しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

落ち目の民主党―世論調査

2009-04-14 22:36:00 | セイジ
 NHKの世論調査で、民主党の人気の陰りがかなりはっきりと出てきました。
 小沢さんのカネの問題がひびいているのは明らかです。
 麻生さんの闇討ちは確かに汚いやりかたですが、だからといって、小沢さんのカネの問題がそれで軽くなるというわけではありません。
 
 鳩山さんは小沢さんが説明責任をきちんと果たせば、国民は理解してくれると語っていますが、甘い見方です。
 法的にはたいしたことではないにせよ、小沢さんが自民党の昔からの金権体質をむしろ濃厚に引き継いでいる政治家であることが、あらためて浮き彫りにされたのです。
 小沢さんを理想的な首相候補とみるひとはもう減っていくばかりでしょう。
 小沢さんが代表の地位に固執すればするほど、民主党が落ち目になるのは目に見えています。

 傷を小さくしたいなら、早く辞めなければなりません。

 それにしても、自民党と民主党の大連立を期待するひとがまだ大勢いるんですねえ。
 大連立になれば、小沢さんのあのようなカネの問題も裏に隠されたままでしょうし、麻生さんの闇討ちに疑問の声が高まるようなこともないでしょう。
 大連立になれば、戦後最大の巨大与党が生まれるわけで、超安定の権力を握った政権はもうやりたい放題です。
 一般の市民はますますバカを見ることになるでしょう。
 どうしてそんな結果が世論調査で出るのか、どうも不思議でなりません。

また見た! 金本伝説―3連続本塁打

2009-04-10 22:50:00 | 阪神タイガース
 きのう1日を間にはさんだだけで、また金本伝説です。
 今度は東京ドームです。
 対ジャイアンツ戦の第2打席、第3打席、第4打席にホームランが出たのです。
 どれもライトスタンドへ、まさしく突き刺さるライナーでした。

 驚きを通り越して、荘厳な気持ちになりました。
 とりはだが立ちました。
 涙がにじみでてきました。
 鬼神をまざまざと見るようでした。

 選手がホームランを打ちますと、球団の広報担当が選手の談話をとって、実況中継のアナウンサーや運動記者に伝えます。
 しかし今夜は、金本選手の精神集注がすごくて近寄ることさえはばかられ、試合中はとうとう談話がとれませんでした。
 広報担当もそばに行くのがこわかったのです。
 もう単なるプロ野球のゲームではありませんでした。

 しかし試合は5-6でタイガースは負けました。
 金本選手の偉業に驚愕(きょうがく)して、ナインのほうが金縛りにあったみたいで、もう、しっかりと打てないのです。
 ジャイアンツの選手たちも、青白い顔でこわばった表情になってましたが。

 しかし、こういうメモリアルな試合は、なんとしても勝って、金本選手に捧(ささ)げなければならんのです。
 男の意気というものです。
 それを…。
 3本目のホームランのあと、八回、九回とふがいない凡打を続けたバッターたちは、アタマを丸めてボウズになるべきです。

 ほんまに、あんたたち、キンタマあるんか!

金本伝説を見た夜―3打席連続本塁打

2009-04-08 23:35:00 | 阪神タイガース
 すさまじいですねえ。
 目の前で伝説がつくられていくんですから。
 金本選手が3打席連続ホームラン。
 あのデカい甲子園球場で。
 対カープ戦。

 一本目は右翼へ。
 二本目は右中間へ。
 三本目はポールぎわへ。

 4打席目もポールのわずか右へ惜しいファウルを放って。
 それでもその打席も右前へタイムリーを打って、この夜はタイガースの8得点のうち、7点までが金本選手のバット。

 小説でそんなストーリーを書いたら、夢みたいなことを、とみんなにセセラ笑われるのがオチですが、それを金本選手は現実に起こすんですから。
 ぼくらが生きているこの時間に、リアルタイムに。

