しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

カミさま、オバマさま、カネモトさま―トラ大逆転

2009-04-07 22:50:00 | 阪神タイガース
 序盤戦を3-0でリードしながら、7回表に4-10とカープに大逆転されてしまったんですからねえ。
 ああ、もう、ダメだ、でしたよ、ほんとうに。
 あとはもうダ性で、テレビの前に寝そべって、ぼんやりと。
 放心ジョータイ。

 ところが、エッ。
 9回裏ツーアウトから鳥谷選手の適時打が出てあと1点。
 なおランナーは一塁、二塁。

 そこでバッターボックスは金本選手。

 ピッチャーはカープの守護神、永川。

 カウントも進んでツー・ツー。
 勝負の妙味も来ましたよオ、その五球目。

 スウィングに出て、ぐぐっとこらえたその判定や…。
 たぶん打率の平凡なチンタラ・バッターだったら、「回った」(三振)と宣告されているところを、そこは、やっぱり、日本の球界でいま最も厚い尊敬を受けている金本選手の貫録。
 危ういところでフォークを選んだと判定されて、ボール!
 さあ、来た、来た、来た、来た、来たア。

 普段の積み上げがこういうぎりぎりのところで出るんですから、コワいですよね。

 そして、フルカウントからの一閃は、ライト線へ痛烈なサヨナラ2点タイムリー。

 いやあ、驚天動地。
 「いやあ、興奮しました。最高に集中しました」と金本選手。


 真弓監督は正直ですねえ。
 「野球は怖いですねえ。何が起こるか、わかりませんねえ。ぼくが継投に失敗して、なんとかしてくれないかなあ、と思っていたんですが…。今夜は金本に頭を下げます」

 さすがにカープに10点目を入れられたときには球場をあとにするファンも出始めてましたねえ。
 しかし、途中で帰った人は、トラ・ファンをやめるまでコウカイしつづけるするでしょうね、天国へのぼってからも。

 テレビの前でヨロコビをかみしめながら、なんか、妙にそのことが気になって。

 それにしても、カミさま、オバマさま、カネモトさま。