銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

平安湯(横浜・鶴見市場)

2022-03-15 06:27:00 | 銭湯 温泉
#平安湯





京急本線
#鶴見市場駅

▲京急の鶴見市場駅


▲川崎と鶴見に挟まれた場所にある






▲階段をのぼり




▲改札口


▲こんな小さな駅なのに、珍しくイエローハッピーステーションなるものがある


▲飲み物やお菓子のほかに子ども向けのお土産まであった

▲地図をみると、左が現在地。目的地は、右端のところだ。歩いて8分ほど


▲右の階段を降りて




▲でたところ


▲右に曲がったら


▲すぐ左折


▲道なりに進んで




▲大通りにでる。ここを右に向けば、箱根駅伝の鶴見中継所がみえる。9区から最終10区にたすきを渡す場所で、注目される中継所だ


▲目の前の横断歩道を渡り




▲ホテルニューヨークの自由の女神がみえてくる


▲帰りに撮った写真。ラブホテルなのに街のシンボルになっている


▲ホテルニューヨークを横切り


▲そのまま真っ直ぐ歩いて横断歩道を渡り


▲今度は右


▲ローソンを通り過ぎて


▲ローソンを通り過ぎてすぐのところで立ち止まると左折する


▲左に曲がったところ


▲あとは真っ直ぐ行くだけ




▲左に煙突がみえてくる








▲到着


下足箱に靴を入れて左側の扉を開けると、すっきりした縦長の空間になっている。左にあるのは印象的な薄緑色のソファーで、右側に受付。
座るのは60代後半から70代前半ぐらいの女性でしっかりした対応だった。
のれんの色が区分けされてなかったので青色が男湯と思い込んで右側に行こうとしたら注意された。左が男湯で、右が女湯だった。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲こんな感じで両方とも同じ色。文字で色分けしてるけど、これだとパッと見分かりにくい


のれんをくぐると、ふつうのスペースの脱衣場で、脱衣場の時点でけっこう人がいるなという印象だった。
ロッカーは手前側にあって、奥左側に洗面台。洗面台の鏡に向かってブツブツ独り言を言ってる30代ぐらいの入浴客がいた。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


浴室の扉を開けると、まず目に付くのが真っ黒に染まった床だ。黒湯で染み込んでしまったのだろう。
入り口のすぐ手前右側に水風呂があるのだが、それが“かつては黒湯(冷鉱泉)”だったのだが、今回訪れると白濁のお湯に変わっていたからビックリ! 黒湯は枯れてしまったのだろうか…。
左に目を向けると、真ん中手前に立ちシャワーがあり、左奥にサウナ。
レイアウトはほかの銭湯と同様に真ん中に島カランが並び、左右の壁にもカランが並ぶ。奥の壁沿いには浴槽。
浴槽は3つに分かれている。
右側が“元黒湯”の温泉で、やはりここも壁の側面が真っ黒なのだが、今は薄茶色が少し入ってる程度のほぼ白濁だった。深浴槽で3人ほどが入る小さなスペース。温泉の成分はナトリウムー塩化物ー炭酸水素塩冷鉱泉と表記されていたが、今はその成分が変わってるかもしれない。
温度は43℃ほど。
真ん中は主浴槽で、右に電気風呂があり、バイブラが続く。白湯で温度は42℃ほどか。
最後の左端は座湯で、こちらは深浴槽。温度は真ん中と同じ42℃ほどだ。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


壁絵はペンキ絵がないものの、下の部分がタイル絵になっており、水中の中で植物が根をはり、水面の上で葉を咲かせている情景が描かれていた。その水中の中で鯉が泳いでいる。


客層はほぼ高齢者だが、若い人もちらほらいた。この手の古い銭湯はたいてい高齢者ばかりなので意外だった。


はじめてここを来たときは鉄臭のする濃厚な黒湯に感動したものだが、今はすっかり脱色されており、こういうこともあるのかと少し寂しい気持ちになった。
ただ、お客さんの活気はまったく失われておらず、地元の人たちにとって黒湯であろうとなかろうと大切な場所であることに変わりはないだろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 鶴見市場
経路 海方面に歩く
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 かなり古い建物
壁画・眺望 タイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 水風呂、座湯、バイブラ、電気風呂、温泉
サウナ あり
温度 42~44℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 70代の女性と80代の男性
客層 高齢者中心


【案内】
住所
〒230-0031 
横浜市鶴見区平安町1-70

電話
045-502-4126

営業時間
15:00〜22:00

定休日
不定休

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (お良し)
2022-03-15 20:41:10
 こんばんは、いつもありがとございます(*^-^*)

 ずいぶんと町と通りが閑散としていますが、撮影しているのは何時ごろなのですか?
超早朝って雰囲気ですねー。

 かつては黒湯だったのですね、黒湯は好きです。色が変わったなんて、びっくりです!
( 黒湯といえば、金沢文庫から西に歩いていった所にあった、名前を忘れましたが「ナントカ温泉」、母とよく行きました。今もあるのかなぁ???)
 「平安湯」さんは、良い雰囲気の佇まいですね。

