歴史は民主的な軍隊の方を選ぶ

国民軍であるナポレオンの軍隊の方がプロの軍隊である他国の傭兵中心の軍隊より強かった。国王と将軍のみが作戦を立案する軍隊よりモルトケの参謀本部を有するドイツがナポレオンを降した。適材適所の飛び級で連合艦隊司令長官に就いた東郷平八郎と秋山真之参謀長がツアーと提督たちより強かった。最強と言われた大日本帝国の軍より最弱との評価だった米軍の方が強かった。勝利したと言う事だ。
共通する特徴は、より民主的な軍隊になってきている点だ。民主的と言う事はより現場で判断し決断できることだ。一々お伺いをたてずとも行動できる点にある。更に自軍が弱いと言う事で工夫し何でも利用する点だ。権威主義に陥った軍隊が負けている。そして戦略的な軍隊が最終的には勝っている。補給を軽視する軍隊が負けている。ベトナムでは米軍は軍隊として形をなしていなかった。兵に麻薬が蔓延していた。本国では反戦運動が盛んで国民が非協力的だった。命令も朝令暮改だった。
軍隊は正常であれば明らかに民主的な方が勝利している。歴史の検証で明らかになっている。