銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

こんこん靴市

2024-11-06 08:21:00 | 日記



2024年のゴールデンウイークのお出かけは、こんこん靴市に行ってきた。
開催場所は玉姫稲荷神社で、浅草のドヤ街の近くにある。
土地勘のない人だと分かりづらい場所だろう。


▲写真で示すとこの付近

▲イトーヨーカ堂発祥店があった場所だ。銭湯でいうと湯どんぶり栄湯から歩いて7分。南西に10分ほど歩くと風俗街である吉原がある


春と秋の一年に2回、格安で靴を販売するお祭りが玉姫稲荷神社で行われる。
2024年の春は、4/27~4/28に開催され、28日に訪れた。
次回は、2024年11月16日(土)と11月17日(日)の予定である。

玉姫稲荷神社に近づくと

▲外でもこのように靴が並べられてあった

▲倉庫の中でも販売してる

▲靴だけかと思いきや、ネクタイやバック、小物関連も売られていた


▲原則的に皮製品に関係するものならなんでも売っている。とはいえ、やはり靴が中心だ



▲中に入ると外と同じようにテントが張られ、全体的に女性向けの商品が多いと感じた

▲くじ引きもやっており

▲境内の奥に進むと

▲靴の御神輿

▲日本最大の靴御神輿らしい。というか、靴の御神輿なんて他にないだろう

▲シンデレラの靴まである



玉姫稲荷神社は、名前のとおり女性の神様が奉られているが、靴の神社でもある。台東区は靴産業が盛んなので、ついでに靴の神社にもさせられたのだろう。
靴が普及したのは明治以降だから都合よく昔から靴の神社だったなんてあり得ない。と、こうして書くとバチが当たりそうだけれども。


問屋や製造メーカーなどが出店し、広告では6~8割引きをうたっている。ただ実際に眺めて見ると、そこまで値引きしてるかどうかは疑問だ。
ほとんどの商品は生まれて初めてみるブランドばかりだった。

▲一応、有名ブランドを扱うお店もある

▲奇抜なデザインや、これって90年代の物なんじゃないの?と思うような古めかしいものもあった。デッドストックを出してきた可能性は十分あるだろう。尖ったものが好きな人には刺さるだろうが、一般的に敬遠されるものが多い。
値段は、おおよそ8000円前後が多く、元値が分からないけど、6~8割引きはやはり大げさと感じた


▲ゴアテックスの革靴などもあった。有名ブランドじゃないけど堅実な作りにみえる。そして、それらはやはり正当な値段がつけられていた。安物を買うということはどこかで納得できる妥協点をみつけることであり、その妥協を探ることが安売り市で買い物をする楽しみ方の一つではないかと思う





















萩の湯(名古屋・黒川)

2024-11-02 07:37:00 | 銭湯
#萩の湯




名古屋市営地下鉄名城線
#黒川駅
▲黒川駅。名古屋城の北東にある


▲改札口

▲4番出口をめざす


▲地上にでたところ

▲今回はバスで行く。バス停は目の前の場合もあるが、今回は郵便局前のバス停(生涯学習C前)に乗った

▲外に出たら左に進み

▲ここで立ち止まり

▲左折する


▲そのまま高速道路に沿って歩くと

▲右側にバス停がある

▲黒川郵便局の目の前だ

そしてバスに揺られて

▲城北小学校で降りる

▲そのまま来た方に歩くと、「サウナはぎのゆ」の文字がみえる

▲さらに奥に萩の湯がある


▲さらに奥にも駐車場があった


▲到着


入り口を抜けると、アロマの匂いが漂っていた。目の前には券売機があるが、この時は「不調のため受付でお支払いください」と書いてあった。
券売機の下には自販機の飲み物を補充するダンボールがそのまま放置されていて、やや雑然とした雰囲気。
すぐ左に下駄箱があり、黒い木製だが蓋はプラスチックになってる。通常だと左右に開けるが、ここは上にあげる。奥行きは問題ないが縦幅がまったくないので、厚底靴の人だと引っかかるかもしれない。 


奥に進むと右側にフロントがあり、座るのは20代前半ぐらいの若い女性。豊富な黒髪で、今時らしくマニキュアもしている。
貸しタオルをお願いすると、「サウナはどうしますか?」と聞かれた。「サウナはいくらですか?」と質問で返すと100円だという。
先ほどの駐車場の看板には大きくサウナと書かれてあったので、ここの看板施設だと思うのだが、ずいぶんリーズナブルである。しかもサウナ用タオルがついてくる。


