#あけぼの湯
都営地下鉄新宿線
#船堀駅
▲都営地下鉄の船堀駅。地下鉄だけど、駅は地上にある。というのも、このあたりは海抜が1mからマイナスとかなり低く、水害が起きるとほぼ水没してしまう地域だ
▲地図をみると、現在地はここ。目指すは南側だ
▲皇居からみると東京の右端にあたる
▲階段を降りて
▲改札口
▲改札口を抜けたところ
▲地図をみると、左側である
▲南口方面へと進み
▲駅を振り返ると、こんな展望台の建物があることにビックリ!
船堀に来てはじめて存在を知ったのだが、なんでも東京三大タワーの一つだとか。
東京スカイツリー、東京タワー、そしてこの船堀タワー(正式名称はタワーホール船堀)である
▲もともと防災が起きたときに被災状況を確認するための建物らしく、外観はご覧のとおりやや無機質なデザイン
▲ということで上ってみた。三大タワーの一つなのに無料なのも嬉しい
▲右にみえるのは荒川。左はもう東京湾である
▲浅草方面を眺める
▲これは梯子。登ることを想像するだけで玉キュンしてしまう
▲スカイツリーが目の前にある。東京都庁も見えるらしいのだが、それはハッキリ分からなかった
▲真上からみた船堀駅
▲まずは小学校がある方へと歩く
▲地上に戻ると、南口を出たら右側の大通りまで歩く
▲大通りに沿って左の横断歩道を渡る
▲渡ったところ
▲しばらく真っ直ぐ進む
▲この右側に小学校がある
▲渡ったところ
▲しばらく真っ直ぐ進む
▲この右側に小学校がある
▲近くにあった地図。いまはここで、すぐ先の道を左折する
▲目の前の横断歩道を渡り
▲目の前の横断歩道を渡り
▲左折する
▲あとは直進するのみ
▲あけぼの湯がみえてくる
▲なんと一階と二階に分かれてる。どういうこと?
▲建物は奥にあるので、アーケードの先へと歩く
▲あとは直進するのみ
▲あけぼの湯がみえてくる
▲なんと一階と二階に分かれてる。どういうこと?
▲建物は奥にあるので、アーケードの先へと歩く
▲到着
中に入ると、少し余裕のある下足箱のスペース。靴を入れて右側へと入ると、受付に座るのは、60代ぐらいの女性だ。
けっして元気がある感じではないけど、ちゃんとした対応をしてくれる。
「貸しタオルありますか?」と尋ねると「レンタルはバスタオルしかないのですが…」と言われて、タオルセット(270円)かタオル(290円)だけがあるということで、タオルセットを頂くことに。
中身は、タオル、石鹸、シャンプー類とひげ剃りだった。
会計をすませると、入り口から左側に進めば浴室だが、手前側がロビーになっており、右が食堂。暗かったので、今はコロナの影響でやっていないのだろう。
左が通常のロビーで、ソファーとテーブル、それにテレビがある。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲右側の食堂
出典:江戸川区浴場組合ホームページ引用
▲左側のロビー
▲左側のロビー
男湯は右側で、のれんをくぐると、脱衣場は普通の規模かなという感じで、手前と真ん中にロッカーがあり、右奥には洗面台がある。
ここは、一階と二階に分かれているので、脱衣場の左に階段があった。
まずは一階の扉をあけると、すぐ目の前にカランがある。
島カランが2つと右の壁側にもカラン。
左に目を転じると立ちシャワーが2つある。その立ちシャワー側の奥が浴槽だ。
カランはそこそこ古い感じであるが、みんな問題はなかった。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲脱衣場
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲入って目の前のカラン。写真(立ちシャワーからの視点)からみると右が出入り口になる
浴槽は実質一つのもので、かなり大きい縦長だ。温度は思ったよりもぬるく、40度ぐらいか。
右側が主浴槽で、真ん中に球状の噴水がある。
出典:江戸川区浴場組合ホームページ引用
手前左側は深浴槽になっていて、前後にハイパージェットがある。これは120センチの深さがあるので、子どもは立ち入り禁止とあった。
さらに奥に一人用の電気風呂。かなり弱めで、電気風呂が苦手な人でも大丈夫だろう。わざわざ椅子を持ち運んで座ってる高齢者がいた。
最後は一番奥が半寝湯で、3つ並ぶ。
ここまでが一階の室内。
出典:江戸川区浴場組合ホームページ引用
▲パネルは、ヨーロッパと思わしき場所の湖畔と山の写真
さらに奥には扉があり、飾り気のない扉をあけると露天風呂だ。
緩やかな曲線を描いて、5人ぐらいは余裕で入れそうな岩風呂となっている。ゆず湯でもあり、しかも天然温泉だという。
とはいえは、見た目はどう見ても白湯。香りもゆずの匂いしか漂ってこない。
