分かれている。右が男湯で、左が女湯。手動の引き戸をあけると、女湯側に女性が座っていた。みた感じ70代か80に届くかぐらい。
女湯側にいるのは男性客に気を使ってなのか。番台の中はお菓子やタオルやら、物置状態になっていた。
男湯側はというと受付手前に円形の傘立て。女湯をのぞき込まない防止策でもあるのだろうか。
「貸しタオルありますか?」と尋ねると、「どうぞ」と置かれてあったタオルを持っていっていいようだった。
出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用
▲写真でも番台ではなく女湯側に座っている。お金のやりとりは手を伸ばして受け渡しすることに
脱衣場を見渡すと、かなり古びた印象を受ける。昭和をくぐりぬけてきた銭湯らしく雑多感満載。
戦隊もののソード(剣)の形をしたビニールが埃を被って放置されてたり、電池が無造作に転がってたり、ハンガーが掛けっぱなしだったり、色々取り上げたらキリがないのだが、ようするに公私の区別ない生活感に溢れている。
出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用
作りは古典的で、真ん中と右側にロッカーがあり、左の間仕切りには大きな鏡。
それと奥左には小さな洗面台。その横に洗濯機が併置してある。
入り口から入って右手前に小さな坪庭。これを庭と呼べるのか?と思うぐらい小さなミニチュアのような庭である。
浴室の扉を開けて中に入ると、浴室もシンプルだ。
真ん中に島カラン。左右の壁にもカランがあるが、シャワーがあるのは左の間仕切りのみ。
しかしここはシャワーを使わない人が多いので、余裕で使うことができた。むかしからの古いお客さんが多いところなのかもしれない。
シャワーは最初ぬるくて、外が暑かったからちょうどいいなと思ってたらだんだん熱くなってきて、そのうちに我慢できないぐらい熱湯になった。
立ちシャワーは珍しく右奥側だ。スペースは広めに確保してあるので、タオルで体を拭くときに重宝した。
浴槽は2つに分かれていて、どちらも白湯。そして均等に分かれている。
左が深浴槽で、右が浅浴槽のジェットバス付き。
最初は右側に入ってみたのだが、予想通りけっこうな熱さだった。
前回来たときはもっと強烈な記憶だったが、それから温度が下がったのか、それとも自分が覚悟した分だけ熱く感じなかったのか。
出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯
前のときはかなり熱かったので、ここはどれぐらいの温度設定にしてるのですか?と受付の女性に尋ねてみたところ、「うーん。何度だろ?」と言われて衝撃を受けたことがあった。
さすがに人が入れない温度ではないだろうが(と願うが)、古い銭湯はけっこうアバウトなのである。
今回は右が47℃ほどで、左が46℃ぐらいか。深浴槽はパイプが剥き出しで、見た感じ熱くないか怖い。
客層は、ほぼ高齢者ながら若い人や中高年も混ざっていた。
シャワーを浴びていると、一人の入浴客が椅子を返すときに斜めに置いていく。
水気を落とすための気遣いだろうが、その人だけかと思っていたら、なんと続く人も斜めに置いている。
おや?と思い、桶のところをみると、みんなピラミッド型に綺麗に置いているではないか。
どうやら次の人のことを考えて綺麗に置くのがここの習わしらしく、常連客の間ではそうしたマナーを共有してるようだった。
なかなかほかの銭湯では見られない光景なので驚くとともに、感動した。
こうした文化を持つ銭湯が横浜から無くなってしまうのはとても残念なことである。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 桜木町
経路 高台方面へ
周辺の環境 商店
●空間演出
建物外観 古い
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 色々
照明 ふつう
★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 昔ながら
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 白湯
サウナ なし
温度 47℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし
◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 高齢者
【案内】
住所
〒220-0042
横浜市西区戸部町4-166
電話
045-231-7435
営業時間
15:00〜22:00
定休日
7日・17日・27日
※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ転載
外観といい、富士山の壁画といい、いい感じに朽ちて昭和が残っていますね。
今月一杯で閉められるんですね。
昭和は遠くになります・・・(-.-)
ほんとあらゆる点で昭和な銭湯でした。
至る所で経年劣化がありましたが、生きた博物館のような味わい深いところでした。
いろんな事情があるのでしょうが、無くなってしまうのは残念です。
しかもこういう銭湯がみなみらいに一番近いというのがいいです。
閉店はどういう経緯かわかりませんが、たしかに急遽なったというよりも頃合いをみてたのかもしれません。
最近は急に閉店が目立ってきて追いつくのがやっとの状況で驚いてます。
第二岡の湯、松島館、それと天神湯も潰れましたし、早稲田の松の湯も今月いっぱいで閉店だそうです。
まだまだ続きそうで怖いです。
5月から長期休暇に入ってるらしいので、このままだと、廃業のパターンになりそうですね。
久松温泉で黒湯が枯れているとなると、同じ池上にある桜館も影響がありそうな気がしますがどうなんでしょうか…。
横浜の天神湯は自分が三年前に訪れたときはぜんぶ白湯でした(ほかの天神湯のことだったらスミマセン)。
浅草の蛇骨湯は、薄かったですねぇ。
むかしは黒だったらしいのですが、自分が知ったときはすでに緑色でした。
桜館はほんと濃厚なんですが、まさにそのまま腐葉土の中に入ってるような気分で、自分はちょっとキツかったです。
そして暗い話題が続きますねぇ。数回しか行ったことない所でも、やっぱり地元銭湯の廃業は悲しいもんです。今年はもう、廃業のお別れ入浴はしたくないです。でも実は、私の住む八戸市の銭湯は最近結構賑わっているんですよね。たぶんサウナブームのお陰だと思います。市内には純粋なサウナがなく、サウナに入りたければ、銭湯に行くしかないので、結構繁盛してますね。ホテルや宿泊業をやっているスーパー銭湯は閉館したりしましたが、普通の銭湯は、小さな所も混んでたりします。
去年はほとんど閉店する事がなかったのですが、やはりこうした背景にはコロナの影響があるのかなと思います。
早稲田にある松の湯という銭湯も高齢化のためと表明していますが、少なからずコロナの念頭があったでしょうね。
銭湯のブログもAmebaやnoteなどで毎日のように更新していた人が3月頃からパッタリ更新しなくなったりしてて、客側ですら強く警戒するのなら、経営者はなおさら危機感が高いかと思われます。
この先は年金で細々と暮らしていけばいいやとなればこれを機会に畳んでしまうでしょうね。
八戸は賑わってていいですね!
スーパー銭湯が閉じて銭湯が元気なのは意外でした。でも考えてみたら、青森はどこも温泉をもってて、コストパフォーマンスも高いし、それでサウナまで完備ならむしろそっちに足を運ぶのが自然かもしれません。これから夏にかけて水風呂が楽しみな時期でもあるし、しばらく活況が続くでしょうね。