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アメリカに気がねして一佐のクビ切った腰ぬけ防衛省

2008-10-03 23:14:57 | セイジ
 自衛隊の一等空佐の北住(きたずみ)英樹さんがクビ(懲戒免職)にされました。
 防衛秘密を読売新聞の記者にもらしたから、というのです。

 どういう秘密かといいますと、それがたいした秘密ではないんです。
 秘密だなんて言えないほどのシロモノです。
 中国の潜水艦が南シナ海の海中で火災を起こした、ただそれだけのことなのです。

 よその国の潜水艦の火事を新聞記者にもらしただけで自衛隊をクビになる、なんぼなんでも常識はずれの処分です。 
 中国艦火災のどこが日本の防衛秘密なのか、と記者たちも防衛省に問いただしましたが、防衛省も明確な返事をようしません。
 防衛省の増田次官は「(答えを)差しひかえたい」というばかりです。

 なぜこんなバカなことが起こるんだと思います?

 結局のところ、これはアメリカに気がねしての“いけにえ”だと考えるほかありません。
 中国潜水艦の事故情報はアメリカの国防省から送られてきたものです。
 アメリカ様からいただいたご情報がもれてしまった、それで、エライこっちゃとアワを食った防衛省が、アメリカ大統領様にカンニンしてくださいと這(は)いつくばる姿を示すために、一等空佐のクビを差し出したというわけです。
 北住さんはアメリカへの人身御供(ひとみごくう)にされたのです。

 なんてナサケない日本の防衛省の姿でしょう。
 番犬がご主人さまに叱(しか)られて、ハラを出すのと同じです。
 さすがに防衛省もそんな恥ずかしいことを公(おおやけ)の目にさらすことはできませんから、ワケのわからないことをモグモグ言って、逃げを打っているのです。

 もしアメリカで同じような新聞記者への“秘密ろうえい”が起こったとしても、せいぜい責任者のそれとわからないような穏やかな配置転換があるくらいでしょう。
 自衛隊の一等空佐がクビになったと伝えられて、アメリカはむしろ内心ビックリしたと思いますよ。
 日本の防衛省の忠犬ぶりにニンマリもしたでしょうけど。
 バカなやつらだ、とハラの中では笑いながら。

 日本の自民党政府はなんでこんなにまで主体性がないんです?
 首相の麻生さんは「強い日本」をつくると言っておられますが、民族の誇り、人間としての誇りを捨てて、アメリカに這いつくばるような腰ぬけの政府では、強い国などつくれるわけがありません。
 言ってることとやってることが余りにも違います。

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