この手の温泉といえば、メタけい酸あたりだろうか。
露天風呂も40度ぐらいだった。
出典:江戸川区浴場組合ホームページ引用
次は二階で、先ほどの脱衣場の階段をのぼると、かなり高さがある。足下は滑りにくいものの、要注意だ。
あがりきると、すぐ目の前にあるのが屋根の付いた2人用の寝湯。
露天風呂風だが、実際にかなり冷気を感じたので、室内型の露天といった感じだった。奥には外気用の椅子が並ぶ。
右を向くと、その奥にはサウナ。サウナに隣接して、手前側に水風呂があった。
水風呂は標準的な温度で18度ほどか。4~5人は入れそうな広さである。
出典:江戸川区浴場組合ホームページ引用
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯
そして左側に向くと扉があり、あけると中は通常の銭湯と同じ作りの真ん中に島カラン。手前左右に立ちシャワー。奥に浴槽といった配置。
一階だけでも一つの銭湯として成立するのだが、ここは二階もまったく独立して成立する作りになってるので、2つの銭湯が共存してるような構造だ。
これだけ設備があると作るだけでなく維持するのも相当大変だろう。ここまで用意してるのに、値段は通常価格なのだから恐れ入る。
出典:江戸川区浴場組合ホームページ引用
奥左側には、ミストサウナ。鍵付きだったので、これも別料金のようだ。
奥の浴槽は、大まかに左の白湯と、右のジャクジーに分かれる。
白湯の左側は座湯が2人用。右隣がジェットバス(通常)とさらに右が窪みのある寝湯。残念ながら水枕は機能していなかった。
温度はここで唯一高めの43度ほどだ。二階は大人向けといったところか。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯
そして右端にある円形のジャクジーが、ジャクジーというか水流が回転するようになっていて、油断すると座ってても体が傾く。
白濁で、牛乳風酵素風呂とかかれてあったが、薬湯か微細泡なのか正体は分からなかった。こちらは41度ぐらい。
こんな感じで、めちゃくちゃ湯船が多いので、ブログを書くに当たって一つひとつ忘れないようにするのが大変だった。
この設備の豊富さは尋常じゃない。
しかもここは、東京の中では最古のところで、創業が1773年だというから江戸時代から240年近く続く超老舗だ。
場所や施設も変わっているので、創業から引き継いでいるのは屋号だけだろう。それでも代々風呂屋だったことを考えるととても凄いことである。
客層は高齢者がメインだが、親子もちらほら。やはりこれだけ設備が充実してると年齢層も幅広い。
一階は部分的に老朽化を感じたが、二階は比較的新しい設備と感じた。
これだけ長い間商売を続けられたということは単に伝統を守るだけでなく、変化を取り入れる姿勢があったからこそ続けて来られたのかもしれない。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 船堀
経路 南下する
周辺の環境 住宅街
●空間演出
建物外観 古い作り
壁画・眺望
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつうの広さ
シャワーの出 良い
浴槽の種類 座湯、ハイパージェット、寝湯、半身浴、電気風呂、露天風呂、水風呂風呂、岩盤寝湯、エステジェット、ジェットバス、ジャクジー、牛乳風酵素バス
サウナ あり
温度 40~43℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(円)
備え付け なし
◆人
受付 60代の女性と70代の男性
客層 高齢者や親子
【案内】
住所
〒134-0091
江戸川区船堀3−12−11
電話番号
03-3680-5611
アクセス
都営新宿線「船堀」駅下車、徒歩5分
休日
木曜・第3金曜
営業時間
15:30−23:50
日・祝日は14:00~24:00
※東京銭湯ホームページ転載
ここに来て1階しか入らなかったのならもったいなかったですね。
たしかに最初は2階だけだったのも納得です。上下が完全に独立していましたから。
ブログ記事ではとくに書かなかったのですが、外階段があって、なんで中に階段があるのに、わざわざ外階段があるんだろう?と思ったのですが、それで辻褄があいました。以前は外から二階にのぼって入ったんですね。
だとすると、昔はフツーの銭湯だったんだなと思いました。
今はほんと凄かったです。ただ東京都で一番古い銭湯なのに、今風というか、ちょっと古い程度だったのは肩すかしでした。
現時点で建物が一番古いとなると、帝国湯なのかなぁと思いました。