イスラム教の経典は、旧約聖書とコーランである。旧約聖書の世界が彼らのバック・ボーンである。しかしこの旧約聖書(BC1650年~BC1700年)より古い時代に神は居なかったのか?いやエジブト文明(BC4000年)やメソポタミアのシュメール文明(BC5000年)にも神は居た(宗教があった)ことが、発掘や科学調査で判明してきた。多神教の神々であった。この学術的事実を無視し、自分たちの宗教を押し付けるところに、原理主義者の問題がある。イスラム教だけではない、キリスト教にも原理主義者は多数存在する。
そして彼らは人類の文化遺産を焚書と言う形で喪失する。これこそ神に対する罪である。始祖鳥の化石は発見されると直に壊されることが多い。進化論を裏付けるからだ。このようなことをしても先進国の多くの国民は宗教的事実に疑問を持っている。
次第に考古学やその他の学問が宗教のウソを暴いていく。宗教には歴史があり教祖からこれまでの間、多くの後継者がウソでその宗教を色づけしてきた。そのウソが暴かれていく。教祖の教えは哲学的でもその弟子たちが迷信を持ち込み現在の宗教を作った。
モハメットのイスラムの教えと原理主義者の言い分や行動は明らかに相容れない。しかし宗教の旗を振ることで、自ら考えない愚かな多くの無教養な民が惑わされ妄信する。それが現在の姿である。これを打破するには、科学的な教育が必要である。哲学=数学(物理)=宗教としたのはアレストテレス(BC332年)であったが、我々はこの時代より精神的に進歩していないと言う事か?