音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

アベノミクス と ヘッジ・ファンド

2013年07月02日 | 裏読み 政治・経済
<アベノミクス>で景気が好転しているように「見える」のは株式市場の影響が大きい。

この株式市場も乱高下を繰り返して、肝心の一般投資家は参入する機会がないばかりか、損失を積み重ねている。

現在の市場で儲けているのはヘッジ・ファンド(機関投資家)と大企業だ。

選挙のたびに株価は上昇し、その後速やかに下落してヘッジ・ファンドが売り浴びせて売り抜けている。

この繰り返しなので、儲かっているのは海外ヘッジ・ファンドだ。

国内の一般投資家は市場に参入する機会さえない。

来るべき参議院選挙でも、ジワジワと株価上昇が続き、選挙終了とともに、ヘッジファンドの売り抜けの為に、売り浴びせによる暴落があるものと予想される。

いずれにせよ、株式市場の乱高下は実体の無いバブルなので、それによって景気が好転するとは考えにくい。

気分だけで景気が回復するほど単純なものではない。

一般家庭の諸経費の値上げを上回る給与の上昇があって初めて内需も始動するだろう。

好景気自体が市場のバブルで作り出されたものであれば、内部留保に回すのが安全策と考えるのが常識だろう。

一般家庭では値上げが直撃するので、なおさら内需は停滞する。

常識的に見て、アベノミクスは実体のない経済政策といっていいだろう。

つまり「砂上の楼閣」だ。

安部総理の言葉がいつまで国民を騙し続けられるか。

そろそろ結果は見えてきているようだ。


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