銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

平安湯(横浜・鶴見市場)

2022-03-15 06:27:00 | 銭湯 温泉
#平安湯





京急本線
#鶴見市場駅

▲京急の鶴見市場駅


▲川崎と鶴見に挟まれた場所にある






▲階段をのぼり




▲改札口


▲こんな小さな駅なのに、珍しくイエローハッピーステーションなるものがある


▲飲み物やお菓子のほかに子ども向けのお土産まであった

▲地図をみると、左が現在地。目的地は、右端のところだ。歩いて8分ほど


▲右の階段を降りて




▲でたところ


▲右に曲がったら


▲すぐ左折


▲道なりに進んで




▲大通りにでる。ここを右に向けば、箱根駅伝の鶴見中継所がみえる。9区から最終10区にたすきを渡す場所で、注目される中継所だ


▲目の前の横断歩道を渡り




▲ホテルニューヨークの自由の女神がみえてくる


▲帰りに撮った写真。ラブホテルなのに街のシンボルになっている


▲ホテルニューヨークを横切り


▲そのまま真っ直ぐ歩いて横断歩道を渡り


▲今度は右


▲ローソンを通り過ぎて


▲ローソンを通り過ぎてすぐのところで立ち止まると左折する


▲左に曲がったところ


▲あとは真っ直ぐ行くだけ




▲左に煙突がみえてくる








▲到着


下足箱に靴を入れて左側の扉を開けると、すっきりした縦長の空間になっている。左にあるのは印象的な薄緑色のソファーで、右側に受付。
座るのは60代後半から70代前半ぐらいの女性でしっかりした対応だった。
のれんの色が区分けされてなかったので青色が男湯と思い込んで右側に行こうとしたら注意された。左が男湯で、右が女湯だった。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲こんな感じで両方とも同じ色。文字で色分けしてるけど、これだとパッと見分かりにくい


のれんをくぐると、ふつうのスペースの脱衣場で、脱衣場の時点でけっこう人がいるなという印象だった。
ロッカーは手前側にあって、奥左側に洗面台。洗面台の鏡に向かってブツブツ独り言を言ってる30代ぐらいの入浴客がいた。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


浴室の扉を開けると、まず目に付くのが真っ黒に染まった床だ。黒湯で染み込んでしまったのだろう。
入り口のすぐ手前右側に水風呂があるのだが、それが“かつては黒湯(冷鉱泉)”だったのだが、今回訪れると白濁のお湯に変わっていたからビックリ! 黒湯は枯れてしまったのだろうか…。
左に目を向けると、真ん中手前に立ちシャワーがあり、左奥にサウナ。
レイアウトはほかの銭湯と同様に真ん中に島カランが並び、左右の壁にもカランが並ぶ。奥の壁沿いには浴槽。
浴槽は3つに分かれている。
右側が“元黒湯”の温泉で、やはりここも壁の側面が真っ黒なのだが、今は薄茶色が少し入ってる程度のほぼ白濁だった。深浴槽で3人ほどが入る小さなスペース。温泉の成分はナトリウムー塩化物ー炭酸水素塩冷鉱泉と表記されていたが、今はその成分が変わってるかもしれない。
温度は43℃ほど。
真ん中は主浴槽で、右に電気風呂があり、バイブラが続く。白湯で温度は42℃ほどか。
最後の左端は座湯で、こちらは深浴槽。温度は真ん中と同じ42℃ほどだ。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


壁絵はペンキ絵がないものの、下の部分がタイル絵になっており、水中の中で植物が根をはり、水面の上で葉を咲かせている情景が描かれていた。その水中の中で鯉が泳いでいる。


客層はほぼ高齢者だが、若い人もちらほらいた。この手の古い銭湯はたいてい高齢者ばかりなので意外だった。


はじめてここを来たときは鉄臭のする濃厚な黒湯に感動したものだが、今はすっかり脱色されており、こういうこともあるのかと少し寂しい気持ちになった。
ただ、お客さんの活気はまったく失われておらず、地元の人たちにとって黒湯であろうとなかろうと大切な場所であることに変わりはないだろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 鶴見市場
経路 海方面に歩く
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 かなり古い建物
壁画・眺望 タイル絵
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 水風呂、座湯、バイブラ、電気風呂、温泉
サウナ あり
温度 42~44℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 70代の女性と80代の男性
客層 高齢者中心