 イエローハッピーステーションも良いですね。こういう自動販売機で買う時って何故かドキドキ わくわくします♪
京急は昔ながらのホームの売店、駅員さんの改札口売店もほぼなくなり、セブンイレブンが駅に入るようになっていますね。

 今日も楽しく読ませていただきました~♫♪♫♪
 
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Unknown (southandnorthface)
2022-03-16 06:24:12
お良しさんへ

おはようございます。

町が閑散してるのは、閑散してる町だからだと思います(笑)
撮影したのは16時頃で、ちょっと寂しい雰囲気のところでした。めぼしい施設のないところなので(昔、ワイルドブルーヨコハマというのがありましたが)、仕方ありませんね。

3年ぐらい前に訪ねたときはすごい濃厚な黒湯で、床や浴槽まで真っ黒に染まってて、すごいところだなと思ってたのですが、再訪したら白くなっててエー?!でした。
渥美清が若い頃によく利用していた蛇骨湯というところも最後はかなり薄くなっていたので、黒湯はいつか枯れる運命なのかもしれません。
金沢文庫の近くは銭湯が見当たらないので、もう無くなってしまったかも…。金沢八景だと、2つ銭湯があって、みなと旅館の銭湯はとても有名です。

イエローハッピーステーションは自分もつい反応してしまいました(笑)
なにか買うわけではないのですが、ああいう自販機を見ると童心にかえってしまって、つい覗いてしまいます。
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わあ懐かしい (みなみ)
2022-03-17 13:59:40
昔、幼少期に鶴見市場に住んでいました。
当時は徒歩圏に3軒銭湯があり、その内の1軒かなと。
銭湯だけでなく、街が変わったなー。
ありがとうございました。
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Unknown (southandnorthface)
2022-03-17 18:36:29
みなみさんへ

コメントありがとうございます。

むかしは、鶴見市場周辺に銭湯が三軒もあったとは知りませんでした。平安湯がそのうちの最後ということなら、末長く続いてほしいなと願っています。
じつは自分も鶴見生まれで、育ったのはこの辺ではないのですが、鶴見には強い思い入れがあります。
銭湯巡りをしつつ、少しでも街の記憶を残せればとも思っています。
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ふたたび 失礼します (お良し )
2022-03-17 21:21:49
>町が閑散してるのは、閑散してる町だからだと思います(笑)


 アッハッハー、そうかぁ と、声を出して笑ってしまいました。
 箱根駅伝の中継所ができる場所ということで、勝手に賑やかな所だと思い込んでいました。

 ところで、金沢文庫の銭湯をグーグルアースで検索してみましたら跡形もなくて、住所がわかったので それならばとTwitterで検索してみたら「赤井温泉」という名前だったと判明しました。5年ぐらい前に閉店したようです。残念です

 三浦市に近い横須賀の家から、はるばる電車に乗って何度も 腰痛持ちの母と温まりに行きました。「黒湯」はすごーく温まりますね!それに冷めない♡
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Unknown (southandnorthface)
2022-03-18 07:30:16
お良しさんへ

鶴見中継所がありすけど、それ以外は駅前の小さな商店街と大きな道路があるぐらいですからねぇ…。ここの銭湯は横浜の中ではひときわ泉質の高い銭湯だったので、すごく印象深いところでした。

思い出の銭湯は、赤井温泉だったんですね! じつは銭湯巡りをはじめた時に、行ってみたかったところだったんですよ。
旅館も併設したところだったような記憶がありますが、知ったときにはすでに無くなっていたので残念でした。
黒湯はたしかに湯冷めしにくいですね。植物由来の成分なので、体にとてもいいものだと思います。
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Unknown (まいんど)
2022-09-28 03:58:05
京急電鉄ではJR四国8000系や予讃線2000系宇和海、JR四国2700系のようなアンパンマン列車や京都市営地下鉄やゆいレールのようなアンパンマンの描かれたJA共済のラッピング電車を走らせたりアンパンマンの映画のスタンプラリーを実施せず、代わりに美少女戦士セーラームーンや、フレッシュからトロピカル~ジュ、デリシャスパーティまでのプリキュアとキラキラプリキュアアラモードの電車を走らせるそうです(京急がアンパンマン列車を走らせたりアンパンマン列車のスタンプラリーを実施したり京急が駅構内に明治(旧明治乳業)のアンパンマンの自販機を設置したりアンパンマンとけいきゅんのコラボ商品を販売する予定はなく、過去に京急油壺マリンパーク・西武園ゆうえんち・東武動物公園や池袋・船橋の東武百貨店・モリシア津田沼・セレオ八王子・イーアス高尾・ラゾーナ川崎や海老名ビナウォークでのそれいけアンパンマンショーの告知にも「けいきゅんがやってくる」という記述もなく、小学館のめばえや幼稚園の紙面にも「けいきゅんとおうちであそぼう」という記述もなかった)。
理由として、アンパンマンではなくセーラームーンの方が世界中に広く知られていることと、アンパンマンのアニメで「顔がぬれて力が」というシーンが1500形や新1000形ステンレス車の事故を連想させて不吉・不適切なことと、京急沿線にはアンパンマンがきらいでセーラームーンやプリキュアが多いためです。
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