フロントの奥には壁沿いに椅子が並んでいたが、ここはそれほど力を入れた感じではなかった。
左に脱衣場に進む通路があり、その突き当たりの左が男湯で、右が女湯。


出典:あいち銭湯ホームページ引用


脱衣場に入ると、BGMが流れているが、自分が入ったときは平井堅が歌う「大きな古時計」が聞こえてきた。
入り口の目の前に月極のロッカーと、その対面に狭いドレッサーがある。ドライヤーは「投げるように置く人がいますが壊れるのでやめてください」との注意書きがあった。これだけでなんとなく、ここはやんちゃな人が多いんだろうなという印象をもった。
右へと進むとロッカーは向かって左側に並び、それが縦に三列ほどあった。
このロッカーは鍵がクセ者で、一度ロックをかけたあとに押してもなかなか解除されなかった。
右側には赤ちゃん用のベッドがあり、壁沿いには木製の椅子に白いクッションが備え付けられてある。公共施設で見かけそうな作りだった。
トイレを使おうと思って奥の右側にある扉をあけようとしたら、一人用と書かれてある。トイレで一人用ってなんだ?といぶしがり、改めて見直すとスモーキングルームと書かれてあった。銭湯の室内に喫煙所があるのは初めて見た。ちなみにトイレは左にあった。


浴室の扉をあけると、すぐ左側に洗面台、右側に最初の浴槽がある。こちらは薬湯と主浴槽の組み合わせになっていて、手前の薬湯は2人用の小さなもの。温度は42℃ぐらいと普通の温度だった。


主浴槽のほうは少し熱めで、詰めれば8人は入れそう。白湯と書かれ、右奥の左右に電気風呂がある。
この浴槽の裏側にカランがあった。左の壁沿いも奥にかけてカランが並び、椅子ははじめから置かれていた。
シャワーの出は壁沿いはとても良かったが、主浴槽の裏側は微妙だった。さらにこのカランの裏側にも浴槽がある。
つまり浴室の右側は、浴槽→カラン→浴槽と並んでいる。
奥にある浴槽はジェット関連の湯船で、ハイパージェットのようなものと座湯のようなものが並ぶが、右奥の水まくらがあるところは壊れたままでなにも噴出していなかった。温度は壁に設置されたデジタル温度計では42℃と表示されていたが、自分の肌感覚だと44℃ぐらいはあった気がした。


出典:あいち銭湯ホームページ引用
▲写真はぜんぶ女湯の浴室


出典:あいち銭湯ホームページ引用


出典:あいち銭湯ホームページ引用


肝心のサウナはというと、浴室の左側に扉があり、そちらをあけると右にサウナ、左に水風呂がある。その間の壁沿いに外気浴の椅子が並んでいた。
水風呂は4人ぐらいが入れそうな大きさで、水温は冷たくなく20℃ぐらい。その横に尻敷きマットが置いてあった。


出典:あいち銭湯ホームページ引用


サウナの扉を開けると先客が1名おり、全身に入れ墨の入った年配者だった。
恐縮しながら隣に座ると、珍しい客だからかあからさまに長く観察された。こちらは気がつかないフリをしてうつむき加減でじっと座っていた。
その先客がまもなく「あちぃ」と言って出て行いき、ホッとしたのも束の間、今度はべつの若い人が入ってきたのだが、この人も両肩に入れ墨が入っている。
そしてこちらが奥にあるテレビをみていると、視野に入る場所に座って躊躇なく直視してきた。ここは一見さんがそんなに珍しいのだろうか。
サウナの中は左側の雛壇に6人ぐらいが座れて、右側にもベンチが1つある。なので最大で8人ほどが座れそう。
温度はそこそこ熱く、すぐに汗が吹き出てきたがとても気持ち良かった。


出典:あいち銭湯ホームページ引用


客層はほとんど高齢者がメインだが、若い人も2人みかけた。その2人は両肩に和彫りの入れ墨がはいっていた。
客同士で会話がさかんに行われ、みんな顔見知りなのかもしれない。
室内は和風の装いであるが、むき出しの鉄筋が随所にあり、天井や梁を支えている。このちぐはぐな作りは奇妙だが面白い。
どことなくガテン系の人が多いのかなという印象で、そういった人たちにとっては居心地の良い銭湯なのかもしれない。一見さんは少々、洗礼を浴びる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 黒川
経路 バスで北上
周辺の環境 高速道路、消防署

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 なし
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 やや狭い
脱衣所 広くて休憩所になる
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 薬湯、電気風呂、ジェット、水風呂
サウナ あり
温度 42~44℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(20円)
備え付け なし

◆人
受付 20代前半の女性
客層 高齢者や若い人


【案内】

営業時間
14:30~24:30・日曜8:00~24:00

定休日
水曜日

電話番号
052-981-4456

住所
〒462-0026
愛知県名古屋市北区萩野通2-6

※あいち銭湯ホームページ転載