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ブログ版 シュプリッターエコー

菅さん、事実上の白旗

2011-07-10 19:00:00 | セイジ
 菅さんが原発を争点に国会解散はしない、と言い切ってしまいましたねえ。
 最後の切り札を自分から捨ててしまった。
 もう終わりですね。

 結局、松本復興相の任命が命取りになりました。
 あれで党内がバラバラになってしまって、もう解散・総選挙のエネルギーもなくなった。
 事実上の白旗ですね。

 しかし、電力会社の腐り方はもう救いようがないですね。
 今度は九州電力でしょう。
 原発の再開を九州の人々が望んでいるようにみせかけるため、下請けの会社の社員たちに大量の賛成メールを出させていた。
 九州電力はこういう手をこれまでも使ってきていたようですね。
 オクの手が今度ばかりはバレちゃった。

 社長や会長は、自分たちトップは知らなかったとシラをきっていますけど、代々使われてきたオクの手をいまさら知らなかったって言ったって、そりゃあ、信じるほうがバカでしょう。

 原発の建設・運営には自民党政権いらいの政府が巨額の補助金(結局は国民の税金)を出し続けてきてますねえ。
 原発が造られた地域の住民にも多額の金がばらまかれてきています。
 金まみれの原発事業ですからねえ。
 腐らないわけがない。
 気高い起業家精神とか、高い企業倫理とかからは一番遠いところにいる。

 そんな腐敗企業が世界で最も危険な核産業をやっているというこの皮肉。
 いったん事故が起こったらどうなるか、それはもう東京電力にいやというほど見せられている。

 しかし菅さんのあとの首相がだれがなっても、原発には今より甘くなるでしょう。
 原発災害のこの悲劇的な現状を見て、なおかつ原発を維持するなんて、ふつうの心で考えれば、これはもう狂気の沙汰(さた)ですけどねえ。
 狂気の沙汰へ復帰していくことになるでしょう。
 
 一千年後にはまた今回と同じような大津波が襲ってくるという計算ですが、そのころ日本という国はもう無いんと違います。

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