 やがて伝説として語り継がれることを、まざまざとこの目で見る興奮。
 昨夜は大逆転のサヨナラ二塁打。
 今夜はこのホームラン・ラッシュ。
 
 おりしも桜は満開。
 そして満月。 

 偉大な選手です。

 ただ、ケガをしないことを祈るばかり。
 好事魔多しということわざもありますから。
 体に気をつけて、活躍を続けてください。
 あなたはみんなの宝物です。

カミさま、オバマさま、カネモトさま―トラ大逆転

2009-04-07 22:50:00 | 阪神タイガース
 序盤戦を3-0でリードしながら、7回表に4-10とカープに大逆転されてしまったんですからねえ。
 ああ、もう、ダメだ、でしたよ、ほんとうに。
 あとはもうダ性で、テレビの前に寝そべって、ぼんやりと。
 放心ジョータイ。

 ところが、エッ。
 9回裏ツーアウトから鳥谷選手の適時打が出てあと1点。
 なおランナーは一塁、二塁。

 そこでバッターボックスは金本選手。

 ピッチャーはカープの守護神、永川。

 カウントも進んでツー・ツー。
 勝負の妙味も来ましたよオ、その五球目。

 スウィングに出て、ぐぐっとこらえたその判定や…。
 たぶん打率の平凡なチンタラ・バッターだったら、「回った」(三振)と宣告されているところを、そこは、やっぱり、日本の球界でいま最も厚い尊敬を受けている金本選手の貫録。
 危ういところでフォークを選んだと判定されて、ボール!
 さあ、来た、来た、来た、来た、来たア。

 普段の積み上げがこういうぎりぎりのところで出るんですから、コワいですよね。

 そして、フルカウントからの一閃は、ライト線へ痛烈なサヨナラ2点タイムリー。

 いやあ、驚天動地。
 「いやあ、興奮しました。最高に集中しました」と金本選手。


 真弓監督は正直ですねえ。
 「野球は怖いですねえ。何が起こるか、わかりませんねえ。ぼくが継投に失敗して、なんとかしてくれないかなあ、と思っていたんですが…。今夜は金本に頭を下げます」

 さすがにカープに10点目を入れられたときには球場をあとにするファンも出始めてましたねえ。
 しかし、途中で帰った人は、トラ・ファンをやめるまでコウカイしつづけるするでしょうね、天国へのぼってからも。

 テレビの前でヨロコビをかみしめながら、なんか、妙にそのことが気になって。

 それにしても、カミさま、オバマさま、カネモトさま。

また間抜けな役の麻生さん―オバマ核廃絶演説

2009-04-06 23:55:00 | セイジ
 オバマ大統領がヨーロッパを訪問中にプラハの市民の前で大きな演説をしました。
 核兵器の廃絶へ向けて強い決意を述べたのです。

 アメリカは核兵器を使ったただ一つの国として責任がある
 世界から核兵器をなくすためにリーダーシップをとっていく、と。

 政治に心を揺すられることは久しくなかったことですが、感動しました。
 いったん大統領が語ってしまえば、こんなに簡単に言えることだったのか、となにかしら拍子ぬけのような感じさえありますが、このひとことが語られるまで、60年以上もの年月がかかったのです。
 広島と長崎で21万人ものひとが殺されてから、なんと64年目です。

 ようやく歴史が方向転換を始めた、という思いがあります。

 それにしても、世界中の政府の中で、オバマ演説にいちばんびっくりしたのは、日本の麻生内閣だったでしょうね。
 核削減を口先では言うものの、実際はアメリカの核のカサをたのんで政権を保ってきた政府ですから。

 代々の日本政府が本気で核廃絶を訴え続けて、それがついにアメリカ大統領を動かした、というのなら、日本もなかなかカッコいいんですけどね。
 日本こそただ一つの核の犠牲になった国なのですから、ほんとうはそうしてしかるべきだったのです。

 でも、アメリカの顔色をうかがっているうちに、まただしぬかれて。
 こんどもまたアメリカのシリ馬に乗って、一転、核ハイゼツ、核ハイゼツ、って言い始めるんでしょう。

 麻生さんて、どこまでも間抜けな役回りが似合うひとですねえ、ホント。 

テポドン喜劇―物笑い、今度は北朝鮮

2009-04-05 22:22:00 | セイジ
 北朝鮮から打ち上げられたロケット(テポドン)は、威勢よく日本列島の上空を渡っていって、しかし途中で失速して、太平洋にポチャンと落ちて…。
 宇宙の軌道を回るはずだった通信衛星が、プクプクプクッ、と海の底へ沈んでいって…。
 世界をびっくりさせるはずだったのが、反対に世界に笑いを巻き起こして…。

