銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

第二江陽館(横浜・根岸)

2023-07-15 06:14:00 | 銭湯
#第二江陽館





JR京浜東北線
#根岸駅
▲根岸駅


▲エスカレーターでのぼり


▲改札口


▲地図で見ると左端っこあたり

▲ロータリーの左にすすみ

▲ロータリーを抜けて



▲根岸中学校が突き当たりにある


▲右折したところ


▲大通りにでる


▲左折して


▲しばらくまっすぐ




▲橋がみえてくる

▲川の奥に海がある


▲横断歩道を渡り、右の歩道橋にあがる




▲歩道橋にあがったところ


▲その奥に第二江陽館の煙突がみえる


▲左の階段をおりて


▲右に向く

▲すると第二江陽館がみえてくる




▲到着。第二とあるが、第一はすでに廃業したようだ。今の経営者は最初の経営者から第二を譲り受け、受け継いだ人が生き残った


▲中に入るとなぞのモニュメントが飾ってあった


外観から分かるとおりかなり古いお風呂屋さんだが、古いなりにきちんと手入れをされてることが分かる。
靴をあずけて右の扉をあけると、すぐ目の前にロビーがあり、左側にフロントがあった。
座るのは50代ぐらいの女性。感じのよい対応をしてくれてガーリーな服装でかわいらしい声をしていた。
「こんにちは。貸しタオルありますか?」と訊ねると、「50円と20円のがありますが?」と後ろにあるバスタオルとフェイスタオルを示したので、「20円でお願いします」とこたえた。ついでに固形石鹸も購入したので合計で550円。
「下駄箱の鍵はありますか?」と聞かれたので下駄箱の鍵を渡すと、代わりにロッカーの鍵を受け取る。
最後に「サウナは大丈夫ですか?」と聞かれる。サウナに入るかどうかまで聞いてくるところは意外と少ないので、丁寧な接客という印象を受ける。
男湯は左側で、女湯は右側。


のれんをくぐると、扉の入り口がかなり狭かったので、大柄の人は要注意。
脱衣場はそんなに広くなくて、真四角のスペースで、左側の壁沿いに茶色のロッカーがある。
右側には簡易的な机と椅子が並び、そこに私物などが置かれてあった。洗面台のところは有料のドライヤーとティッシュ。種類は少ないけどティッシュがあるだけでもありがたい。
ロッカーの隅っこにはテレビがあり、NHKの大相撲を放送していた。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲こちらは女湯


扉をあけると、そこそこ人はいるという印象。とはいえ、もともと狭いところなので、4~5人程度か。
最初は左に目を向けると横列にカランが並んでいる。
こちらのシャワーは勢いがあって使いやすいが、やや拡散するタイプ。
椅子は入り口の手前と右横にある立ちシャワーのところに大きな椅子が並んでいた。なぜ立ちシャワーのスペースに椅子が置いてあるのかは不明。


右側には浴槽が並び、奥にむかって3つ連なっている。
手前は薬湯のバイブラで、この日はバスフレンドの緑茶だった。もちろん本物の緑茶ではなくて、それ風のもの。
バイブラ仕様で、温度は43℃ほどか。以前来た時はめちゃくちゃ熱くて入れなかったのだが、この時は普通の温度だった。方針を変えたのかも。


その奥が座湯で、こちらも温度は43℃ほどの白湯。
一番最後が主浴槽となるやや広い浅浴槽のバイブラだった。
端っこのところにステンレスの腰掛けが用意され、こちらは座ると半身浴ができる。ここも43℃と標準の温度。
そして浴槽のさらに奥にサウナがある。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲女湯の浴室風景


出典:はまれぽホームページ引用
▲こちらは男湯。右が薬湯で、真ん中が座湯、左は見切れているけど浅浴槽のバイブラがある


サウナは扉をあけると真っ正面に三段の階段が作られ、詰めれば6人ぐらいが座れるスペースだった。やはり狭いので窮屈感は否めない。
こちらは別料金180円で入れるからお得だ。自分は使わなかったので中の様子は詳しく分からないが、昭和の演歌と歌謡曲が交互に流れてるそうだ。


出典:はまれぽホームページ引用


そのサウナの左側、つまり先ほどのカランの壁を隔てた奥のスペースに水風呂がある。
こちらは三角形をしていて、手を突っ込んでみたところキンキンに冷えていた。おそらく16℃ぐらい。
その水風呂の奥にも左右に少ない数だが、カランがある。


壁絵などはなくて、全体を通しても装飾性は見あたらなかった。
華やかさとは無縁であるが、その質実剛健ぶりは個人的に好感が持てた。


客層はほとんど高齢者で、一部で二十代と小学生らしい子も。小学生は大人と同伴というよりも1人で来ているような雰囲気だったので本当に1人で来てるならなかなか渋い子どもである。


じつはこちらの銭湯は1988年(昭和63年)にできた建物らしく、ギリギリ昭和にできた建物だ。ということで昭和と平成の境目がどんな感じだったか分かる貴重な建物ともいえる。
雰囲気はどちらかというと平成に作られた銭湯と特徴が似ているので、あまり昭和感はしないけれども、名残のような部分をうっすらと感じた。
整いすぎず、かといって雑然ともしておらず、安穏とした時代の空気感が漂う銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 根岸
経路 線路沿いに歩く
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なぞのモニュメント
照明 ふつう(採光は明るい)

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 狭いけどこざっぱりしてる
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 薬湯、座湯、
サウナ あり
温度 43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(20円)
備え付け なし

◆人
受付 50代の女性
客層 高齢者や若者、小学生


【案内】

住所
〒235-0014 
横浜市磯子区中浜町4-16

電話
045-751-6330

営業時間
14:10〜23:00

定休日
火曜日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載


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