【案内】
住所
〒230-0031 
横浜市鶴見区平安町1-70

電話
045-502-4126

営業時間
15:00〜22:00

定休日
不定休

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

巣鴨湯(東京・庚申塚)

2022-03-12 07:13:00 | 銭湯
#巣鴨湯
2022年3月3日から休業
(再開未定)






都電荒川線
#庚申塚駅
▲こうしんづか駅。ここはおばあちゃんの原宿と呼ばれる巣鴨の近くだ

▲巣鴨商店街のちょうど終わりあたりに位置する


▲駅の中に、なんと和菓子屋さんがある


▲駅を降りて


▲右の踏み切りをわたる




▲十字路の奥に巣鴨商店街がみえるが、ここで右折


▲曲がったところ


▲そのまま歩くと




▲左に巣鴨湯がみえてくる








▲到着


開店時間ピッタリにシャッターが開くと、開き終わらないうちに人がどんどん入っていく。
下足箱のスペースはやや狭く、人がハケるまで待って中に入った。
手前のところに靴を入れようとしたところ、なぜかほかの靴箱は空いているのに自分の近くに入れようと待っている人がいた。常連客の中には入れる靴箱が決まっている人もいるようだ。


奥に進むと、右手前に受付があり、奥にロビーがある。そのロビーの横には、鉄道模型が並んでいた。おそらく店主の趣味なのだろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用






▲こちらはロビー


受付に座るのは、60~70代ぐらいの女性。貸しタオルをお願いすると、フェイスタオルが50円でバスタオルが100円、サウナは300円でタオルセットが付くと案内された。今回はフェイスタオルのみを頼んだので、合計で530円だった。
下足箱の鍵を渡すように言われ、ロッカーの鍵と交換する。


のれんをくぐると、玄関とは異なりかなり広めの脱衣場だった。
古いところだけれども、清潔感と80年代頃の感性が今も息づいていた。
左側にはサウナ専用の縦長のロッカーが並び、右側には通常のロッカーがある。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉をあけると、浴室もかなり広くて驚いた。マンション銭湯として考えるとかなり広めだ。
手前左側に立ちシャワーが2つと壁面にステンドグラス風の絵があって、それがここで唯一の装飾だった。


真ん中には島カランが2つ。といっても右側が手前にあって、左側が奥にあるという交差した配置だった。
左右の壁にあるカランは、手前から奥まで続く。
シャワーは全部勢いがあって使いやすかった。鏡はストライプの入ったもので、かなり時代を感じさせるデザインだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


立ちシャワーの奥にサウナがあり、中をのぞくと8人ほどが入れるスペースだ。
浴槽は奥にあって、L字型をしている。
前側のところは半円形の形状になっていて、いちばん手前が水風呂。バイブラ仕様なのでてっきり湯船かと思って足を突っ込んだら冷たくてのけぞった。水温は20℃前後ぐらいとそんなに冷たくない。
その隣がぬる湯で、40℃程度だったと思う。水風呂もぬる湯も、ともに2人ずつ入れる広さだった。
奥にあるのが主浴槽で、右側が寝湯。ジェットはふたつあるうちの片方しか稼働していなかった。
その後ろに赤外線とバイブラ。さらに左となりがショルダージェット。次の左をみるとボディジェットがある。
いちばん左は深浴槽になっていて、そこもボディジェットだった。
温度は45℃ぐらい。かなり熱いと感じたが、これぐらいあると冬はちょうどいいし、気持ちいい。


客層はほぼ高齢者で占められていたが、一部若い人もいた。
ここは2022年3月3日まで営業して、そのあとは改修工事に入るという。ただ、コロナ渦ということでいつ再開するかは未定とかかれてあった。
どれくらいの規模で改修するのか分からないが、コロナ渦を見据えてるとなると、おそらくバックヤードの交換程度にとどまるのかもしれない。巣鴨という立地ながら入浴客に若者が多く、ここをデザイナーズ銭湯に変えたらそこそこお客さんが来るのではないかと感じた。