 けれど、北朝鮮の国営テレビは、いつものあのソウチョウなものいいで、オゴソカに衛星は成功したと発表して…。
 おまけに、将軍サマをたたえる歌を宇宙でガンガン高鳴らせている、とまで付け足して…(しかし、迷惑なのは今ごろそれをガンガン聞かされている深海魚さんで)。

 そしてたぶん北朝鮮の国民の99.999…パーセントは大成功を政府のいうままウのみに信じて…。
 ワレラが国もこれで世界の一等国の中に入った(いや、もしかしたらもっとエラい超一等国)、と宇宙を見上げながら胸のなかをたかぶらせて…。

 幻想国家…。
 海の底にあるものを簡単に空の上に置き替えてしまうイダイなる幻想国家。
 すなわち、裸の王様国家。
 いやあ、超一流のハダカの王様。

 それにしても、二日にわたるテポドン喜劇…。
 きのうは日本がオオカミが来た騒動で物笑いのタネになって…。
 きょうは北朝鮮が海中衛星でもっと物笑いのタネになって…。

 しかし、まあ、なんですなあ、半世紀ばかり前には日本人も、あのソウチョウな大本営発表をオゴソカな顔でウのみに信じて、敗退に次ぐ敗退を重ねているのに、ワガ帝国軍は勝利に次ぐ勝利だと信じ続けて…。

 幻想国家。

 国家てえのは、タワイもないウソをついて、国民てえのはタワイもなくダマされちまうもんですなア、マッタク。

マンガ政府また醜態―オオカミが来た!

2009-04-04 22:09:00 | セイジ
 ほかで少々のミスをしても、まあ、大目に見ることはできるけれども、ここでミスをするようじゃ世界の物笑いのタネになるぞ、というような、そういうカンジンなところで麻生政府はミスをやっちゃうんですよねえ。

 北朝鮮がミサイルを発射した、って大あわてで公表して、それが誤認だとわかって、また大あわてで打ち消して。
 オオカミが来た!
 いや、ただのレーダーの影でした、スミマセン。

 スミマセン、スミマセン、どちらさまもスミマセン。
 ヒラあやまり。

 おとなのすることじゃない。
 幼児国家。

 高性能のレーダーやらイージス艦やら、税金をフンダンに使って最新設備で軍備を増やして、ところがそれを使う知性と感性と主体性は幼児なみ。

 物笑い。

 腰が落ち着きませんなあ。
 麻生さん。
 マンガ首相のマンガ政府の、マンガを地でいく醜態。

 マンガしか読まん首相っていうのは、やっぱあ、こんなもんですか。
 ダメですな。
 幼児政府。

真弓新監督が1勝

2009-04-03 22:51:00 | 阪神タイガース
 今シーズンの第1戦となる対ヤクルト戦を5-2で快勝しました。

 金本選手のホームランには、うならされる思いでした。
 関本選手のホームランには、ヤルなあと思いました。
 安藤投手の好投には、さすがと思いました。

 けれど最も印象に残ったのは、試合後の真弓新監督のインタビューでした。
 アナウンサーの質問に対する答え方が、じつに明晰(めいせき)で簡潔でした。
 頭のいい新監督だなあと思いました。

 今年のタイガースは明快なゲーム運びをするのではないでしょうか。
 楽しみがふえました。

小沢さんは辞めたほうがいい―西松問題

2009-04-01 22:48:00 | セイジ
 小沢さんはもう民主党の代表を辞めるほかないでしょうにね。
 麻生さんのやりかたは確かに汚いですが、やっぱり小沢さんと西松建設の関係は、市民の常識から見て、ほめられるものじゃないですからね。

 小沢さんにしてみれば、麻生さんの闇打ちにあったみたいで、そりゃあ、まあ、くやしいでしょうけど。

 同情は感じますが…。
 
 しかし、小沢さんが古い政治家の体質を引きずっているのは確かで、民主党が市民的政党に脱皮していくには、やはり小沢的体質をどこかで超えないとだめですからね。
 歴史の流れですね。

 こうなったら、早く辞めたほうがいいですね。
 民主党の人気も落ちる一方でしょうから。

 辞めさせることができなければ、それが民主党の限界でしょう。 
 小沢さんと無理心中をすることになりますよ。