社会科学上の不満

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オリンピック憲章に誓った柔道

2013-02-03 00:03:59 | 社会常識と教育
柔道のパワハラ問題が世間を騒がせている。しかし擁護派からは「柔道は武道だから、他のスポーツとは違う」との声が聞こえてくる。空手や剣道、拳法ならば分からなくもないが、柔道はオリンピック憲章を誓った「競技」である。柔道だけ例外とはいかない。
まして国際的な取り決めである、ある意味他の武道とは一線を画す、スポーツとなった。
オリンピック憲章は一種の国際法でもある、その法で禁止してある暴力や言動を武道だからと認めよ(大目に見よ)とは、日本は法治国家(先進国)ではないと宣言しているようなものだ。
他の武道でも暴力はあってはならないが、オリンピック憲章を誓った柔道では尚更である。
それでは強くなれないと言う方、他の金メダル獲得国(フランスなど)は、暴力を練習に用いているか?
スポーツに科学を反映させて強くなった。「日本は科学など理屈を言うな、根性だ」と言う旧日本軍の悪弊を引きずっている。しかし負けた軍隊である。あれだけ犠牲を出した敗戦から何も学んでいないと非難されても仕方がない。
その言い訳が「武道」だからである。
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