【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 庚申塚、巣鴨
経路 すぐ近く
周辺の環境 住宅、フルーツ屋さん

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 ステンドグラス風の絵
統一感 あり
置物 鉄道模型
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれいで広い
シャワーの出 かなり勢いがある
浴槽の種類 水風呂、ぬる湯、寝湯、赤外線、バイブラ、ショルダージェット、ボディジェット
サウナ あり
温度 40~45℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(50円)
備え付け あり

◆人
受付 60代の女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒170-0002
豊島区巣鴨4−13−9

電話番号
03-3917-5773

アクセス
都電荒川線「庚申塚」駅下車、徒歩1分

休日
金曜

営業時間
16:00−24:30
日曜15:00~

※東京銭湯ホームページ転載

銀座といえば、アンテナショップ

2022-03-10 06:21:00 | 日記







銀座といえば高級ブティックのイメージで語られがちですが、最近はユニクロやワークマン女子が進出するなど、少しずつ様相を変えつつあります。
そんな銀座で有名なのがアンテナショップです。
アンテナショップとは、各地方の物産や名物を取り扱って販売し、売り上げの動向を調査するお店です。
銀座はなにが売れるのか探るための好立地場所というわけです。

そのアンテナショップの聖地と呼べるのがこちら。東京交通会館です。


戦後は闇市が広がっていた場所だったのですが、東京オリンピックを控えて再開発されました。その象徴的な建物がこちらになるそうです。
有楽町駅の東口から出てすぐ目の前にあります


各地の物産品を扱うお店が軒を連ねています





有楽町駅のすぐ真横です



最初に向かうのは北海道どさんこプラザ。日本全国のアンテナショップの中で一番の売上を誇るお店なんだそうです



ここはいつ来てもすごい混雑しています



北海道といえば乳製品



美味しそうなチーズが沢山ありました。
この時はスープカレーをやたらと推していました


 
定番の白い恋人もあります



ソフトクリームもお馴染みですよね



お次は大阪百貨店



大阪ゆうたらな、ソースやな



ジョーク商品も目白押しです


輪ゴムのパッケージをしてるけど、アメちゃんです


いかにもヴィレヴァンで売ってそうなアイテム



チョコレートもプッシュしてました



謎の「呼吸チョコ」



秋田ふるさと館になります



秋田こまち。美人で有名なところです



お酒もたくさん扱ってあります



日本酒のゼリー。面白いです



秋田県をモチーフにした商品。いぶりがっこ関連もすごく多かったです



「んだんだ」って秋田弁だったんですね



大分おんせん座。温泉で有名なので、なんと足湯ができるコーナーがありました


若い女性店員さんが積極的に話しかけたくれて、「私まだここで働いて9日目なんですよ」と言ってました。
温泉関連の商品が多かったです。



わかやま紀州館。和歌山といえば柑橘類にパンダ




 
冷凍みかん懐かしい



かげろうというのが有名なんだそうです



兵庫わくわく館



こちらは11年間の歴史に幕を閉じるそうです。べつのアンテナショップが入るのでしょうか?



玉ねぎ関連商品が目に付きました



有名な揖保乃糸。兵庫県とは知りませんでした


THE博多。県じゃなくて区のアンテナショップは珍しいです



ロシア料理ボルシチ。とされてますが、じつはウクライナ料理らしいです。ロシアとウクライナがいかに親戚同士の国なのか分かりますね



ホワイトデーのはじまりは、福岡市博多区にある石村萬盛堂が起源なんだとか。マシュマロを売るお店です。
当初はバレンタインのお返しにマシュマロデーと名付けたそうだったのですが、ほとんど広まらず。そこでマシュマロの白から連想してホワイトデーに変えたところ爆発的な人気に。ネーミングセンスがいかに大切なのかを教えてくれる事例だと思います。この風習はホワイトデーという言葉とともに、中国や韓国、台湾まで広がりました


