銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

高砂湯(東京・雑司が谷)

2021-04-17 07:26:00 | 銭湯
#高砂湯







東京メトロ副都心線
#雑司が谷駅
▲雑司が谷駅




▲副都心線だと、隣が池袋である

▲出口1番を目指す


▲ホームの一番はじっこだ


▲エスカレーターでのぼり




▲左に進むと


▲改札口


▲抜けた先の地図。見えにくいと思うが、ちょうど赤い点線になってるところを歩く

▲さらにエスカレーターでのぼる




▲途中でみつけた地図。左上に池袋


▲JRだと池袋の隣が目白で、天皇家とゆかりの深い学習院がそばにある。この近辺は由緒ある場所なのだろう。
有名な卒業生だと、宮崎駿やオノ・ヨーコ、麻生太郎。異色なのは六角精児、仲本工事、角野卓造あたりも卒業生だ

▲近くに雑司が谷霊園。こちらも有名人が多数で、夏目漱石、東條英機などが永眠している

▲今回向かうのは右側だ

▲まだのぼる






▲ようやく地上に到着

▲出たら右側に進む



▲三角ひろばなるものがみえてくる






▲三角ひろばを過ぎて


▲ここでストップ


▲左をみると路線電車の踏み切り

▲今回進むのは右側だ


▲あとはまっすぐ歩くだけ





▲途中で公園がみえてくる


▲公園にあった地図

▲ここらへんは豊島区と文京区との区境になる


▲公園も過ぎて


▲右には今だと珍しく助産所があった






▲雑司が谷弦巻通り商友会の中へと入っていく

▲ラーメン屋なのかおでん屋なのかよく分からないお店


▲寄り道するとちょっとわき道に入れば、昭和チックなお店が軒を連ねていた






▲奥にあるのが雑二ストアー(由来は、雑司が谷二丁目にあるから)




▲60年前に作られた風景がそのまま残っている

▲ちょうど「三丁目の夕日」が描かれた時代に作れられたものだ


▲反対側にでたところ


▲先ほどの道に戻ると、とにかくひたすらまっすぐ


▲クリーニング店を横切り

▲趣味半分、仕事半分らしい




▲ようやく左に高砂湯がみえてくる。奥にあるのはおせんべい屋さん。このおせんべい屋さんの先になると、もう文京区である。ギリギリ豊島区の銭湯だ





▲コインランドリーもある


▲開店時間が17時なので、この時点ですでに周りは薄暗い


中に入ると、左側に下足箱のスペースがあり、規模にしてはまあまあの広さ。




扉を開けると、すぐ目の前にフロントがある。座るのは、50代後半ぐらいの女性だ。やはりこの年代になると、テレビよりもスマートフォンを手にしていた。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「はい」とすぐに出してもらえた。
500円玉を差し出すと30円のお釣りが返ってきたので無料のようだ。
渡された後に「帰りはこちらに返してください」と言われる。
フロントの左右には簡単な椅子があるが、受付の目の前なので一見さんが休憩するにはちょっと落ち着かないかも。


男湯は左側で、のれんをくぐると脱衣場はかなり薄暗い。こんなところが何となく昭和らしいと感じる。
入って左側の壁のところにロッカーが並び、真ん中には座るテーブルと長いすが平行に並ぶ。右側には洗面台。
ロッカー付近にテレビが設置してあった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲このロッカーは昔の魔法瓶の絵柄とまったく同じもの。1967年あたりから金属印刷が可能になったので、その頃に作られたのだろう。これも時代の生き証人である


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯側


扉を開けると、ここはかなり古い銭湯のイメージだったが、実際に入ってみると明るくて綺麗で拍子抜けした。
真ん中に島カランがあって、左右の壁にもカランがある。浴室全体は白がベースながら差し色でピンク色も使われており、女性的な感じだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


立ちシャワーはなく、きわめてシンプルな作り。
最初に目を奪われたのは壁絵で、ふつうのペンキ絵ではなく写実的な絵である。
Googleのクチコミでは写真と勘違いしてる人がいるが、あくまでも写真をトレースした絵らしい。たしかに写真と勘違いするのも無理はないかも。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲今の漫画は写真をトレースした背景描画が多いので、時代を先取りした壁絵ともいえるかもしれない


浴槽は奥にあって、左側のみ手前にせり出している。
3つに分かれてて、右側が深浴槽。


出典:東京銭湯ホームページ引用


深浴槽はたいてい熱いので、覚悟しながら足を入れてみると、やはり熱かった。とはいえ45℃ほどか。
真ん中が座湯でジェットバス。水枕があったが、機能してない。ジェットの勢いはまあまあで、温度は43℃かそれ以上かも。あまり深浴槽と差を感じなかった。
そして最後の左端にあるのが薬湯で、奥側がバイブラ仕様。この日は薄い青色をし、よくある薬湯の匂いがした。入ってみるとかなりぬるめだ。
小さな子どもが長湯してたので、たぶん低めだろうなと思ったが、39℃ほどだろうか。この温度設定は子どもでも入れるようにした配慮と思われる。


客層は高齢者がメインで、一組だけ親子がいた。ほとんど会話は聞こえてこず、静かなところだった。


ここは横浜から遠い場所にありながら開店がずいぶん遅い時間帯なので、前から来ようと思いつつ二の足を踏んでいたのだが、実際に来てみると想像してたよりもふつうの設備で、受付の対応もふつうで、ある意味ふつうすぎたので驚いた。
というのも、17時から開店して週休2日なら、意欲的には取り組んでない銭湯だろうなと予想していたからだ。
こうした時短であるが、東京銭湯の記事によると長く経営できるための対策らしく、たしかに時短でいいから続けてくれた方が常連客にとっては嬉しいだろう。
高齢化が進む銭湯業界であるが、今後はこのように無理せず経営するスタイルの銭湯が増えてくるかもしれない。




【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 雑司が谷
経路 商店街を通る
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 写実的な富士山の絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 薬湯、座湯、ボディジェット
サウナ なし
温度 39~45℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 50代女性
客層 高齢者や親子


【案内】

住所
〒171-0032
豊島区雑司が谷1−5−3

電話番号
03-3981-2374

アクセス
副都心線「雑司が谷」駅下車、徒歩8分

休日水、金曜

営業時間
17:00~23:30

※東京銭湯ホームページ転載


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