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ブログ版 シュプリッターエコー

また間抜けな役の麻生さん―オバマ核廃絶演説

2009-04-06 23:55:00 | セイジ
 オバマ大統領がヨーロッパを訪問中にプラハの市民の前で大きな演説をしました。
 核兵器の廃絶へ向けて強い決意を述べたのです。

 アメリカは核兵器を使ったただ一つの国として責任がある
 世界から核兵器をなくすためにリーダーシップをとっていく、と。

 政治に心を揺すられることは久しくなかったことですが、感動しました。
 いったん大統領が語ってしまえば、こんなに簡単に言えることだったのか、となにかしら拍子ぬけのような感じさえありますが、このひとことが語られるまで、60年以上もの年月がかかったのです。
 広島と長崎で21万人ものひとが殺されてから、なんと64年目です。

 ようやく歴史が方向転換を始めた、という思いがあります。

 それにしても、世界中の政府の中で、オバマ演説にいちばんびっくりしたのは、日本の麻生内閣だったでしょうね。
 核削減を口先では言うものの、実際はアメリカの核のカサをたのんで政権を保ってきた政府ですから。

 代々の日本政府が本気で核廃絶を訴え続けて、それがついにアメリカ大統領を動かした、というのなら、日本もなかなかカッコいいんですけどね。
 日本こそただ一つの核の犠牲になった国なのですから、ほんとうはそうしてしかるべきだったのです。

 でも、アメリカの顔色をうかがっているうちに、まただしぬかれて。
 こんどもまたアメリカのシリ馬に乗って、一転、核ハイゼツ、核ハイゼツ、って言い始めるんでしょう。

 麻生さんて、どこまでも間抜けな役回りが似合うひとですねえ、ホント。