博多といえば棒ラーメンやとんこつラーメン


もちろん明太子もあります


チロリアン。福岡にある千鳥屋が販売している中にクリームを入れたお菓子です


つぎは外に飛び出します


左にある東京交通会館を出て、今度は東京駅方面へと歩きます




沖縄の物産を扱う「わしたショップ」です



ここも大人気でした



地酒のオリオンビール



黒糖



定番のちんすこう。個人的にはあまり美味しいとは思わないお菓子ですが…


沖縄限定のハイチュウ(パイナップル味)なども売ってました



その沖縄のお隣にあるのが高知





ミレービスケットが有名です



高知といえばカツオですよね





おかずしょうが。美味しそう


芋けんぴ。食べたことないです



土佐文旦



少し離れてところに茨城



すごくお洒落な作りになってました。茨城ってなにがあるの?と思ってましたが、色々ありました


豊富なスイーツが山積みです



飲食コーナーもありました。入り口横にはカフェも併設されてあります





茨城といえば納豆。こちらは納豆せんべい。どこかふなっしーのようなキャラクターがあしらわれています



さつまいもチップス。さつまいもは茨城の特産品だったんですね



さつまいもは美味しいので好きです

最後はおまけでロシア


銀座一丁目駅から歩いて5分ほどのところに昭和通りという大通りがあり、その郵便局のすぐ近くに赤の広場があります



行列ができていました。というのもニュースをみてご存知の方も多いかと思いますが、ロシアによるウクライナへの侵攻によって国内のロシアに対する嫌悪意識からか、このロシア産を売るお店の看板がなぎ倒されるというニュースが流れ、一躍有名な場所になって以来、多くの人が集まるようになりました。メディアの力をまざまざとみせつけられる出来事でした



記念写真を撮る人がたくさんいました



皆様へのお願いと題して、早い平和が訪れること、政治的なインタビューは受けない旨が書かれていました





店員さんは経営者がウクライナ人で、ロシア人の女性などが働いています。
だいたいお菓子がメインでしたが、ロシアの郷土料理なども置かれてました


こんな感じで、全部紹介しきれなくて、他にも山形や広島、石川など色んなお店がありました。
いまはコロナ渦で旅行もままならないのですが、こうした銀座のアンテナショップで全国津々浦々の名産品を楽しむのもいいかもしれません












千年温泉(川崎・武蔵新城)

2022-03-05 07:41:00 | 銭湯
#千年温泉







JR南武線
#武蔵新城駅
▲南武線の武蔵新城駅。この近辺には銭湯が多い


▲場所はこんなところ





▲出口の階段を降りて




▲右にぐるっとまわり




▲改札口


▲横にある地図をみると、下の現在地から上の目的地まで進む


▲今ここで


▲せせらぎ遊歩道の右に行ったところだ


▲右の南口側にでる


▲南口に出たら、いったん右に進み


▲左のドトール方面へと歩く


▲ドトールを横切ってまっすぐ




▲ローソンを通り過ぎて






▲左に新城公園がみえてくる


▲細長い公園だ


▲公園の切れ目。その奥に遊歩道があるが、ここで右にまがる


▲右に向いて横断歩道を渡り


▲左斜めの道に進む(ピンクと白の建物の間の道)




▲すると千年温泉が右手にみえてくる






▲左側には、セブンイレブンに隣接した場所に契約した駐車場がある


▲これが目印


▲2022年3月5日に、先着100名さまにタオルがもらえるというイベント。
スーパー銭湯のアイドルこと純烈とサッカーチームであるフロンターレのコラボ。とりあえず銭湯と川崎に関連するものを組み合わせたという感じか


▲到着


こちらは千年と書いて「ちとせ」と読む。初見の人は勘違いして「せんねん」と読んでしまうだろう。
この千年温泉は2018年にデザイナーズ銭湯にリニューアルしたところで、川崎でこの手の銭湯は珍しい。だいたい関東だとデザイナーズといったら東京と相場が決まっている。
入る前から沢山の人が吸い込まれていって、めちゃくちゃ人気の銭湯であることが分かった。
まず驚いたのは、ABCの歌を歌いながら小学2、3年生ぐらいの女の子たちが友達と仲良く入って行ったことだ。普段はくたびれた高齢者ばかりを見ているので、そのあどけなさがまぶしかった。入り口では30代半ばぐらいの奥様たちが井戸端会議を開いていた。
こんな感じで川崎は地域の人たちと銭湯の結びつきを強く感じさせる。


入り口に入ると、下足箱は木札。デザイナーズになると大抵はコインリターン式になるが、ここは脱衣場のロッカーも通常の鍵だったので簡単でいい。
左の扉を抜けて中に入ると、まず目につくのは奥に続くロビーで、とにかく人がいっぱいだった。飲食スペースなので、みんな湯上がりの軽食を楽しんでいる様子が伺えた。
左手前には券売機があり、一つは現金しか扱えないけど、もうひとつはSuicaが使えるものだった。気づくのが遅くて、その時は現金を崩してしまった。
チケットの種類は沢山あって、一見さんだと少し迷ってしまう。
貸しタオルはタオルセットか、バスタオルで、フェイスタオルのみだと購入(200円)する必要がある。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページホームページ引用


受付は券売機の隣にあり、座るのは70代ぐらいの女性。チケットを差し出すと、すぐに出してくれた。
初めてきた人間と見抜かれたのか、すかさず「男湯は右です」と言われた。(券売機で迷っていたところを見られていたのかも)。
ということで、左が女湯で、右が男湯。
ここは上階もあって、そこでも飲食などができるところのようだ(イベントスペースも兼ねたところかもしれない)。


のれんをくぐると、やはりリニューアルしたとあって、とても綺麗だった。
ロッカーは縦に2列並び、右奥に鏡台があり、左には洗面台がある。
ロッカーはそれぞれ大きさが異なるので、持ち物の状況によりチョイスできるため便利。
面白いのは、カゴも使われていることだった。カゴがあるのは東京だとだいたい古い銭湯がほとんどだが、川崎はどこに行っても見られる。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページホームページ引用


浴室の扉をあけると、作りは少々変わっていた。目の前にあるのが立ちシャワーで、その奥に掛けてカランが横列に並ぶ。
右側は手前が水風呂で、その横にサウナ。左側には、浴槽が間仕切り側に配置されていた。



出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページホームページ引用


水風呂は3~4人が入れるスペースで、温度計は17.2℃ほどを示していた。サウナはのぞいた限りだと、8人前後あたりだろうか。
カランはスーパー銭湯同様にハンドシャワーで、時間の経過とともに止まるタイプ。パーティションはある場所とない場所に分かれていた。
お湯は軟水なので、滑らかな使い心地。残念ながら備え付けはなかった。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページホームページ引用


浴槽を見ると3つに分かれている。
手前がジェット関連で、座湯が2つと、左奥にボディジェットがある。最新式の濁らないジャクジーなので、最初は出ているのが分からず、ボタンを探してしまった。今のジェットはすごい。
奥の真ん中が高濃度炭酸泉。この手の銭湯だと炭酸をケチってるところが多いのだが、ここはしっかりと濃度が確保されていた。
広さもあって、詰めれば6人ぐらいは入れる広さ。
最後の奥がシルク風呂で、微細泡で白く濁ったものだ。こちらは4人ほどの広さだった。
温度は、ジャクジーが40.9℃。炭酸泉が、38.9℃。シルク風呂は温度計を確認し忘れてしまったが、たぶん41℃ほど。みんなが入れる温度だ。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページホームページ引用


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページホームページ引用
▲こちらは女湯側


そしてお約束の露天風呂。ここもちゃんと用意されてある。
浴室奥の二重扉を抜けると、左に浴槽がある。
黒湯(アルカリ性重曹泉)でものすごく濃厚だった。手を水面ギリギリまで近づけないと手のシルエットが浮かび上がってこないほどで、その重厚さにビックリした。艶やかな黒色をたたえ、泉質の高さが伺える。温度は42℃ほど。
真ん中は電気風呂で、かなり刺激が弱い。正直、真ん中に作るのはどうなんだろうと思った。
湯船のところは東屋(あずまや)になっていて、周りは石庭で彩られている。和風を強く意識した空間だ。
外気浴ができる椅子も用意されていたので、冷たい空気が火照った体をすぐに冷やしてくれて気持ちいい


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページホームページ引用


壁絵は、真ん中に富士山のペンキ絵。通常は奥に飾られてあるが、ここは正面に掲げられている。
間仕切り壁は、豆タイル(モザイク画)で葛飾北斎の神奈川沖浪裏を表現していた。ちなみに、テーマは大正ロマンなんだとか。


客層は、とにかく年齢層の幅が広い。小さい子どもから若者、中年、高齢者。さらには、入れ墨を入れた人も多数。そういう人たちでごった返していて賑やか。


川崎は東京の下町と比べても非常に地域密着型が多く、ここもそんな川崎らしさが見られるところだった。
リニューアルしてとても綺麗であるのと、自宅の浴室では真似できない高度な設備が目白押しだったので、しばらくはこの地域での繁栄が約束された銭湯だろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 武蔵新城
経路 南下する
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 家屋風
壁画・眺望 富士山、神奈川沖浪裏
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 座湯、ボディジェット、高濃度炭酸泉、シルク風呂、水風呂、露天風呂(黒湯)
サウナ あり
温度 42~39℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(フェイスタオルのみの場合は200円)
備え付け なし

◆人
受付 70代の女性
客層 多彩


【案内】
住所
〒213-0021 
川崎市高津区千年新町20-4

電話
044-766-6240

営業時間
【平日14:00〜24:00】 【土日祝日11:00〜23:00】

定休日
毎週金曜日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

渋谷駅前のロシア反戦デモ

2022-03-03 06:49:00 | 日記






ロシアがウクライナに侵攻したことを受けて、反戦デモが渋谷駅前で行われました。
一般市民はもとよりちいさな子どもまで殺害されているウクライナの状況を見ると、反対の声が世界中でわき起こるのは当然のことでしょう


デモに近づくと肩車をしていたお父さんが取材をうけていました




 
デモの開始は13時を予定していましたが、15分ぐらい前からかなりの人が集まるようになってきました



報道陣の壁が取り囲み



国旗を身にまとう在日ウクライナ人たち



ちいさな子どもたちも参加しております







もはやコロナ渦のソーシャルディスタンスは考慮されてません。報道でもコロナの話題がほとんど消えてしまいました




時間の経過とともに、取り囲む人がどんどん増えていきました



ウクライナ人はやはり背の高い人が多かったです





外から中をのぞく若い外国人



時間になると国旗がはためき、主催者による説明や戦争反対のシュプレヒコールが聞こえはじめました



いろんな人たちが撮影しています



報道によると飛び入り参加の人たちもたくさんいたようです





取材を受けるウクライナ人女性






国歌が流されます



国連の旗をもつ人や


こちらはおそらくスウェーデンの女性と思われる人が「スウェーデンと連帯します」という言葉の看板をもっていました



撮影のスタンバイを待つ男性



こちらの男性はビラを配っていました



どんどん人が集まってきて、交通整理をはじめる関係者もいました










高いところにのぼって撮影する人たちもたくさんいます











子どもを撮影するメディアの男性


いつの時代も子どもは平和の象徴です


デモが行われたニュースが流れると、インターネットのコメントでは「デモが果たして効果があるのか?」といった疑問が投げかけられていました。
たしかに、デモによって戦争を直接阻止することは無理でしょう。ただこの気持ちを誰かに訴えたいというのは人として当然の気持ちではないかと思います。
また、ニュースを通して人々の思いがメディアを通して伝わります。
インターネットでもSNSでも、そうした小さな一歩のつみかさねが共感の潮流を生み出し、社会の方向性を変えるのではないでしょうか。

戦争は、お互いに正義があると思いこんでいるからこそ起きる衝突です。これは個人の争いでも通じるものがありますが、暴力によって自分の考えを相手に従わせようとする行為はいつの時代も許されません。
またこうした反戦運動は、ウクライナのためだけではなくロシア国民のためでもあります。なぜなら、ロシア人も加害者の立場として苦しむからです。

是両者のためにも、はやい平和が訪れることを願ってやみません。